「怪説・世界のクワガタ」 第10回 ミヤマクワガタ (3)

A.CHIBA


Lucanus cervus laticornis DEYROLLE

[分布] トルコ
[サイズ] ♂ 40−60mm?

Anraiyadisrs ? TURKEY
5−Jury 1992 ♂ 43mm

この亜種も触角は6節だが、他種とは一見してカタチが違い幅が広く特徴があり区別は容易に出来る。大きさはそれほど大きくはならないようで見かけるのは40−50mm位が多い。なにしろこの辺の亜種はあまり見た事も無く、良く解からず種名は標本に付いている同定ラベルにしたがった。DIDIERの図にも本種は載っているのだが、図では触角のカタチが載せた標本とは違う様に見える。


Lucanus ibericus MOTSCHULSKY

[分布] トルコ・ブルガリア
[サイズ] ♂ 40−55mm?

Kresna BULGARIA
June 1983 ♂ 48mm

一見すると Lucanus cervus turcicus あたりの小型にも見える (turcicus として売られていた) のだが、触角のカタチに相異が有る。(同定した種名は違っている可能性も有り) L . cervus の亜種ではなく別種になっているが同じ系統だと思う。
(何しろ、亜種は良く解からず詳しい方情報有りましたら教えて下さい fwhz5092@mb.infoweb.ne.jpまで)


                                                                 [参考文献]
                                                                 世界のクワガタムシ科チェックリスト
                                                                 世界のクワガタムシ大図鑑
                                                                 LUCANIDES GLOBE R.DIDIER et E.SEGUY

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