クワ馬鹿創刊から1年経ったと言うことで、カブト馬鹿も何と 1年も連載したことになる。 良くもまぁこんな馬鹿馬鹿しい連載にみんなつきあって くれたものだと編集部の方々はもちろん、読者の方々には感謝の 気持ちでいっぱいであります。 今回は1年を振り返りそのまとめと、解りにくかった事やその後 私の気が変わったことなどによる補足(訂正?)をしよう。 1.落ち葉堆肥作り 今から思えばカラカラに乾燥させた落ち葉をもみほぐしてから 行えば良かった。 そうすれば、水分も早く吸い込み発酵も促進され、仮に発酵が 不十分でもカブトは食ってくれるはずだからである。 その後、読者にいろいろ寄せられた情報から、米屋の糠、すなわち 煎っていないやつを使い、釣りでエサとして使う粗挽きサナギ粉 を混ぜて発酵させると良く太ると言うことが解った。 当初のクヌギ落ち葉ほぼ100%の堆肥を食わせた結果は 結構いいようであるが、今のところサイズはせいぜい35グラムである。 まぁ、良しとしますか。 2.糞を食わす反則技 添加物を入れすぎなければよく食う。 入れすぎるとさすがに困る様で、しばらく潜っていかない。しかし 1週間ほど忘れてほったらかしにしていたら潜っていたからそれほど 心配する必要は無いかも知れない。 又、糞だけ最後まで食わしているとやはり栄養のバランスが悪いようで 骨格に対して中身の小さい、上羽根よりケツが小さいスカスカカブト が出来てしまった。 反則はやっても1回までにしてあげよう。 3.雌雄同定について オスの腹側に現れる「V字マーク」を見て判断するのだが、この「V」は 結構小さい。成熟してくっきりしても小さく、初心者には解りにくい。 しかし「V」は、どいつもこいつも同じ所に同じように現れるので なれてくると今頃の幼虫でも判断がつく様になる。 ![]() 今頃の幼虫は「V」までいかなく「v」ぐらいのやつが多く、中には 「v」の2つの先端が薄く切れ長になっていてかろうじて「V」を形成 しているやつが居る。 それから、滅多に脱糞しないから、ケツ持って開いても大丈夫です。 (もし脱糞されても苦情は受け付けません) 4.ペットボトルの活用 3齢初期まではペットボトルを横にして、底になる部分の面積を増やして 飼育してやると数が減らない。 ある程度育ったら2リットルのペットボトルなら4頭は入れても大丈夫で、 (私はこの前気が付かず10頭入れていた)その方がエサ交換が楽になる。 2リットルのペットボトルがたくさんある場合は、最初からこちらに 小分けして飼育しても良いだろう。 それから、蛹化が間近なやつを配る場合、2リットルのペットボトルに 2頭入れるとエサも食わずに蛹化してしまいエサが無駄だから、やや小さい 丸いペットボトルにでもエサなどは絶対入れず、糞でもつぶして入れてやろう。 これで十分だ。 5.ワンカップ人工蛹室 人工蛹室が大きくカブトが横に寝そべってしまい失敗したと言う話しを 何件か聞いた。 思ったより本当の蛹室は小さいので、気を付ける必要がある。 カブトは蛹化不全で死ぬケースがほとんどで、羽化は結構どこでも 平気だから、蛹を移す場合はそれほど神経質にならなくても良いだろう。 蛹の入ったワンカップを並べておくと結構綺麗な気がするのは 私だけだろうか? ![]() ![]() |