6.大反響だった繁殖の促進 クレームのメールがバンバンはいる事を覚悟していたが、逆に 好評であり、あの画像が良かったという話が女性からも来たとか!? このメス縛り繁殖法は、その気になった国産カブトには確実に効くのだが、 オスにその気がなければせっかく縛られているメスを無視してしまう為、 何だか人間の方が欲求不満になってしまう。 ![]() タイミングをしっかり見極めて実施していただきたいが、繁殖力旺盛な やつらにそこまでやらなくても良いかも知れない。 ![]() しかし、もし、あなたが海外に転勤となってその地の貴重なカブトを飼育 するる事となったら是非ともこれを試して頂きたい。 ![]() ![]() 海外のカブトの場合、国産カブトと違ってオスが非常に凶暴な 事があるのでタイミングをはかる事は最も注意が必要となる。 へたすりゃ縛られたメスは逃げることも出来ず目の前でオスに挟まれ殺される 可能性もあるからだ。 7.採卵と幼虫飼育 数を増やしたい方は採卵をおこなわないと駄目だ。 卵のうちに取り出すと死にやすいのではと考えられる方も多いかも知れないが 私はそれほど感じないし、採卵しないで放っておく方が確実に増えない。 国産カブトの飼育は私もそうだが皆さんもたぶんいい加減でちゃんとした データはないのだが、アトラスオオカブトの場合は約100卵採卵して孵化しないのが 2卵で、奇形の為孵化後まもなく死んだのが1頭でありすなわち合計3頭のみ 駄目だったと言う報告がミンダナオ島の私の友人から入っている。 国産も似たようなもんだろう。 ![]() それから、採卵した場合、孵化後幼虫は卵の殻を食べずにうろちょろするケースが 多いが、どうやらやがて食べているようである。 この行為はその後の成長の為にはたして必要なのかどうかは解らないが 直接の関係は無い様に思え、孵化後初齢幼虫が食いやすい餌が周りに有れば 良いと私は考えている。 8.究極のトラップ 前回はとうとう失敗に終わったが、私は確実に効果があると信じているので 次回(来年)も挑戦してみるつもりだ。 しかし、どんなトラップでも絶対に樹液には勝てないと言う気持ちは変わらない。 9.幼虫のエサ 腐葉土とマット飼育を紹介したが、もしあなたがクワガタを飼育しているなら いらなくなった、クワガタ幼虫の糞を含んだ食べ残しマットを与える事もできる。 又、分解した産卵木もこのマットに埋め込んでおくとやがてふわふわに朽ち カブトにとって良い餌となる。 カブトでも3齢ともなれば、成虫の死骸や結構堅い木などでもある程度の大きさ であれば平気でかじったりするから、やや硬くてもいちいち朽ちさせるのが 面倒ならそのまま与えてしまおう。 多少食いずらくても与えておけばそのうち朽ちることでしょう。 10.海外のカブト ![]() ゴホンヅノの繁殖が難しいらしいが、メンガタカブトはその比じゃない ほど難しく、交尾の確認さえ出来ないらしく、寿命はそれほど短くないらしい。 11.最後に 「クワ馬鹿」は「くわ馬鹿」とバージョンアップされ来春早々には それが発刊されるはずである。 カブト馬鹿も少々充電期間を頂き、更なる大馬鹿ぶりをそこで 披露するのでご期待願いたい。 |