カブト馬鹿奮闘記/海外のカブトムシ

亀有カブト



我らの仲間であるJEFFさんが逝ってしまった。
あまりに突然な悲しい知らせに言葉も出なく、奥様の追悼記を 読み、胸が詰まる思いでした。
仲間の別れはつらいのですが、JEFFさんのご冥福を心から お祈りしたいと思います。

何度かメール交換を行ったJEFFさんは、明るく活発な感じであった ので、いつもの調子でJEFFさんに楽しんでもらえるように 元気に行ってみましょう!




今回は、外産のカブトムシの話し。
残念ながら、外産カブトは国内への持ち込みが禁止されている為、我が家には 当然の事ながら標本しかないのだが、その中からいくつか紹介しよう。


先ずは世界最強のカブトムシと言われるコーカサスオオカブト。
ボルネオ、マレー半島辺りの比較的気温の低い高地に生息しており、 ものすごく凶暴である。
日本のカブトムシとは異なり両側から牛の角を思わせる立派な 2本の角が有るのが特徴だ。
又、前胸部と腹部の隙間はぴったりと噛み合い、刃物のように 鋭いのでもし生きているのが居て挟まれたら大変だ。
どれぐらい危険か確かめる為に、この隙間で爪を研いでみた。
すると軽く削れた。
とても危険なので、良い子には絶対にまねをしてもらいたくない。

迫力のコーカサス


こいつらも日本のカブトなんかと同様で、小さな個体は角の発達も少ない。

迫力のないコーカサス
でもかっこいいぞ


この小さいやつは、インセクトフェアでおもちゃの様に\500.位で売られていた。
アトラスの様に頭の角の先端にも出っ張りが見られることから、ジャワ島のコーカサス と思われる。


次はゴホンヅノカブト。
なかなか好きなカブトムシだ。

角の先端は、ガキが折った


外見とは裏腹におとなしい性格で、滅多にケンカをせず、竹林などで 発生する。
こいつらは、あまり個体差が無く、大体こんなサイズらしい。
これもインセクトフェアで買ったおもちゃ。



お次はメンガタカブト。

よく見るとなかなかかっこいいでしょ。
ほんと良くできた標本だ。

まるで生きているようだ


これは中国産のやつだが手持ちの資料に載っておらず、正式な名称は不明。
こいつは、交尾もしないし卵も産まない訳の分からない虫だ。
餌も食わなくて苦労するそうだが、最近あるゼリーを食ったらしい と言う報告が海外からあった。



さあ、どんどん行きましょう。
迫力のアトラスオオカブト。


これは、ミンダナオ島に住んでいる私の友人が送って くれた画像だ。生きているらしい。
コーカサスとそっくりだが、頭部の長い角の中間にトゲが無く、 その先端が槍のようになっている。

ミンダナオアトラスは、比較的大型が多く、胸部が大きい為、結構 かっこよく、大きさの割に角の発達が良いのが特徴である。
もし、累代飼育したとしたらかっこいいのが出る可能性大だ。

こいつもコーカサス同様にむちゃくちゃ凶暴で何かの気配を感じると 空気ともケンカをする。角も危ないが、背中も危ない気を許せないやつだ。


触ろうとするとすごく怒るらしい


さて、成虫はここまで。
次は幼虫を行ってみましょう。







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