98年7月25日。 来たるべき日がやってきた。 くわハウス檜枝岐オフの日である。
広沢林道をあとにして、次にすぐ近くの別林道へ向かう。全長2kmほどの短い林道だが、シーラ隊員曰く「超有名ポイント」だそうだ。 が、いない。 木を何本も蹴飛ばしまくったあげくゲットできたのはわずかにアカアシ1♂のみ。 シーラ隊員「・・・・・・」
さて、午前中は大張り切りだった隊員達も午後になるとやや疲れが見え始めたので、昼食をとりに村へ戻ることにした。食事を済ませ他の10人が温泉入浴でリフレッシュしている間、あいあん隊長は灯火の機材繰りに東奔西走だ。「温泉に入りたいよぉー」という声が檜枝岐の山中にコダマしたとかしなかったとか。 (^^; 機材を調達し灯火ポイントへ戻ってくると、唯一白いシーツが足りなかった。 こんな時すばらしい行動力を発揮するのがウチヤマ隊員だ。 ものの数分で近くの旅館から中古のシーツを調達してきてしまった。 脱帽。 さて灯火も準備完了し、あとは暗くなるのを待つばかりだ。 するとその時またまた見覚えのある人が小走りに近づいてきた。 matsuda隊員だ。matsuda先輩隊員も合わせ総勢13名の大部隊となった。 いざ、灯火を開始するが前日の徹夜に加え湯上がりのホカホカ気分でみな腰が重い。日帰り組のクワ道隊員、あ〜隊員が帰還し、ある程度採集したところで雨が降り出したため、matsuda隊員以外は12時前には車内泊となった。 が、このあと12時半頃、丸秘外灯ポイントでmatsuda先輩隊員が見事オオクワ♀をゲットした。 これは執着心の差といって良いだろう。 翌26日は午前5時、仕事の都合でウチヤマ隊員が急遽帰還、6時頃から10人体制で始動した。まずは機材を知人宅に預け、matsudaポイントへ向かう。言わずと知れたクマ場だ。
コンちゃん隊員がヒメオオ♀らしきものを発見するが、残念ながら落としてしまう。
結局matsudaポイントではボーズに終わった。 ここでmatsuda隊員達は帰還し、残留組は8人となる。 このあと新潟県内での新ポイント開拓に向かおうとしたが、途中何気なく立ち寄ったシーラポイントでLia友人隊員がヒメオオ♀、シーラ隊員が♂をゲット。もう一度広沢林道にチャレンジすることにした。 ミヤマ狙いのシーラ親子組とヒメオオ狙いの6人組に分かれ林道を闊歩する。時刻も夕方となり、やや涼しくなってきたのか、日中は姿が見えなかったヒメオオもチラホラと現れ始めた。1時間半の徒歩ルッキングでヒメオオ10頭ほどと相変わらずアカアシ多数をゲット。 他の採集者と入れ違いに入った割には、まあまあの成果だろう。ミヤマ組はヌルだったらしい。 午後5時、コンちゃん隊員が帰還。 残る7名で昨日と同じ灯火ポイントへ向かう。 この日は灯火開始とともに外灯廻り組も活発に動き回った。 やはり前日わずかとはいえ睡眠をとったのは大きいようだ。 午後10時過ぎ。 とうとうやってきた。 オオクワ大型♀飛来! 私が座っていた折りたたみイスのすぐ前に飛んできたのだが、このときほんのわずかの間席を外していた。 というわけで第一発見者はシーラジュニア隊員となったのだが、ジュニア隊員曰く「大型ミヤマ3♂となら交換可」とのこと。 今度ミヤマたくさん持って行くからね。(^^; > ジュニア隊員 そのころ丸秘外灯ポイントでもLia友人隊員がオオクワ♀をゲットしていた。別の採集者が1♀ゲットした直後に飛んできたそうだ。matsuda隊員と合わせてこの丸秘ポイントでは2日で少なくとも3♀が飛んできたことになる。 この場所はほかの人には内緒にするように。(隊長命令) (^^;
さて、最後の最後に満足いく結果となり第1回「くわハウス檜枝岐オフ」は盛況のうちに幕を閉じた。
教訓 オオクワをゲットしたmatsuda先輩隊員はmatsuda隊員に預け、Lia友人隊員はタカ隊員にプレゼントした。 シーラジュニア隊員もミヤマ♂のほうが魅力的らしい。オオクワにこだわらない隊員だけがゲットする結果となった。「待ちクワ来たらず」の格言に間違いはなかったようだ。 ![]() 次へ |