陸平貝塚(おかだいらかいづか)

概説 全国でも有数の規模を誇る縄文時代の貝塚遺跡。明治12(1879)年日本人だけの手により初めて発掘調査がおこなわれ「日本考古学の原点」として広く知られている。発掘調査をした佐々木忠二郎と飯島魁は、東京大学学生だったときに米国の生物学者E.S.モースの指導下で大森貝塚の発掘に参加していた。陸平貝塚は台地の平坦部を取り囲むように大小8ヶ所の貝塚が残されている。[『美浦の文化財』より]
 1998(平成10)年9月11日国史跡に指定された。
陸平貝塚全景
    その他の写真
  1. A貝塚。木道の脇に白く散らばるのは全て貝殻
  2. D貝塚
  3. D貝塚の木道を降りてゆくとブクブク水と呼ばれる湧き水の池がある
訪問記ここはいつ来ても気持ちのよいところです。いつだったかまだ公園整備のための藪刈りが行われているころ、台地の縁を歩いていると急にバサバサという音とともに大きな雉の雄が草むらから翔び立ったことがありました。大きくて、煌めいていて、雄大な感じで、とても美しかったです。
所在地稲敷郡美浦村土浦字岡平。「美浦ゴルフ倶楽部」の東側丘陵。安中郵便局付近から北へ上がっていく。
参考書『美浦村誌』、『美浦の文化財』