この項では、護符対策カードを紹介します。通常のマップではまったく役に立ちませんが、護符のあるマップでは非常に危険な存在です。

　スペルカード

　護符戦の切り札。護符を100枚持っている相手に使えば、1000Ｇの魔力損失です。状況次第では、ゲームの展開を変えるだけの性能を持っています。
　そのため、護符を安易にたくさん買う戦術は機能しません。必要最小限の護符を買って、達成するプレイングが要求されます。
　対策としては、土地のレベルを上げて、護符価値を上昇させる方法があります。護符価値が上がっている状態であれば、護符と土地を手放すランドトランスを行えるので、復帰しやすい状態を維持できます。しかし、これは護符を買い足しにくくなってしまい、タイミングが難しいです。いずれにせよ、自分の達成に必要なだけの護符を持ち歩いているのが、安全な方法です。

　相手の資産に占める護符の割合が大きければ大きいほど、効果が見込めます。ただし、自分の護符価値も下がるため、こちらは護符を売却している状態が望ましいです。序盤から使って自分で護符を大量に購入したり、大量購入した相手に【コラプション】をチラつかせたりと、テクニカルな使い方もできますが、一歩間違えると他人の達成を後押しするだけなのでお勧めしません。効果は大きいですが、きちんと使って勝ちきるのは難しいカードです。

　護符対策クリーチャー

　適当にクリーチャーを配置していると、護符を失う危険性が増すクリーチャーです。また、相手のSTが高いほどこちらのSTが増加するので、【デコイ】にST20追加されたのと同程度の侵略能力を期待できます。
　ただし、クリーチャーが対象となるので、狙ったセプターに効果を発揮するとは限りません。そのため、使用状況が限定されるのが難点です。護符対策のメインにはしにくいでしょう。
　対策としては、護符を複数種類に分散投資し、被害を減らす方法があります。

　カードを入れる前に

　これらのカードは基本的に妨害カードです。試合中に必ず役に立つカードではありませんので、単体でブックに入れるのではなく、ブックに要求されるかどうかを見極めてから採用しなければなりません。
　例えば、他のセプターと比較して自分の方が早い達成を目指せるブックであれば、護符対策カードは必要ないでしょう。むしろ使われる方であり、【バリアー】や【シャッター】で防御する方法が有効です。
　一方、自分の達成スピードが遅いブックであれば、早いセプターを妨害する必要が生じます。ブック全体の動きを考慮し、採用を決めましょう。