Base2-1:初期ブックの特徴

  1-4  目次  2-2 目次一覧  掲示板  リンク

 あなたがカルドセプトのプレイヤー――セプターとして登録した際に渡されるブック。それが初期ブックです。誰もが一度はお世話になる初期ブックは、カード単体のパワーは低いものの、比較的扱いやすい構成になっています。ここでは、そんな初期ブックの特徴を明らかにすることで、ブック編集のポイントを指摘していきます。

 初期ブックの構成

ブック
クリーチャー28 アイテム スペル13
G・ラット チェインメイル キュアー
ウルフ フリーズ シャッター
ゴブリン メイス フライ
ファイター レザーアーマー マジックボルト
ガスクラウド ロングソード マナ
コボルト ホーリーワード1
ドラゴンフライ ホーリーワード6
ピラーフレイム
ミノタウロス
ウッドフォーク
ストーンウォール
タイガービートル
ドワーフ
パン

ブック
クリーチャー28 アイテム スペル13
ウルフ チェインメイル キュアー
ゴブリン ファイアーボルト シャッター
スケルトン メイス フライ
ファイター レザーアーマー マジックボルト
G・アメーバ ロングソード マナ
アイスウォール ホーリーワード1
キングトータス ホーリーワード6
マーフォーク
リザードマン
G・バット
スプライト
ハーピー
ハリケーン
ホーネット


クリーチャーが多い
 初期ブックにはクリーチャーが28枚も入っています。一般的に見かけるブックでは、クリーチャーの採用数は18枚前後と考えると、これはクリーチャー供給過剰です。しかし、初心者は土地にクリーチャーを置きたいと考えるでしょうし、戦闘でも失敗するでしょう。
 そう考えると、失敗した時の保険の意味合いも兼ねてクリーチャー28枚はあながち多すぎるとも言えません。初期ブックを利用する時は是非とも土地属性を気にせず、バンバンとクリーチャーを配置したいものです。

召喚条件がなく、コストも低い
 採用されているクリーチャーには、領地コスト、生贄コストなどの召喚条件がありません。ゲーム序盤から全てのクリーチャーが配置可能なのです。召喚条件をオミットすることで、ゲームの基本構造を学びやすくなっています。
 また、カードの全体のコストが低く設定されています。最高はミノタウロスリザードマンの70Gです。収入スペルが少なくても、クリーチャー全体のコストの安さでカバーできる設計になっています。また、これは余談ですが全てレアリティ“N”のカードで構成されています。カードが分かり易い能力で揃えられているため、扱いやすいでしょう。

カードパワーが低い
 さて、ここからは弱点の話になります。初期ブックに投入されているカード群は全てが初心者用の「安いけど弱いカード」ではありません。ガスクラウドアイスウォールは普通にブックに投入される余地が十分にあるカードです。しかし、およそ半分ぐらいのカードはあまり使われません。これはカード単体のパワーが弱いためです。

 初期ブックのカードは低コストではありますが、強さ(特にクリーチャーとアイテム)は最低レベルです。これは費用対効果の面では優位に立てるものの、決定的な侵略、防御の手段を欠くことを意味します。もちろん、マップによっては低コストクリーチャーをばら撒く戦術が有効な場合もあります。しかし、初期ブックはそのような構成にはなっていません。普通に連鎖を組んで、土地レベルを上げることのみを目的としています。つまり、土地の攻防は死活問題なのです。にもかかわらず、レザーアーマーやメイスでは戦闘の決定力に欠けます。ここが初期ブックの弱点です。初期ブックで戦闘を行う際は、低レベル領地戦闘以外では勝利が難しいものと考えた方が無難でしょう。

  1-4  目次  2-2 目次一覧  掲示板  リンク