■直美編■
6日目【7月26日】


 
 

 「うん。これならバッチリだろう」
 「良かったですね。直美先輩きっと喜びます。それじゃぁランチにいきましょ?」
 「ちぇ。覚えてたか……」
 「もちろんじゃないですか」

 にこにこ顔で答える恵理香ちゃん。

 俺はそれから恵理香ちゃんに、駅前の喫茶店でランチをおごってやった。
 それにしても一時間近くも延々と恵理香ちゃんはお喋りを続けた。
 うむー、ちょっと疲れたぞ……。