「直美さんどうしたの?」
連中が俺の方を振り向く。
直美さんは驚いた顔をしているぞ。
「なんだお前は?」
「この娘の友達だよ。なにか問題でも?」
「うるせえ! お前は関係ないだろ! 引っ込んでろ!」
「うわぁ、誰だよこんなに散らかして帰ったのは。まったくこれだから恥知らずは」
俺は男の言う事を無視して、やりっ放しの現場を見てわざとらしく言った。
「なんだと、てめぇ、喧嘩売ってるのか!」
「なんだ、あんたらのだたのか? ゴミぐらい捨てていけばいいじゃないか。そのくらいなら簡単だろ?」
「てめぇには関係ないじゃねぇか!! ああ!? ガタガタ言ってやがるとはり倒すぞっ!」
男は逆上して、今にも襲って来そうな雰囲気。
やば…ちょっとやりすぎたかな……。
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