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ロブスターとローストビーフ。
エンターテイメントショー。
スタートレックボイジャー。
睡魔に負ける。

【第11章】マジックショーの料理は適量

 方の4時40分、私たちはディナーマジックショー「マジックオブポルネシア」に行くためロビーに降りる。

 ツアーディスクの係員は不在だったが、5時前に戻ってきて私たちを送迎バスがくるカラカウア大通りまで連れて行く。5時から遅れること15分。やっとバスが到着。ココナッツの殻でできたネックレスを首にかけられてバスに乗り込んだ。

 5分ほどで会場に着く。

 中に入ると、席に案内されてディナーが始まる。
 デラックスの割には量が少ない気がした。

 ロブスターとローストビーフという、ハワイでは定番のメニューだが、ビーフはそこそこの大きさ、ロブスターは結婚式とかで出る拳サイズの小さめのヤツで、でかいのが出てくると思った私はちょっと残念だと思う。

 でも、ハワイの料理の多さに苦しめられていた私たちは、このディナーショーでもかなりの量が出ると覚悟していたので逆に助かった。

 その席には日本人観光客3組が相席していたのだが、隣の夫婦らしい男女のカップルから「デラックスの割にはいまいちと思いません?」と話かけられる。たぶんこの人たち、今日がハワイ1日目だなと推測したりする。

 
事の途中で写真撮影が入る。水着を着た現地の女性にレイを渡されてI氏とそのお姉さんと共に記念撮影。握った拳から親指と小指をたててアロハ!とポーズを決める。この指の形がアロハという意味らしい。実は私は苦手。どうもほかの指がつられてしまう。
 今回は料金に入っているという事で後ほどいただく。
 
 ディナーが終わると、いよいよマジックショーの開演である。マジック自体はTVでマジックショーをよく見ている私としては正直、ちょっとありふれたものだったが、織り込まれているファイアーダンスやフラダンスなどのポリネシアン・ショーは見応えあり。

 マジックショーとしては今ひとつな気はしたが、総合的にエンターテイメントショーとして見れば素晴らしい出来だったと思う。
 
 ショーの主役であるハワイ生まれの日系人、ジョン・ヒロカワは世界的マジシャンであり、国際マジック賞の栄光に輝いたらしい。

 
た、会場には日本人と、アメリカ人、韓国人、中国人がいたが日本人がいちばん多かった割にはいちばん乗りが悪かった。これが日本のお国柄なのだろうか?もっと楽しめ日本人!
 
 そんなこんなで、実際に目の前でマジックなどを見た経験のない私には非常に楽しませていただきました。
 ショーが終わって会場を出るとそこでもハワイアンミュージックとフラダンスの実演が行われていた。フラダンスには見物客も参加しているようである。
 それを横目で見つつ、これが最後になるであろう夜のカラカウア大通りを徒歩で帰る。
 もちろん送迎のバスもあったが、歩いて帰れる距離なのでそうした。

 ると午後8時をすぎたあたり。
 私はそのままベットに倒れ込む。I氏はしばらく休むと再び街に出ると言って一人で夜の街へ繰り出して行った。

 ベットに横になったまま、TVのチャンネルを変える。すると今、私が毎週TVで観ている「スタートレックボイジャー」の本場の放送があっていた。
 アメリカではだいぶ話が先に進んでいるので、観ないほうがいいかなと思いつつも観てしまう。
 しかし英語であるのと、意外と疲れていた事で私は睡魔に負けて途中で眠り込んでしまう。

 11時ごろ、I氏が戻ってきた。私も起きてシャワーを浴びて、もういちど荷造りのチェックをし、再びベットにつく。

 しかし今度は眠れない(涙)結局明け方まで意識があった。



 
 
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