菊花賞(G1)
京都
芝
3000m
中心馬不在の一戦。ダービー2〜7着馬の力量はほぼ同じと見ている。サニーブライアンに代わる先行馬が結局現れず、スローからの瞬発力勝負となるのは必至だ。道中はじっと我慢して直線でその瞬発力を爆発させることのできる競走馬がこれからの菊花賞馬になるのだろう。
- ◎ 9 エリモダンディー
- 一瞬の切れ味ではこの馬が最上位だ。若駒Sは馬群が一団の超スローペースだったが、4角に取り付いてからの末脚は凄まじかった。一頭インを突いて伸びてきたダービーの末脚はもっと評価すべきだろう。スローペースからの上がり勝負に最も適正のある競走馬だ。河北JKが菊花賞を勝つ姿を想像するのは非常な困難を要するが、そこには目を瞑ることにした(苦笑)。
- ○ 4 マチカネフクキタル
- ダービーでは先行して一旦2番手に上がるも7着。この秋は脚質転換をはかり、神戸新聞杯は最後方から追い込み(そうせざるを得なかったわけだが)、京都新聞杯は中団から差し切った。脚質に幅が出てきたのは、道中の折り合いに進境をみせた証だろう。
- ▲ 16 シルクジャスティス
- 京都大賞典は巧く最内を突いてダンスパートナーを差し切った。河北JKが乗って3着した毎日杯の時もそうだったが、馬群を気にせずに追い込めるのは大きな強みだ。ただ、前走が予想以上に仕上がっていたので、ピークを過ぎてしまった気がしなくもない。
- △ 17 シルクライトニング
- ツキがなかったのはこの馬だったのか安田富JKだったのかが明らかになる一戦。前走は仕上がり途上ながら勝ち馬から0.6秒差と私の期待以上に好走してくれた。調教を見ると春の絶好調時に比べるともう一息だが、前走よりは良化しているようだ。
- × 14 メジロブライト
- 直線での手前の換え方のぎこちなさがどうも気になる。
【買い目】
馬連
4−9 | 30% |
9−16 | 30% |
9−17 | 10% |
9−14 | 15% |
6−9 | 5% |
9−15 | 5% |
9−18 | 5% |
[回顧]
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エリザベス女王杯(G1)
京都
芝
2200m
これがG1のメンバーか?と首をかしげたくなる一戦。秋華賞は廃止して4歳以上の牝馬路線は一本化すべきだろう。馬券的な興味も湧かず、好きな馬でもいない限り観戦するレースだ。
- ◎ 3(2) ダンスパートナー
- 相手が格段に楽になった今回は単勝1倍台の人気もやむを得ない。河内JKは後ろから行く馬ということで馬群を捌けるか心配していたが、彼くらいのベテランジョッキーならどのような展開にも対応できるだけのシミュレーションをしている筈。
- ○ 7(4) メジロランバダ
- 前走は直線の映像しか見ていないが、ゴール前の走りは休み明けとしては良かったと思う。今春は長距離路線を歩んだが、3000m以上で通用する牝馬はそういるものではない。強い相手と戦ってきたことで、精神的に強くなったことを期待したい。
【買い目】
枠連
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マイルチャンピオンシップ(G1)
京都
芝
1600m
- ◎ 5 タイキシャトル
- スワンステークスは好位から非凡な瞬発力を見せてくれた。4角で鞍上の意志通り一息入れるあたり、レースセンスも素晴らしいモノを持っている。多くの人が言っているように、今後も藤沢厩舎の馬に騎乗するためには鞍上にとっても負けられない一戦だろう。
- ○ 11 キョウエイマーチ
- 逃げない宣言。ヒシアケボノとサイレンススズカ次第では押し出されることもありそうだが、それでも対抗に抜擢。秋華賞では折り合いに進境を見せたし、何といってもクラシックホースである。秋3走目で短距離G1を制した4歳時のニシノフラワーくらいは走れる器。
- ▲ 15 スピードワールド
- この乗り替りはどうも腑に落ちない。癖のある馬で、安田記念後に田原JKが「一度乗っていれば」というようなコメントを出していたように記憶している。安田記念時よりも好位勢が強力で、そう簡単には前は止まらないだろう。
- △ 18 トーヨーレインボー
- 不安は鞍上。先行した時はそれなりに信頼できるのだが、G1となると…。
今春までのジェニュインは好位に取り付けていたのに、今秋は先行することができなくなってしまった。軽視。ヒシアケボノは終わってしまったと思っているが、ブリンカー着用で楽に逃がしてもらえるようなら…多分無理だろうなぁ…えーとタイキシャトルとで400倍か…ちょっとだけ押さえても(^^;
【買い目】
馬連
5−11 | 50% |
5−15 | 15% |
5−18 | 15% |
単勝
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ジャパンカップ(G1)
東京
芝
2400m
ジャパンカップのパドックを見るのが好きだ。サンドピット、パラダイスクリークといった米国調教馬の筋骨隆々たる馬体。エリシオの気品、華奢だったエルナンド。一口にサラブレッドと言っても実に様々なタイプがいることを気づかせてくれる。今年は6頭と外国調教馬の出走は少ないが、どういうサラブレッドがいるのかじっくり見てきたい。
- ◎ 3 ピルサドスキー
- 欧州年度代表古馬。今年の2000m〜2400m欧州古馬路線ではエリシオ、シングスピールらと3強を形成した。英・愛のチャンピオンSとエクリプスSを勝ちキングジョージと凱旋門賞を2着という実績もずば抜けているし、BS世界の競馬で見たレースぶりもパワフルだった。今秋のロンシャンは堅い馬場だったので府中コースにも対応できるだろうし、昨年BCターフ勝ちがあるように輸送も問題なさそう。と、強調材料ばかり揃ってしまうのだが、こういう馬が凡走するのがジャパンカップであったりするわけで…。最終的な取捨はパドックを見て決めるつもりだが、前日段階では取り敢えず本命。
- ○ 13 バブルガムフェロー
- 天皇賞では直線で手前を換えず伸び切れなかった。軽めの調教だったことも影響があったのだろう。この中間は2400mのための調教をしているようで、JCにかける陣営の意気込みはやはり天皇賞以上。日本でやるからには藤澤師&岡部JKの手腕に期待したい。
- ▲ 9 エアグルーヴ
- 体型的には1600m〜2000mがベストに思えた天皇賞のパドック。とはいえ、彼女の場合は折り合いに不安がないので、瞬発力を活かせる流れになれば2400mでも問題なかろう。あとはキツイ競馬をした後の中4週がどう出るかなのだが…
- △ 7 ツクバシンフォニー
- アルゼンチン共和国杯は不甲斐ない負け方だったが、上がりの勝負になっては仕方ない。ある程度速い流れを先行しての粘り込みこそがこの馬の持ち味だからだ。東京2400mを大の得意にしている吉田JKを鞍上に迎え、少し湿った馬場で流れが速くなるようだと面白い存在。
【買い目】
馬連
3−13 | 40% |
3−9 | 25% |
9−13 | 20% |
3−7 | 5% |
7−13 | 5% |
7−9 | 5% |
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阪神3歳牝馬ステークス(G1)
阪神
芝
1600m
レースを見たことのない、もしくは見た筈なのだけど全く覚えていない競走馬が多数いては、まともに予想もできませんわ。(いつもがまともかは疑問だけど(^^;)
- ◎ 10 シンコウノビー
- ファンタジーSでは、ロンドンブリッジより先に先頭に立つ積極的な競馬を見せてくれた。そのロンドンブリッジには結果としては完敗だったが、ロンドンブリッジに本気を(?)出させた点は高く評価している。緒戦のダート戦の走りから『芝の方が走りそう』と書いた以上、暫くは追いかけたいしね。
- ○ 3 ダイワリプルス
- 調教で首を巧く使っている点に好感を持った。状態は良さそうだ。
- △ 9 サラトガビューティ
- デイリー杯は2番手からの競馬。もっと単調なスピード馬だと思っていたのが、良い意味で期待を裏切ってくれた。が、追ったところで末脚が切れるわけではないのは確か。4角で後続をどれだけ引き離せるかに尽きるのだが…
- △ 2 アインブライド
- 前走は追走に手一杯。距離延長で少しでもペースが落ちることが条件となる。馬群を気にせずに追い込める点は魅力だが…
【買い目】
馬連
3−10 | 80% |
9−10 | 15% |
2−10 | 5% |
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