牧場巡り 2000年秋


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9月16日(土)

北海道へ

3年連続で9月の北海道へ。今年は有休を4日取って、7泊8日というロングステイだ。期末に有休を取ったために出発前に仕事の締切が重なり、事前の準備が不十分なままでの北海道上陸であった。航空券の手配も遅くなってしまい、15日東京発の切符は取れず、16日の7:30東京発JAL503便の特売り切符で飛ぶことになった。

新千歳空港には定刻通り9:00に到着。昨年同様の曇り空で今にも降り出しそうな気配である。トヨタレンタリースで出発前に予約しておいたカローラ(このクラスしか取れなかった)を借りて、9:30には最初の目的地であるメジロ牧場伊達に向って出発した。時間短縮のために道央自動車道を使い、室蘭ICへ向う。途中苫小牧過ぎから霧雨がひどくなり、見学できるか不安になったが、高速を降りると青空も見えてきた。

室蘭ICからR37を伊達方面に向って、伊達市街の手前、伊達市黄金町にメジロ牧場伊達は位置する。事前にMapFanで位置の確認はしていたが、はたして到達できるのかという不安もあった。実際、R36を走っていても、周囲に牧場のある雰囲気を全く感じなかったのである。が、それも杞憂に終わる。R36にメジロ牧場の看板が出ていたのだ。看板の出ている脇道に入ったにも関わらず、途中の交差点で何故か曲がってしまうという失態をおかした(^^;。そのまま直進すれば良かったわけだが、とてもメジロ牧場がある雰囲気ではなかったんだけどなぁ。舗装されていない道を更に直進すると、すぐ右手にメジロの勝負服が描かれている厩舎が見えてくるのである。結局、到着が10:40過ぎだったために午前中の見学(11:00まで)は断念し、午後に再び訪れることにした。

R36に戻って、取り敢えずメジロ牧場洞爺の位置を確認することに。こちらの位置に関しては、事前に何の情報も入手しておらず、分かっているのは洞爺村にあるということだけであった。虻田から洞爺湖へ抜けるR230は有珠山噴火の影響で通行止めになっていたため、昭和新山、壮瞥温泉、洞爺湖温泉経由で洞爺村方面に向かうことにした。途中、昭和新山で観光をして、壮瞥温泉、洞爺湖温泉を経由してR230に。洞爺湖から外輪山(?)を登り切って暫く進むと、道路沿いに看板が出ていて、何の苦労も無くすぐに見つかった。

位置確認の目的も果たしたところで、洞爺湖温泉で昼食を取る。噴火の影響が未だに残っているようで、半数程度の店が未だに閉店していた。温泉街のすぐ近くから上がる噴煙と、時折聞こえてくる地鳴りが、有珠山が活動中であることを教えてくれる。

メジロ牧場洞爺

13時過ぎにメジロ牧場洞爺到着。従業員の方にメジロドーベルの居場所を確認すると、1キロほど離れた分場(?)にいるとのこと。行き方を教えてもらい、他の見学者を先導して移動した。昨年まで現役だったからだろうか、分場の方には既に先客があり、ドーベルの人気を知る。地理的にも、札幌あたりからだと日高に比べて見に来やすいのもしれない。しばらく眺めていたが、ドーベルは一緒に放牧されていた牝馬から離れようとしなかった。

メジロドーベル
右がメジロドーベル。左の馬から離れようとしなかった。

メジロ牧場伊達

15時前にメジロ牧場伊達に到着。霧雨。メジロラモーヌ、ランバダ、カンムリなどの牝馬が繁殖生活を送っている。私の目的は、92年4歳牝馬組のカンムリ。従業員の方を探して、3頭の放牧場所を確認する。ラモーヌは厩舎近くの放牧地に放牧されているが、ランバダ、カンムリは(山の)上の放牧地にいるとのこと。忙しそうで、ランバダ、カンムリを見学させて頂くのは、ちょっと難しそうな感じ。取り敢えずラモーヌを見学させてもらった。霧雨に煙っていたが、写真でしか見たことのないラモーヌは、すぐに見つかった。当歳とも離れて一頭草を食む青毛がラモーヌだ。上の放牧地にも行ってみたが、霧雨でカンムリを探すのは断念した。

メジロラモーヌの2000
メジロラモーヌの2000と思われる当歳(奥がラモーヌ)

日高へ

後ろ髪引かれる思いで、メジロ牧場伊達を後にする。R37、道央自動車道、日高自動車道、R235を経て、新冠へ。今年も新冠YH(ファンホースイン新冠)に宿泊する。鵡川を過ぎると、次第に懐かしい風景が飛びこんでくる。今年も帰ってきたんだなぁ。

今年の部屋は「シリーニ」と名のついた家族部屋。横浜に戻ってきて調べてみて初めて分かったのだけど、Hyperionの母のSeleneのことじゃないの。私が仕事で使ってるPCサーバと同じ名前じゃん。ちなみに、他の部屋の名前は「トウカイテイオー」「メジロマックイーン」「ダイイチルビー」など90年代初頭に活躍した競走馬の名前がついている。なぜにシリーニなんだろうね。

部屋に荷物を置いて、夕食前に新冠温泉レ・コードの湯へ。YHに泊まり、温泉で一日の疲れを癒すという生活をこの後5日も続けられるのだ。だから、ここへの旅は止められないんだな。


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