「今、あるものに不便を感じたら作ってしまえ!」大学時代にX68kスピリッツから受け継いだ精神の1つですね。というわけで、ここでは主にゲーム用のコントローラの類を紹介します。
はじめに
コナミの音楽ゲーム(いわゆるビーマニ)に目がない私は、ビートマニアを 中心に、DDR、ドラムマニアと次々と注ぎ込み、とうとう「自社ビートマニア ぱくりゲー」と当初罵っていた「ポップンミュージック」にも手を出してしまった。
ところが、このぽっぷん。ボタンがかなり大きく、硬いこともあって、1ゲームで かなり疲れてしまう。そこで、安上がりということも含めてプレステ用を 購入してプレイしてみることに。猿の浅知恵モード発動である。 なんでも、PSのぽっぷん2はぽっぷん1の曲がすべて入っていてお得らしい。
しかし、問題はその専用コントローラーである。独特の9ボタンのPS用 コントローラーは発売されていることはされているが、なんかビートマニアに 比べると小さいし、ちょっと触っただけで押したことになってしまう敏感さも 気に入らなかった。そこで自作、ということである・・・。
制作計画
加工のしやすさから筐体は木材。あとは配線するだけ、というのはちょっと考えが甘い 。 プレステのコントローラーはプレステ本体前面にある端子と、ボタンを直結するだけで は 動かないのである。というのも、コントローラーの中にカスタムチップが 入っていて、独自の制御をしているためである。そこでどうするか、であるが、、、。
1年ほど前か?秋葉原に「紙風船」というちょっと怪しげなお店がオープンしたのだが 、 そのとき、ぱちもんのそっくりPSコントローラーが300円で売っていたのだ。 こいつがキーのききが悪く、どうしようもなかったのだが、この中の基盤に 別のボタンを直結すればカスタムチップの制御をされた自作コントローラーに なるではないか。プレステにつなぐコネクタも一緒に手に入り、 一石二鳥であり、あとは筐体を作るだけである。
材料
といったところである。ほかに塗装には普通のぺんてる絵の具を用いた。 どうやら、ボタンの値段が断然高くつく原因のようである(涙)
加工
なにはともあれ筐体用の木材の切り出しからはじめる。寸法をボタンを9個 並べた場合の横幅を考えて幅を決定。厚みは5mmくらいの合板を使う。 薄すぎても割れてしまうし強度も低い。 厚すぎても重たくなってしまうので選定が難しい。できれば合板は避けたいところ であるが、コストも考えるとやむを得ない。
いわゆる切り出しが終わったら次はボタンをはめこむ穴を天板にあける。 この手の作業はどうしてもつらいものであるのだが、電動ドリルで大まかに あけて、やすりで仕上げる。
底板に横板(というよりは角材)をくぎでとめ、それに前板と背板をくぎで とめる。天板は本物を参考にして着色する。天板にボタンをはめこみ、 ちゃちゃっと配線をする。基本的に、グランドは0V共通なので、それらはつなぎ、 残りはそれぞれ配線する。線の色の数をボタンに合わせようとするが、 足りなくて適当につなぐ(爆)やっぱグランドは黒とかにしたかったのだが。
天板と背板を蝶番でとめて、マグネットを前板につけて、天板に金具をつけて ふたが「カチッ」としまるようにして完成。
問題の操作感であるが「悪くない」という感じである。慣れればそこそこ良い線行けそうである。目標はフルマラソンクリア・・・。