Last Update : 2003/03/30 最新の情報はこちら。 |
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Check it Up 2002 | ||
Now Recommend Alubm | Now Arrived 2002/01-03 | |
![]() 山下達郎のツアーバンドがプロジェクトを結成してアルバムをリリースしました。ユニット名はNelson Super Project。メンバーは青山純(Drs)、伊藤広規(Bs)、佐橋佳幸(G)、難波弘之(Key)、重実徹(Key)、土岐英史(Sax)、佐々木久美(Vo)、国分友里恵(Vo)、三谷泰弘(Vo)!。その実力については改めて語るのは不要のスーパー・プロジェクトです。アルバムに収められている楽曲はメンバーそれぞれが持ち寄ったオリジナル曲に加えて竹内まりやが詞を提供したものもあります。いずれも極上のポップナンバーで、私が今年聞いたJモノでは間違いなくNo.1です。久し振りに興奮しながら一気に聞いてしまいました。CDは達郎のコンサート会場でしか売られていないようですが、彼らの公式サイトでは通販で購入できるので、お求めくださいませ。ライブも各地であるようなので、ぜひ足をお運びください。凄い!、とても素敵です!!。 (2002/04/20)
![]() 深まりゆく秋...そんな季節に相応しいディープなアルバムが届きました。御大吉田美奈子の新作『Stable』です。ここ何枚かの彼女のアルバムは正直怖くて聴けませんでした(^^;;)。でもこの新作は歌は相変わらず迫力満点ですが、メロディも聴きやすくかなりポップな印象です。ゴスペルを背景とした彼女の音楽性の特徴はこの作品でも堪能できて、深く深く心に沁みる曲が満載です。収録曲の<音楽は言葉>ではないですが、彼女が絞り出す心の歌を正面から心で受け止めてみてください。今まで音楽を参加ミュージシャンやら希少性だけで聞いてきた自分が恥ずかしくなるほど、全身が痺れるような思いにかられます。「音楽は心で聴く...」その大切さをシミジミと感じさせてくれる1枚です。同時に幻の限定CD『Bells』も発売。収録曲の<Christmas Tree>は世紀の名曲!。この1曲のためだけでも十分に価値有りと思います。この機会に合わせてぜひ...。 (2002/10/13) 【注意】このCDはコピーガード付CDです。単にMP3に変換できないだけでなく、世間一般でCDの呼ばれているものと異なる仕様基準で製作されているため、お手持ちのプレーヤーで再生できないばかりか故障する可能性があることを承知したうえでお買い求めください。そろそろ製造者責任としてきちんと周知活動すべきだと思うのですが...。 |
2002/01/03 ・Larry Williams/The Beatiful Struggle(2001) ※Contemporary Jazzアルバム。かつてのSeawindのようなFusion を期待したら×。私がギリギリ聞けるJazzって感じです。 ・Greg Rolie / Roots(2001) ※かつてsantana Bandに参加していた頃のノスタルジーに溢れたアルバム。Contemporary度は低いです。 ・Giant / V (2001) ※Dan Fuffのギターが炸裂するメロハー系。たまにはこんなの聞いて栄養取らねば(笑)。Van Halenとか好きな方にはぜひ!。 ・Arnold McCuller / you can't go back (1999) これって<volume one>なんて表記されているのですが、 何なんでしょうか。誰か教えてくださいませ。内容は抜群にHなサウンド(^^)。 2002/01/14 ・Tim Feehan / Sneak Preview ※Tim Feehanの噂の1stアルバム。通が集まるAOR CLUB内でも実際に音を聞けたのはごく僅かだったかと思うほどの激レア・アイテム。内容は...極上のコンテンポラリー・ポップスではありません(^^;;)。でも曲は悪くない...って感じかな?。ファンは必携!。 ・Tim Feehan / Carmarita ※こちらはAORファンはぜひとお薦めの1枚。半ば自主盤みたいなアルバムなのに出来は抜群。T.Feehanというとロックの人って印象があるかもしれませんが、時代を超える極上のサウンドが聞けます。 ・Ben Sidran/The Cat and the Hat ※Jazzではありません。Fusionというのも何ですが、実によい雰囲気を感じさせてくれる好盤です。ドラムの沼澤尚氏が推薦盤としているのも十分に頷けるコンテンポラリー度の高いアルバムです。万人必携とまでは言いませんが、機会があればぜひ。お薦めです。 ・Al Stewart / Year of the Cat この人って、やっぱりポップスの人かなぁと感じます。オリジナルは76年発売。2001年にデジタル・リマスターされてボーナス・トラック入りでCD化。リアルタイムで執着の無かった私には、ちょっと...って感じの1枚でした。 2002/02/24 ・Jay Graydon / Airplay for the Planet ※93年にリリースされた同名作品のリマスター盤がリリースされました。Cool Soundからのリリースに先駆けて輸入盤が店頭に並んでいました。今回のリリースにあたっては大御所Bernie Grundmanがマスタリングを手がけ、彼らしいナチュラルなサウンドに仕上がっています。再発にあたり、権利関係で不透明だった<Ever After Love>が落ちて未発表のB.Cantosとの共作<I Do>が収められています。こちらも派手さは無いものの、Billらしいシットリとした佳作で、なかなか楽しめます。Cool Sound盤では中田氏による入魂のライナーが期待できるので、きっとこれも買ってしまうのでしょうね(^^;;;)。 ・Robben Ford / Blue moon ※ブルース感覚に溢れるアーバン・コンテンポラリーなフレーズを聞かせてくれたR.Fordがばりばりのブルース・アルバムをリリース。R.FerranteやNiel Larsen、Vinnie Colaiuta参加のクレジットに多少のFusion色を期待したものの全編ずぶずふの(笑)ブルース・アルバムでありました。純粋なFusionサウンドを期待される方にはお薦めしません(^^;;)。 ・是方博邦/DANCER ※精力的なライブ活動を続けているベテラン・ギタリスト是さんの新作です。情熱的で官能的、縦横無尽に弾きまくる是方ワールドを堪能できます。Fusionというよりもギター・インストをお好みの方には気に入っていただけると思います。私はこの世界、好きです(^^;;)。 ・Karizma / Lost snd Found ※AORだけでなくLA Fusionも大好きな中田氏らしいCool Soundお得意の珍盤。D.Garfield率いるKarizmaの未発表曲、バージョン違い、ライブ・テイクを集めたコンピ集。ラテン・フレーバーに溢れるメロディアスでリラックスできるKarizmaサウンド。ファン以外の方にも十分楽しめる内容かと思います。 ・Grand Cross / David Matthews Presents ※このところ80年代当時の日本オリジナルのLA Fusionモノ?のコンピをやたらとリリースしていたRoving Spiritsというレーベルから遂にオリジナル盤がリリースされ始めました。当時J-Fusion系を凌駕していた名レーベル、Electric Birdの版権をここが入手したんでしょうね。そんな再発シリーズの第1弾がこれ。キーボーディストでアレンジャーのD.MatthewsがLAの超強力メンバーを集めて制作した上質Fusionアルバムです。D.Sanborn、Brecker Bros、L.Carlton、M.Millerなど参加メンバーを見ているだけでワクワクしちゃいます。同時に『New York Liner』という東海岸のギタリストの競演が楽しめるアルバムも初CD化再発になっています。往年のファンは懐かしさ100倍のサウンドです。 ・LEGEND / The Fusion Box ※通販専門のJ-Fuionコンピ盤。CD10枚の豪華BOXセットに収められた珠玉のJ-Fusionの名曲130曲。渡辺貞夫の名曲<California Showe>から始まりCasiopeaの<TOKOMEKI>まで、実に丁寧にかつ幅広く選曲されています。他にも渡辺香津美、高中正義、プリズム、パラシュート、日野皓正、Native Sun、向井滋春、佐藤博、是方博邦、深町純、鳥山雄司、塩谷哲、角松敏生、本多俊之、増尾好秋、松岡直也、大村憲二、....これだけの作品を集めようとすれば、それは大変な作業です。で、果たして誰がこんな選曲をしたのかと解説本をみれば、おおっと熊谷美広さんでしたね。中には未CD化の沢井原兒なども収められていて驚き!。権利の関係かスクエアが1曲も収められていなかったのは残念でしたが、いやぁ良い仕事だと思います。 個人的には菊地ひみこなども収めてほしかった...なんて贅沢は言えばきりがありません。店頭には置いてないので気になる方はこちらをどうぞ。 2002/03/24 ・鬼束ちひろ / This Armor ※待望の2ndアルバム。歌い方や曲調は前作とまるで同じなので、ある意味では新鮮味に欠けるって気がしないでもありませんが、逆にデビュー盤にして独自の世界を作ってしまったというべきなのでしょうか。このアルバムも心にズバっと刺さる言葉が満載で、実にハマリます。 ・The Romancing Plants / 花のうた ※マキシ・シングル盤。今月の初めに行った苗場のYumong Surf &Snowでフューチャリングされた<Eyes in the Mirror>収録。Yumingのバックで踊っていた星野直子が参加するユニットで松任谷正隆氏がプロデュースを担当している。宇宙感溢れるシンセ・サウンドは心地よいものがあります。ボーカルは正直ちょっと弱いけれど、でもこのメロはとても印象的です。試聴盤などで見かけたら、ぜひ一度聞いてみてくださいませ。 |
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2002/02/24 「DISC GUIDE SERIES #005 AOR」。 シンコー・ミュージック刊(全192頁。¥1,800+消費税) 監修・著者:中田利樹(COOL SOUND Inc.) ※中田利樹氏監修によるAOR本が遂に完成です。AORとその周辺をそれぞれのテイスト、カテゴリー別に代表作を全部で500枚紹介!。構成は以下の通りとのこと。メチャ楽しみです(^^;;)。 1.「AOR Legends 10」、2.「TOTO/Airplay Family」、3.「Pop Rock」、4.「Mainstream」、5.「Blue Eyed Soul」、6.「Jazz/Fusion」、7.「Urban Soul」、8.「Divas」、9.「Hawaii」、10.「CCM」、11.「Rare...etc.」、12.「Crossovers」 ※情報はCool SopundからのMail Magazineより。 2002/07/25 ![]() さて、このBRIOの特集では、名盤ファッション"Now and Then"としてBozやDonald Fagenのアルバムジャケットを模してモデルさんがキメてます。そして著名人から読者まで、思い入れのAOR"忘れじの名盤、私の場合"として、思い出のアルバムを語っています。そしてJ-AOR?として南佳孝の湘南AORスタイル、そしてチキンジョージのオーナーと語る神戸「大人の音」が聴ける店として、Simons Listのお客様でもあるReal Thingがフューチャーされているなど、中々の充実ぶりです。 この企画を読んで感じたこと。確かにこのHPにしても、あの頃の良き時代を語ろう...みたいな主旨が幅を利かせているけれど、よく考えれば、当時の音楽やライフスタイルがどうでしたという事だけで、決して当時に戻ろうみたいな回顧主義だけでは無いということを、改めて強調しておきたいと思いました。うぅ〜む、このことについてはCafeのコーナーでじっくりと語りましょうか(^^;;)。いずれにせよ、写真もデザインも綺麗で大人が読める雑誌なので、ぜひ一度書店で手に取ってみてくださいませ。 2002/08/15 ・Books 超ビートルズ入門 / 中山康樹 著 ![]() |
Now Arrived 2002/03-10 | Now Arrived 2002/10-12 |
2002/03/24 ・Jars of Clay / the elevent hour ※CCM。男声4人のコーラス・グループの彼らの新作です。ロック・テイスト溢れるギターサウンドが特徴。鳴りタップリの生ドラムが聞けるアルバムなんて最近は珍しいですものね。実に気持ち良いです。 ・4 HIM / Chapter One ...decade ※こちらもCCM系のコーラス・グループのデビュー10周年記念のコンピ盤。彼らの曲はともかくメロディが抜群。上質のロック・ポップスが楽しめます。記念盤だけあって、美味しい曲ばかりのお買い得盤。お薦めです。 ・Crystal Lewis / more ※爽やかボーカルが特徴の彼女のベスト盤。透明感溢れるボーカルが特徴なんだよななんて聞きだすと、いきなりのヘビーなロック・チューンに驚かされてしまいました(^^;;)。それでも出るわ出るわの名曲の数々。彼女も気づけばキャリアなアーティストになっていたということで、彼女の音を聞いたことのな方にはお薦めかも。ベストとはいえ新曲が5曲も入っているので、マニアな方もぜひ(^^;;)。 ・Rosemary Butler / ROSE ※懐かしの映画「幻魔大戦」のテーマでも有名な彼女の、当時リリースされていたアルバムのCD化。かなり以前から店頭で見かけていたけれど、ようやく購入しました。Jay GraydonとのPlanes3のユニットで一躍脚光を浴びたコンポーザー・ユニットの片割れ?、Clif Magnessが全面参加したこのアルバムは彼らしいヘビーなサウンドが全編楽しめます。Max GronenthalとClifとのコーラス・ワークが聞ける曲がある...なんて紹介したらマニアック過ぎですかね(^^;;;)。 ・和田アキラ / Ballads U ※実質解散してしまったプリズムのギタリストの彼のソロ。前作に続いてカバーアルバムですが、今回は<This Masquerade>や<Imagin>などの歌物の名曲の数々。その曲のほとんどを和田の自宅で録音したというもの。ちょっと期待しての購入でしたが、正直ハズレ?。沢知恵のボーカル入りの曲もあるのですが、肝心のボーカルが聞こえてくる前に飽きてしまうという事態に...(^^;;;)。次作はアンサンブル指向のアルバムを期待してます。 ・鳥山雄司 / take A break / Silver Shoes / Yuji Toriyama ※今ではテレビ番組ですっかりお馴染みになってしまったギタリストの彼の81年のデビュー盤からソロ作4枚がCDでリリースされました。4作目は以前にCD化した際に購入していたので、今回はこの3枚だけ買ってきました。いやはや日本のCross Over / Fuion全盛期の音で何ともいえない懐かしさ100倍って気持ちになりました。リマスターとはいえ正直音は良く無いです。でも中古LPを探しまわらずに買えるのだから良しとしましょう。ここにきてJ-Fusionモノの再発が増えているような気がします。世間で注目され始めているのでしょうかねぇ。果たしてどこで、どのように注目されているのか教えてくださいまし...。 2002/03/25 ・Jing Chi / Vinnie Colaiuta , Robben Ford , Jimmy Haslip ※こんなアルバムも買ってました(^^;;)。完璧なメンツ買いですが、正直NG!。 少なくとも私には何がやりたいのかサッパリ分かりませんでした。陣地(人知) というタイトルだかユニット名だかも謎だし、収録曲に<天国>なんてのがあったりと、何やら怪しいオリエントな雰囲気を漂わせていますが、曲の構成もメロディも曖昧とした内容に、まるでプログレ・ユニットのCDか...そんな印象でした。 ・Joe Sample / the pecan tree ※これも、ちょっと前に買っていました。PRAなるマリブのマイナー・レーベルに移籍して、自分の演りたいアルバムを作った...そんな感じでしょうか。こちらは下手に受け狙いが無い分、実にスムーズに耳に入ってきます。ライナーに、名盤『Street Life』を発表した頃の事が紹介されていましたが、もしそれが本当ならば、天下のワーナーでも天下のCrusadersでも、結局、売れ線の作品を作らされることを強要されていたんだなと、心底哀しい気持ちになってしまいました。そういえば、もっとPOPなアルバムを作れと、アダルト・コンテンポラリーな名盤となるのを約束されていた『Chicago 22』をお蔵にしたのもワーナーでしたネ...(^^;;)。Joeのこの新作はマイナー盤とはいえ実に上質、丁寧な曲作りが伝わる好盤です。って、私が最近は生ピアノの音に傾倒しているのかも...。 2002/03/27 ・Corry Wells / Ahead of Storm ※元Three Dog Night...と言ってお分かりになりますか?。70年代にChicagoとならんで大人気だったグループのメンバーとして活躍して、AORな方には名盤『Touch Me』で有名なC.Wellが当時録音したままお蔵入りしていたという幻の2ndアルバムが何故か突然のリリースです。Toto/Airplay系の音がお好みの方にはたまらない1stだっただけに、こちらも超期待の1枚です。1stのCD化も待ってますよ。 2002/04/08 ・Jay Graydon / Airplay for the Planet (Remaster) ※既に輸入盤は店頭に並んでいますが、国内盤がCool Soundからリリース。中田氏の入魂のライナーは読み応え十分。どうせ買うならCool盤でどうぞ。 2002/04/24 ・Frankie Bleu / Who's Foolin' Who? ※Simonsでも大人気。爽やかで野太くて、キャッチーなメロディ・ラインが特徴の名盤が遂にCD化です。個人的に好きな曲は少ないのですが、この曲が抜群に心に残ったりして。ぜひお求めいただきたい1枚です。このアルバムのプロデュースを担当したJoe Chemayのアルバムも同時発売。こちらもセットで。 ・Carol Bayer Sager / Sometimes Late At Night ※問題の輸入盤を買わずに我慢してて良かった(^^)。きちっとリマスターされてライナーも付いた国内盤がリリースされます。ベタ甘のボーカル・アルバムですが、押さえておきたい1枚であることは間違いなし。こんなアルバムを心から楽しめる日も、きっと来ることでしょう(^^;;;)。 2002/05/10 ・Various / Voices ※Airplayでリードボーカルを担当しているTommy Funderburkや大御所のBryan Duncanなどが参加しているCCM系のコンピレーションがCoolからリリースされます。ここでしか聞けない曲も多数収録なので楽しみでしたが、実際に耳にすると正直「うぅ〜む...」って感じ(^^;;)。マニアの方にのみお薦めの1枚でありました。 2002/07/14 ・Lance Jyo / Dreamwalking ※既知の仲となったLanceの日本デビュー盤。オリジナルは97年にリリースされた『Dreaming』に未発表曲を追加して再構成したもの。ウエストコースト風のサウンドは爽やかな雰囲気タップリ。この季節に絶対のお薦め盤です。 ・At Second Glance / s.t. ※同時にリリースされたLanceの参加していたユニットのアルバム。こちらはいきなりTim Feehanが参加していたレア盤『Footloose』に収められている<Leaving for Maui>からスタート。曲が収められている経緯はライナーを読んでくださいませ。こちらもボーナス・トラックを追加してお得盤に。ソロと合わせて2枚まとめてお買い求めくださいませ(^^;;)。 ・Something About You / Angela Bofill ※あれ?、以前にCDリリースされていなかったっけ?。確かに出てますが、今回のものは輸入盤。ボーナス・トラックを4曲追加。しかもその中にNarada Michael Waldenとの名デュエット曲が!。あれれ、でもNaradaのこの曲が入っているアルバムもCD化したよね...って、何とそのテイクとは別バージョンという、何ともマニア泣かせのボーナス・トラックでありました。基本的には同じトラックのミックス違いなのですが、シンプルな分、このAngelaバージョンも捨て難い感じ。さらにシェールのために書き下ろされてEngland Danなどにもカバーされている<Holdin' Out for Love>のスペイン語?バージョンもあったりして、ふぅむ、こちらもぜひ押さえておきたい盤ということに。内容は80年代全盛のブラコン・テイスト。思わず体が動き出す心地よりコンテンポラリーなソウル・ナンバーがぎっしりです。 ★ずーーーっと更新してこなかったツケがまわって、どれを紹介すれば良いか、 分からなくなってしまいました。スミマセン、気づいたものを順不同で紹介して おきます...m(_._)m。 ・Gerald Albright / Groovology ※GRPからリリースされたバリバリの新作。彼自身については何の知識も無いですが、参加ミュージシャン名..Ricky Lawson、Paul Jackson Jr.,、Jeff Lorberらの名前に惹かれて買ってしまいました。聞けば実に心地よいコンテンポラリーなFusionサウンドにホッとしました。タイトルが示しているように、グルーヴ感を大切にした...って感じですが、メロだって決して疎かにしていないところは中々感心(^^)。ちょっとだけお薦め。 ・Mark Douthit / Groove ※あらら、こちらも似たようなタイトルですね。この人についても何も知りませんです(汗)。Larry Carltonの推薦コメントがジャケに付いていて、ただそれだけで買ったようなもの。ただ収録曲に何と<What You Won't Do for Love>があって、しかもボーカルはあのChris Rodriguezだったので「おお」って感じ。聞けばぼちぼちってところでしたが、ボビーの曲をCCMの隠れ名ボーカリストが歌っているってところに引っかかる私って普通じゃないと我ながら思ったりして(大汗)。他にも<Can't Hide Love>やジノの<I Just Wanna Stop>が収められていたりして、AOR好きな方には要チェックかも、でも全体の感じは単なる普通のスムース・ジャズです(^^;;)。あまり期待しないでね。 ・Buzz Feiten & The New Full Moon ※オリジナルFullMoonのジャケを模したこの新作は、ニール抜き。代わりに参加したキーボーディストは何とJai Winding。代役としては申し分の無い実力者でありました。さらに先に死去したオリジナル・サックス・プレイヤーのGene Dinwinddieに代わって参加したのはDave WickleバンドのB. Fields。オリジナル・フルムーンやコンテンポラリーなワーナー時代のフル・ムーンとも、また一味違った大人の骨太なFusionサウンドとして心地良いものを感じさせてくれます。スムースだグルーヴだと洗練させるだけの能だけでなく脳も無いアルバムとは違う本物志向の新作としてお薦めしておきましょう。 2002/08/15 ・Leo Sayer / Thunder in My Heart ※70年代前半からヒットメイカーとして活躍したLeo sayerの77年リリースのアルバムがリマスタリングCDとしてリリースされました。果たして皆さんは彼の名前を見ると何を思い浮かべるのでしょうか。私は完璧に<The Show Must Go On>の「Baby〜♪」ってフレーズしか浮かびません...同年代の方、誰か賛同してください(^^;;)。で、そんな彼がこんなアルバムを制作していたわけですが、果たして参加ミュージシャンはJeff Porcaro、David Hungate、Lee Ritenour、Larry Carlton、Jay Graydon、Michaei Omartian、Tom Snow、Lenny Castro、Tom Scott、David Paich....。今にして思えば凄いですよね。曲は単なるロック調のポピュラー・アルバム?。演奏にしても、そんなに「すげー」ってことはありません。Jayのソロにしたって音がダブってませんし(笑)。ただJeffならではのリズムのドライブ感は全編楽しめます。Jeffファンの方には、持っていてもよいかなって感じの1枚であります。あ、leo本人のファンの方は、これを機会にCDでお持ちくださいませ。 ・Bruce Gaitsch / Nova ※中田さんのMail Magazineでも紹介されていましたが、確かにこれはAORなアルバムではありません。でも私も個人的にBruceの大ファンなので、彼のギターのフレーズが聞けるだけで満足。曲調はちと辛いものも多いのですが、彼のメロディー・メイカーというかフレーズ・メイカーとしての才能は十分に楽しめます。彼にはもっとメインストリームを歩んでほしいのですけどね...。 2002/10/13 ・個人的に相当期待してたFull Moonのライブ盤がリリースされましたが、何とも最悪の音質で唖然としました。カセットテープで残された音源をCD化した...そんな印象です。Murcus MillerのLive盤のように予め音質が悪いということを明らかにしたうえで販売するならともかく、正直この音質はサギ!。しかも曲名を間違えてクレジットしている醜態を曝しています。期待が大きかった分、失望も大きくて、間違いなく今年リリースされた最悪盤と断言します。音が悪くても、そこに収められているパフォーマンスは当時ライブを見られなかった私には貴重なテイクとして、それなりに楽しめましたけど、こんな出し方していたらダメです。ダメダメ100発!。人によってはザケンナ!常態か。残念です...(泣)。 |
2002/10/13 ・以前にお知らせしていた某JMのアルバムのCD化は流れたようです(^^;;)。果たしてあんなレアネタをCDにして本気で売る気があったのかは疑問ですが、それでもCD化の対象に上がっただけでも軌跡というか無謀というか。もっと作品の価値に順位付けしたうえで計画してほしいものです。これでまたオリジナルのLPは高値継続ってことでしょうか...(泣)。 ・The Best of Bill Wolfer <Call Me>の作者として有名?な彼のベスト盤が輸入盤でリリースされていました。自作のオリジナルの『Wolf』だけでなく、Finis HendersonやMichael Jackson、Jon Gibsonなどのボーカルチューンも収められていて、それなりに楽しめました。Stevie Wonderによるハーモニカなんてのもフューチャリングされていて、まさにベスト盤ならではのバラエティ豊かな楽曲が並んでいます。 ・Performing The Songs Pink Floyd こちらはタイトル通りのPink Floydのトリビュートアルバム。これだけだったらここのサイトで紹介するアルバムではないと思うけれど、参加メンバーを並べると、おおっと思われる方も多いかと。Steve Lukather、Vinnie Colauta、Bobby Kimball、Fee Waybill、Mike Baird、Robben Ford、Steve porcaro、Mike Porcaro ...。他にもYesのメンバーやらTommy Showなど、おいおいって感じのメンツです。曲は<Shine on You Crazy Diamond>や<Mony>、<Another Brick in the Wall>などFloydファンには馴染みの曲ばかり。全体にかなりヘビーな出来で一大ロックオペラ...そんな感じです。改めてオリジナルを聴き直したくなるアルバムでありました。 ・Richard Marx / Days in Avalon リチャマの久し振りの新作です。かつてのロックアイドル的な作品は鳴りを潜めて、こちらも深く精神世界を表現するかのような落ち着いた曲が多く収められています。ジャケットに写る(特に裏ジャケ)彼の近影は、どこかやつれているようで、「そんなに深く考え込まない方が...」なんて思わず声をかけたくなるような気すらします。Topページで紹介している吉田美奈子ではないですけど、そんなに深刻にならなくたって心にシッカリとメッセージを届けることはできると思うので、もっとチカラを抜いて素直に曲作りをしてくれれば...って、いらんお節介ですね(^^;;)。全体にアコースティックでコンテンポラリー度は高い良質なボーカルアルバムかと思います。でも売れないだろうな...(^^;;;)。 ・Misia / Kiss in the Sky ほとんど憎悪に近い感情をもっているavexのCCCDですが、作品の内容となればまた別の話。最近特に執着をもって聞いているMisiaの新作は、いわゆるavexらしくない作品で相変わらずのMisiaワールドを展開しています。彼女の魅力は何といってもどこか懐かしい曲調。暑苦しく歌い上げるスタイルが苦手な方もいるようですが、単に歌が上手いとか高音が出るとか、そんな表面だけで評価してはだめです。バックのオケのチープさが目立つのは気になりますが、それでも前3作(リミックス盤を除く)と比較しても楽曲の良さは引けをとりません。間もなくスタートする今年のツアー。初めて参戦する私は楽しみで仕方ありません(笑)。 2002/10/13 ・Char / Sacred Hills かつてのギターアイドルもかなり枯れてきましたね...とジャケに写る彼の姿にシミジミしてしまいます。ただプレーは枯れた分、味わいも増していて何とも嬉しいギターインスト・アルバムを届けてくれました。アコースティックなテイストを上手く盛り込んだ雰囲気はまさに彼の今の音。往時のミュージシャンが今も現役で今の音作りに励んでいるのは嬉しい限りです。テレビ朝日のニュースステーションのスポーツコーナーのテーマ曲なども収められています。ちょっだけ燃えてしまいます。 ・松原正樹/Humarhyhm II 今年でデビュー25周年になるという彼の新作が登場です。前作の『I』に引けをとらないリラックスしたギター・インスト・アルバムで好盤です。彼のソロアルバムはaosisのヤラセ企画とは一線を画してして、日本にもこんな素敵なフュージョン・アーティストがまだ残ってますよって感じで、実にホッとします。 彼がかつて参加していたParachuteの一連のアルバムと、彼のソロワークがリマスターで発売されています。AORな方にはEric Taggが参加していた『Painted Woman』辺りが執着あるかと思いますが、当時のJ-Fusion好きな方には、そんな妙な理由で中古盤が高値になっていたことを悲しんでいたことでしょう。それでもようやく再発になったので、この機会にぜひどうぞ。と、言いつつも、このリマスターって、音は本当に良くなっているのでしょうか。私も持っていなかった『Painted...』を買ってきましたが、どうも低音が強調され過ぎているように聞こえてなりません。いわゆる今風の音ということになるのかとも思いますが、オリジナルに忠実に再現するのが再発の意味ではないのでしょうか。他のオーディオ・セットで再生するとどんな風に聞こえるのでしょうか...。 ・Josep Williams / s.t. Cool Soundから満を持して再度リリースされたパーフェクト版。ピッチもオリジナルに戻り、これでようやく本当に再発されたって感じがします。また「ファンの間で物議をかもした(笑)」といわれている<I DidN't Do It>も2テイク収められていて、「よしよし」って感じですね。商売っ気の強いジョーイの契約範囲で(苦笑)いつまでも廃盤にせずに売り続けてくださいまし。改めて紹介するまでもなくTOTO好きな方は必携!。時代のAORの一つのカテゴリーを代表する名盤であります。 2002/11/02 ※再び三度、長期不更新だったので、果たしていつ購入したのか分からなくなってしまいました。それでも一言ずつでもコメントしたいアルバムをご紹介します。 ・Jakob Magnusson / Jack Magnet ※一体どちらがタイトルでどちらがアーティスト名か?なんてタイトルのアルバム。以前にこのコンテンツで激レアのJMがCD化!なんて書いていましたが、発売が遅れてやっとリリースされました。遅れた理由はともかくも、こんなにレアなアルバムがCD化だなんて、一体全体...言葉もありません。ライナーで今やAOR系で中田氏と並ぶほどの仕事をこなすK君も書いていますが、ともかくこのアルバムはコアなファンの間でも幻の一枚でありました。私も音だけは持っていましたけど、まさに究極のLAサウンドって感じです。そりゃミュージシャンもコンポーザーもこれでもかと有名所を揃えていれば、この質で当然って感じです。しかし、こんなアルバムが幻になってしまうのか...そちらの方が不思議でなりません。AORファンは必携です。 ・David Meece / There I Go Again ※CCMシーンで活躍する彼の久し振りの新譜。ロック・テイストに溢れた好盤。80年代の典型的なアメリカン・ロックが楽しめます。02年に聞いたCCMの中では飛びぬけてロックなアルバムって感じです。 ・SANTANA / Shaman ※えぇ〜、今更サンタナ???って...って感じですが、結構ヒットしたんですよね、このアルバム。あまりに話題になっているので果たしてと思って購入。確かにかつてのサンタナらしく、ラテン系のサウンドを基本とした独特のロック・チューンが並んでいて、中にはボーカル物で実にコンテンポラリーな雰囲気を漂わせる作品も収められていましたが、今一つ合点がいきません。こんなアルバムが2002年にリリースされる必然性をまるで感じないのです。ベテランが頑張ってアルバムを制作していることには拍手を送りますが、だからと言ってシーンが大騒ぎするなんて、どうかしてます。現役の(笑)ミュージシャン達は一体何をしているんだ!と怒るよりも今の制作サイドは一体どんな音楽を作ろうとしているのかと、レコード会社の姿勢に大きな「喝!」を食らわせたい思いにかられました。内容はそれなりで合格点ですよ。良い作品だと思います。それでも釈然としない気持ちを押さえられないアルバムでありました。 ・奥本亮 / Coming Through ※一部で異常な盛り上がりをみせたアメリカで活躍していたキーボーディスト奥本氏の最新作。相変わらずのプログレッシブ...というよりもアグレッシブなブレーが堪能できました。偶然にもお会いできた彼の人柄のよさとは一転して過激で奔放なプレーは、好きな人にはたまらないテイストでしょうね。TOTOネタ追っかけの方には貴重な一枚となることでしょう。 ・Eric Clapton / One More Car One More Rider...Live On Tour 2001 (DVD) ※御大Claptonの最新ライブ映像。加齢臭がプンプンしそうなメンツでのステージはまさに円熟を通り越して究極の醗酵食品のようだ。このキャリアにして、キャリアに相応しい進化を続ける彼のミュージシャン・シップはさすがです。スタジオ版の最新アルバムはどうにもいただけなかった私でも、ステージでのアレンジであれば難なく受け入れることができました。懐かしの名曲に歓喜できるのは、過去の作品に対して何らかの思い入れがある人だけの特権でしょう。いきなりこんな曲を聞かされても、果たして今の人達にはピンとこないかもしれません。久し振りに聞いた<Bell Bottom Blues>に思わず涙がでそうになりました。こんな曲に匹敵するくらいの今の曲を聞きたいです。 ・Paul McCartney / in the U.S. (DVD) ※仕事の関係で残念ながら見に行くことのできなかったPaulの最新ツアーの映像です。CDで聞いたオープニングの<Hello Goodbye>の唐突さも、映像では直前のイントロダクションも収録されていて、「これなら納得」って感じのコンサートの幕開けです。正直彼のボーカルも随分と枯れたなぁと思う反面、一生涯ミュージシャンとして活動してくれる元ビートルズのメンバーの偉大さに拍手を送りましょう。自分の息子ほど若いミュージシャンに支えられ、音楽の楽しさ素晴らしさを世紀を超えて伝えてくれるミュージシャンの活動を暖かく見守りたいと思いました。 ・We Are The World / USA for Africa (DVD) ※1985年の奇跡のチャリティ企画の映像がDVDで再登場です。嫌らしい断り書きで「映像に乱れがありますが正式なマスターを仕様しています」などと言い訳していますが、確かにかなりの長時間にわたって画面下にノイズが確認できます。マスター使っているとはいえこんな製品をリリースしてはダメダメです。で、中味も以前にLDでリリースされていたものと寸分の違いも無くボーナス映像もナシ。権利者に言いように騙されたんじゃないのって感じです(^^;;)。ただし内容そのものは当時の熱い思いを改めて感じることができました。当時のスターの素顔が覗けるだけでなく、音楽のがもつパワーみたいなものが、まだ信じられた素敵な時代の記録として実に貴重かと思いました。日本に限らず今の音楽シーンは、こうした音楽が本来もつ素敵なパワーを鑑みることなく単に商品価値だけで語っているようで、哀しくなってしまいます。「私達がいる世界、全ては一つ...」そんな深い精神世界メッセージを静かに受け止めましょう。単に皆で演って盛り上がる...そんな浅はかな曲ではありませんよ..って、誰に向かって言っているのでしょうか(^^;;;)。 ・Bob Dylan Live 1975(2CD+Bounus DVD Disc) ※さてさてこちらはもっと古い作品の完全盤のリリース。当時Rolling Thunder Revueと題してツアーを周っていたBob Dylanの公式ブート?です。当時もこのツアーのライブアルバムはリリースされていましたが、今回は収録曲はそれと倍以上多く納められています(2枚組だし...)。得たいの知れない迫力...これがDylanの魅力です。シャガレ声でネイティブにだって聞き取れないラフな発音で、果たしてこれがメッセージ・ソングの神様かと言われると、私にも説得できませんけれど、それでもコンテンポラリーな世界とは対極をなす心の叫びを、機会があればぜひ一度聞いてみてくださいませ。彼の代表作がぞろぞろ出てきて、ファンには堪らない作品といえるでしょう。70年代のフォーク・ブームをリアルに体験してこなかった人には、正直辛いでしょうね。街頭でジャカジャカとギター掻き鳴らしている若造の中で、この世界を理解できる奴が果たしているでしょうか。いや、理解できなくて当然なんですよね。今このサウンドを蘇らそうなんて、これっぽっちも思いませんよ。でも確実にこんな音楽があったということだけでも知っておいてほしいなと...そんな気持ちです。 The Crusaders / Rural Renewal ※クルセイダースの音楽も時代によってテイストが結構変わっていたりするので、どの時代の彼らが好きかで評価も変わって来るのかもしれません。個人的には今回のアルバムを聞いて、「あっ、クルセイダースだ」とは感じませんでした。ただ、元々一緒に演奏してきた人達ということで、Clapton Bandとは違って、かなりサウンドの一体感みたいなものは感じることができました。クルセイダースの音楽の基本はグルーブにあると某Fusion本でも書きましたけれど、そんなグルーブ感がちょっと弱いなというが正直なところ。ただここでタイトルがリニューアルだとしているあたり、またこのメンツでの活動に含みを残して、最後の葬式代くらい稼ごうってことかもしれません。当時の彼らの功績の大きさは万人が評価してほしいほど偉大なものがあると思います。世紀を超えて今再び彼らが集まり、ニュー・クルセイダースだと言う以上、単に集まってセッションしましたでは済まされないと思います。でもこのアルバムはそんなワンタイムなセッションの記録には聞こえなかったということでは、合格点なのかもしれません。彼らの音楽に心酔していたものの贔屓目なのかもしれませんけどね...。 ・ヒトトヨウ / 月天心 ※J-POPモノです。ユーミンのツアーで音楽監督している武部聡志がからむ作品として私は注目してしまいましたが、聞けばチャイニーズ・ソウル???って感じの実に不思議な世界でありました。ヒット曲<もらい泣き>は名曲だと思います。オリエンタルな雰囲気から言えば私には元ちとせよりもインパクトありました。お薦め...ってことではありませんが、個人的に印象に残ったシンガーでありました。 |
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