- 概要
- キク科ヒマワリ属の多年草
- 北アメリカ原産の外来種
- 草丈1.5~3m、菊に似た黄色い花が9~10月に咲く。10月末に地中に塊茎を作る。
- 菊に似た花が咲き、イモができるから菊芋。
- イヌリン(体内酵素で糖に分解されない・栄養学的には食物繊維扱い)を含み、デンプン(体内で吸収されやすい糖質に変化)を含まない。
カレンダー
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
植付 | . | . | . | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . |
開花 | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ | . | . |
収穫 | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ |
- 効能
- 消化(分解)されずに大腸にいったり他の糖の吸収を邪魔したりするので生活習慣病等の改善(糖尿病・肥満・高血圧など)に。
- 消化されないので腸内で有益な細菌のエサになる。
- 種蒔き・植付
- 4月~5月頃、5~10cm掘って種芋を埋めます。根が横に張るので株間は50cmほどあける。
- 日光を好み、背が高くなるので他の野菜と植えるときはそれらより北側に植えるとよいかも。
掘り出さななければ春前まで土の中で保存できるのでそれも踏まえて場所選びは慎重に。
- 養分をたくさん吸収するので、元肥をしっかり混ぜておく。それでも畑が痩せてくるらしいので同じ場所に何年も植え付けないほうがいい。
- プランターの場合、野菜用などの深くて大きいものに2株程植える。
- 肥料・水やり・その他作業
- 追肥は必要ない。
- 水やりはほとんど必要なし。
- 1株の根元から何本も芽が伸びてきたら2~3本残して間引く。
- ある程度伸びてきたら強風などで倒れないように周りに支柱を立てて紐で囲むか、何株かまとめて紐で括る。
- 収穫・保存
- 収穫は花が終わって茎等が枯れてきたら。掘り出すときは徹底的に!
- 保存場所は土の中が一番なので、食べるときに必要分掘り出すのがベスト。ただし春になると芽が出ます。
- 冷蔵庫で保存:泥のついたまま湿った新聞紙にくるんで野菜室で約一週間もちます。
- 乾燥させる:掘り出したものを洗って土を落とし、スライサー等で薄切りにして天日で乾燥。
- 病害虫
- 注意
- 繁殖力がとっても強い。極小のイモでも畑に残っていると春になると芽が出てくる。