DATA
Rleased at NOV,1980
Produced by the Damned
(9 HISTORY OF THE WORLD PART1はHansZimmerがoverproduce)
From Chiswik CWK 3015
最高位29位
オリジナル盤は33回転盤が1枚、45回転盤が1枚の2枚組みで、45回転にはCURTAIN CALL とLOVE SONG などのライブが収録されている。なおジャケットを真っ黒にした文字どおりのブラックアルバムがあり、これには33回転でライブ部分がカットされてそれ以外が1枚に収められている。
Vocal Dave Vanian
Guitar Captain Sensible
Bass Paul Gray
Drums Rat Scabies
80年にAlgy Wardをクビにして、かわりにPaul Grayが加入。サウンド的にはより精緻な表現が可能になった。
80年代になってもパンクを相変わらずやっている、漫画みたいなキャバレーバンドとダムドを皮肉ったプレスに対して、キャプテンはこうやり返している。「俺はコメディアンではない、真面目なミュージシャンだ。俺たちのギグは劇場のようなもので、狂気による音楽だ。だけどスタジオではとてもシリアスにやるんだ。」
多くの点でヴァニアンの趣向性が色としてにじみだしており、それをキャプテン、ラットがサウンドとして結実させている。妖気じみたような夜をイメージさせる雰囲気がアルバムのそこかしこにただよっているが、個人的にはこの感じがダムドの魅力の1つと思っている。ロックとオカルトの要素の結び付きなんて今さら取り上げることもないが、ダムド場合にはそれが表現の広がりに昇華され、プログレというよりむしろ暗いサイケといった感じになっている。カーテンコールは15分を超えるが、クラシックの要素を取り入れかなり重厚な展開を作り出している。ここら辺りの評価がダムドは難しい。パンクの粋からはずれることはともかく、そのような単純な色分けでは収まりがつかない。パンクを聞きたい人にとって困惑するだけのアルバムかもしれないが、確信犯としてのダムドはすでにパンクというから騒ぎから、オリジナルなバンドへ逃げ失せ、煙にまいて高笑いをしている。パンクがどうのってことじゃなく、新しいタイプの音として、または独特な世界としてのダムドがある。彼等がやることはやった結果がどのような種類のもに分けられようが、彼等自信のテンションの高さで善し悪しが決まるということだいうことを物語っている。
1 WAIT FOR THE BLACKOUT
2 LIVELY ARTS
3 SILLY KIDS GAMES
4 DRINKING ABOUT MY BABY
5 TWEISTED NERVE
6 HIT OR MISS
7 DR.JERKILL AND MR.HYDE
8 SCIK OF THIS AND THAT
9 HISTORY OF THE WORLD PART1
10 13TH FLOOR VENDETTA
11THERAPY
12 CURTAIN CALL
13 LOVE SONG
14 SECONDTIME AROUND
15 SMASH IT UP (PART1&2)
16 NEW ROSE
17 I JUST CAN'T BE HAPPY TODAY
18 PLAN9 CHANNEL7
1997 SMASH IT UP (PLAN9 CHANNEL7)