25分
モノクロ
16ミリ
撮影 福元文一
音楽 田中未知
編集 大島ともよ
助監督 森崎偏陸
制作 九絛映子
出演 新高恵子 蘭妖子 有栖川志子 田井中浪子 佐々田季司 根本豊 大野進 パンチョ目黒 小竹信節
オーバーハウゼン実験映画祭銀賞受賞
カンヌ映画祭監督週間招待
迷宮談はドアの映画である。
この映画のなかでは、ドアの向こうの世界が無限に変っていたり、映画自体がドアに映っていいたりするのである。以前から私は、スクリーンは白い布ではなく、ドアだと考えていた。 開閉が自在のスクリーンは、釘を打ち込むことも、鍵をかけることも可能であり、同時に世界の出入り口をも暗示する。映写理論、映写機とスクリーンの距離論、そして映されるスクリーン論等を一括して、一つの”映写行為が成り立つ”という前提から、この映画はつくられたわけである。上映時、実際にスクリーンではなく、ドアに映したこともあった。
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