70年代のパンクシーンは没落した。
初期に活躍した連中は次第に独自の表現としてパンクを超えた形に変っていった。
理念を継承し、より多様な音楽形態をとるようになっていった。パンクが提示した現状打破という発想から新しいバンドが出現して、いわゆるニューウエーブと呼ばれるようになる。イギリスのロックは活性化されたのである。
それはパンクを過去のものと語られるようになることでもあった。
狭義の定義によりパンクを葬りさりたがった連中への答えは、初期のパンクがもっていた過激なスピードと暴力性的要素の鋭さをましたバンドの登場だった。
PUNKS NOT DEAD
これが彼等のスローガンだった。