1997/02/15(SAT)

1997/02/15(SAT)



アホは気楽でいいですね。バカ言ってればそれで間がもつんだったら、実際、こんなに楽なことはない。美代ちゃんやクレーンや鋼索が頑張ってるうちはいいんですよ。ほらまた、そこにアホがいるじゃない、そこにもいるじゃない、という事態になるとね。いいんですよ。あ、人がくる、アホだ。というのと、あ、人がくる、アホじゃない、というのとではまったく違ってくる。アホじゃないと、話にならない。友達なんか、一発で決まる。たとえば、芝山幹郎なんて、いがいとアホなんだ。これは合格。清水鱗造もアホだから、合格。倉田もパス。不合格のやつは、名前なんか載せない。不合格はゼロ。
アホなやつと知り合いになれて、鯛のあら煮でも食って、ビールなんかちょっといれてアホなお喋りしてれば、もう最高。この世では実現不可能でもまあ、アホは夢のなかで生きるからダイジョウブさ。

鯛のあら煮に限らないよ。鯛の子の煮つけでもいいよ。別に鯛に限ることもない。秋刀魚だって、焼き具合いによってうまいもんなあ。大きな皿に、まるごと一匹の秋刀魚を、それも塩あじのピリリと利いたやつを転がして、炊きたてのこしひかりで、いただくのよ。醤油味だけでね。お料理番組はこれでおしまい。

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夏際敏生日記 [1997/01/21-1997/02/22] 目次| 前頁(1997/02/14(FRI))| 次頁(1997/02/16(SUN))|