1997/02/09(SUN)

1997/02/09(SUN)



悲しむべき錯覚。きょうの日記はもう済んでいると思い込んでいたのだ。甘かった。いま午前2時24分。暦の上からはもう立派に「きょう」ではなく「あした」である。つまりわたしはぼやぼやしている間に事実上2日間も遅れをとったことになる。
何だか、いまの自分を象徴するような話で、ぞっとしない。

だいたい、なっちゃいないんだよ。集中力がまるでないし、物事に持続というものがまるでない。すぐ飽きちゃう。注意力が極度に散漫。これも全部クスリのせいか。どうも全部とは思えないがね。もうほんとうにおしまいかね。そのほうがいいね。すべて終わりにしたほうがいいね。できるものならそうしたい。できるものなら、なんて言ってないでそっちに向かうべきだ。やってできないことはないだろう。
きょうは、居ても立ってもいられない気持ちで、『ゆいごん』を書き直した。これで、彼女にはなるべく迷惑をかけないで、いけるか。

でも、もういいや。なんでもいいや。全部投げちゃえ。詩のことだけはまだストイックなものが残っていてプラン通りにいきたい思いが強いけど、その他のことはもうはっきり言ってどうでもいいや。どうなってもいい。どうせ、一人で死ぬんだろ。いいんだ。もう放っといてもらいたいもんだ。あれこれもうたくさんだ。

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夏際敏生日記 [1997/01/21-1997/02/22] 目次| 前頁(1997/02/08(SAT))| 次頁(1997/02/11(TUE))|