JUNGAPOP INTERVIEW PART 2


PART 3に続く

音楽性の話の筈が、なぜか野球の話(笑)


良治デモテープを作って、ズゥーッと貯めて貯めて、もう5、60曲作ってあります。100近かったんですけども、いいのを抜粋すると5、60。その中から次々に、出していくつもりなんですよ。
得能計画としては、今回のマキシシングルは4曲入りなんですが、なぜ4曲かというのも理由があって、そんなことばっかりじゃないと思うんですけど、12曲入りアルバムとか作ると、どうしても力の抜けてる曲が出ちゃったりするんですよ。意識的にもやるけど。いい意味でのステ曲。
良治悪い意味でとられちゃうと、ヘンチョコリンになっちゃうんですども。単純にね、この曲が生きるための曲って言うのがあるんですよ。で、しかもこの曲はただの悪い曲じゃなくて、これがあるから、これがいいよねっていう構成の立て方とか作り方とかアルバムの作り方をする、作品としてつくっちゃう。
得能物語みたいな形で、ま、つじつまあってないにしろ、やっぱり1枚1時間強ぐらいの物語だったりしますよね。一方、4曲ってたかだか20分、17分ぐらい? 短編集みたいな感じで、どの曲も捨てられないと言うか。
一平やっぱりあの、4番バッターばっかり集めた巨人は勝てない(笑)やっぱり2番とか6番7番にそういうつなぎの選手がいるからこそ勝てる。
良治今の巨人は勝つよ。
得能いや、もう優勝はできないよ。
一平、阪神ファンなんですよ。
一平それは違うと思うな。ぼく、大阪にいたときは短いんですけど、大阪に住んでたときは巨人ファンだったんですよ。こっちに移ってきたとたんに阪神ファンになっちゃって。
良治あ、まぁぼくジャイアンツファンじゃないですか。いっつも喧嘩してます。野球チームをつくってるんですよ。あかつきっていうチームを作って2人でやってます。
得能結構強いんだよね。
良治凄いんですよ、あのー日ハムの二軍の相模原球場
一平今年あのージュニアオールスターの、えージュニアオールスターで使った球場なんですよ。すごいいい球場です。
得能そこをホームグラウンドにしてるのよ。
一平ひとり500円ぐらいで、安いんだよだから。ちゃんとした球場が、
良治スコアボードもちゃんと出るんだよ、電光掲示板で。名前は載りませんけどね。点数とストライクとボールぐらいは
一平名前載せると800円ぐらいなんですよ(笑)。
良治で、自分たちでアナウンサーを連れていくとちゃんと呼び出してくれるの。「1番センター尾上君」とかそういうの
得能良治、CHARさんのところにも入ってて、SMOKYっていう。で、こないだやったんでしょ? 良治はSMOKYに入ったんです。
米TARO(爆笑)裏切りもんじゃないですか。
得能裏切り者だよね(笑)。
一平SMOKYの人数が足りなかったんですよ。
得能あ、そういうことか。
草野球ぎりぎりでやってますから。
米TARO成程、ちょ、ちょっと音楽の方のお話に(一同爆笑)戻らせていただいて。
「JUNGAPOP」の音楽性って、言葉堅くなっちゃうんですけど、どういう路線ですか。今日のLIVEを聴くと、とてもメロディーラインのきれいな曲が多かったんですけど。
得能基本的には、なんだろうな。奇をてらってもいないし、一平がいうところの 「融合」だったりとかするんじゃない。聴いてきた音楽の「融合」だったり。
一平たぶんもうね、エディットする時代だと思いますよ。今まで出てきたものを、いかにエディットして自分たちの形にするか、という時代にきてると思いますね。
米TAROエディットするところが、オリジナリティみたいな解釈なんですかね。
得能そうじゃないですか。もう全く新しい形というのは、前衛ミュージックとかを抜かせばね、ポップとかロックの世界ではもうないんじゃないか。狙っても出来ないよね。きっと。天から聞こえてきた声とかで、そういう曲が出来たりとかするかもしれないんですけど。
でも基本的には、出揃ったと言い続けられて、何十年とたってますから。11音しか音がなくてその組み合わせしかないというなら。
良治やっぱり、どうしたって日本人のロックなんですよ。日本人のロックで。
これは、一平がどういうふうな見え方、一言で言うならなんだろうって話をしてて、「デジログ」。デジタルとアナログを融合させた、デジログしかもモンタージュである。
で、コラージュではちょっとやさしすぎるから、モンタージュのように違う鼻違う口、んでかみ合わさったロックでもいいんじゃない?っていうイメージの音楽をジャンガはやろうよと。
アナログでやりたいんだけど、もう所詮は今はもう、これは得能の分野なんですけど、どうしたってデジタルになっちゃう。でもそれをアナログにどんくらい近づけたいか
得能コントロールするのは人間なわけでしょ? ぼくもコンピュータで音楽作るようになって何年にもなるんですけど、初めはひたすら機械にふりまわされちゃうわけですよ。でも、打ってるのは人間なわけじゃないですか。
だからある時期越えると機械も安定して、バグとかなくなって、で、やっとコントロール出来るようになるんですね。
一平も仕事ではマック使ってて、フォトショップとイラストレータというソフト使ってて、でも、基本的にはいじるのは人間だったりとかするんだ。音楽もそういう音楽になりたいと。

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