「Goleden Kids」99上半期, 総決算インタビュー(3/4)


【「TRANS」ツアーを振り返って〜伝説の・・・】

コメホカ:「TRANS」ツアーに参加されて如何 でしたか?米米のメドレーとかもあって・・・(言い出しにくそうに)私の個人的な感想なんですけど、 ホーンセクションの入っていない米米の曲は、盛り上がっているんだけど、 ちょっとモノ足りないような。
ミナコ:うん凄い、楽しかったですよ。 いろいろ地方にも、久しぶりに行けたし。たしかに、おっしゃられるような部分も あったかもしれないですね。ただ、久しぶりに行った地方では、「やっと(米米が)見れた」 みたいなノリがあるんですよ。シュークがいて、てっぺいちゃんがいて、米米時代は若くて まだ見れなかったけど、大人になってやっと見れたとか、なかなか住んでるところに、 来てくれなかったとか。シュークが出ちゃってるから、初めてのお客さんとかは米米を 見てるような気持ちでいるのかもなー、なんて。そういう意味でもてっぺいちゃんの、 大サービスだったと、私は思ってます。
コメホカ:そういうの、確かにあるかも しれないですね。
ミナコ:ましてやアンコールでやるから。 本編はてっぺいちゃん見に来てるんですよ、それは当たり前なんだけど。 アンコールの時のノリっていうのはね、もう、不思議でしたよ。踊ってても、 米米時代からだけのお客さんじゃないことは確かに感じたし。なのにみんな、踊るんですよ。 手がふわーっと上がってきたりとか、なんでみんな、知ってるんだろう、って思って。 噂によると、結構初めてのお客さんで、米米は見れなかったけど・・・って。
コメホカ:これが伝説の米米 、みたいな?これが『SHAKE HIP』の踊りかー、みたいな。
ミナコ:初めてのお客さんはそうですよ。 純粋に、米米CLUBってこんな感じだったんだーって、思ってる人もいたんでしょうね。 米米メドレーをやると、こういうノリで(米米は)やってたんだーって感じたんじゃな いかなー、多分。
コメホカ:そうかも知れないですねー。
ミナコ:もちろん、これが米米CLUB(そのも の)って、思った人はいないと思うけど。
金 子:もちろん、メンバが違うし、 コンセプトも違うんだから。でも、ああいう、コンサートができる人は、(石井竜也の)他にいないもんねー。 1年間、石井竜也ワールドを作ってきたんだから、米米メドレーは、 サービスですよ。結局、みんな石井竜也のことが好きなわけだし。アーチストは やりたい事、を精一杯(お客さんに)やってあげたいんですよ。
コメホカ:実際、すごくいいサービスだっ たと思いましたよ。ものすごく盛りあがってたし。
ミナコ:てっぺいちゃんの(ツアーの)中で、 シュークが出るのは、今回、本当にサービスでしたからね。盛り上がったと思います。 基本は、てっぺいちゃんを見に来てるんだからね。


【ホーンの役割】

金 子:さきほど、ホーンの事があったんです けど、ホーンの音って、ドラムとかベースに近いっていうか、プッシュされる音って、感じ ですよね。
コメホカ:そうなんですよ、ポンって出る と、フッって踊れるっていう。
ミナコ:そーなんですよ。私、今回のFUZZ JAZZ のライブで思ったのは、袖で見てても、盛りあがり方がね、「TRANS」ツアーとも、 また違うんですよ。ホーンセクションの音をライブハウスで、ドカンと聞かされちゃうと、 アドレナリンがドンって上がっちゃうような事があるのかなーって(一同爆笑) いきなりお客さんが、舞い上がっってるのが分かる感じ。
コメホカ:風圧みたいな(笑)
ミナコ:そう、ドンドン盛り上がってきて、 最後は「ヒエー!!」って(笑)特に、私は、ところどころ出て、最後のアンコールとか 出てくると、モー、凄い状況になってて、本当凄いです(笑) テッペイちゃんのライブも見て、BHBも見る人もいるし、BHBしか見ないって言う人もいる。 いろいろなファンの方がいるけど、テッペイちゃんのお客さんは(石井さんに)ある意味 しつけられてる(一同大爆笑)けど、BHBファンはもうどこでも、突っ込みまくりの 騒ぎまくりで、なにやってもOKみたいな、ねー、今回(リキッドのアンコール)床はならすは 、もう大騒ぎですよ。
コメホカ:石井さんのコンサートは、みん な石井さんを中心に見てる。BHBの時っていうのは、金子さん見てる、下ちゃん見てる、 もう視線が交差しまくり、彷徨いまくりっていうか。「あー、後ろで飛んでる!」って、いろんなとこ、一生懸命みてる。
ミナコ:そうそう。みなさん、米米の時はそ うだったんじゃない。シュークみたり、BHBみたり、BONみたり。
コメホカ:そーなんですよ。見のがした人 がいると、後で「BON」さん、あんな事をしてたんだよーなんて、自慢したりして(笑)


【「TRANS」ツアーを振り返って〜階段オチ】

ミナコ:みんな一生懸命、てっぺいちゃん 見てますよ。マリーザとかコーちゃんたちも踊ってるんだけど、もうこういう感じなのね、 一番前のお客さんが。
コメホカ:(笑)
ミナコ: とにかくテッペイちゃんを見に来たからテッペイちゃんを見なきゃって。米米のときは、 やっぱバンドだったから、なんか「一応ミナコちゃんも見なきゃ」みたいな、 そういう視線は感じられたんだけど(笑)
金 子:ていうかでもさ、でもさ、わかんな いけど米米の最後のほうはさ、いやテッペイちゃんも同じように、思ってたとおもうんだよ。 「一所懸命歌ってるの、シュークの振りばっかり見て、おれのほう見てねーよ」 って(笑)
コメホカ:(爆笑)すいません、それは うちらです。
ミナコ:確かにそれはあったかもしれない (笑)
金 子:真正面で見てるのにこうやって踊っ てたり、やっぱりきずついたと・・・
ミナコ:そうねぇ、そういうのはあるかもし れないねぇ。たしかにそういうこともあった。そうだねぇ、そう言われてみればたしかに。 「ここ踊んなくていいよ!」って急に言い出したりして。昔ね「これも踊りたい」って いうと「いいんじゃない?ここ踊んなくて」とか急に(笑)
コメホカ:視線をこう、一点に浴びたかっ た(笑)今回の「TRANS」で、若干コメホカで約一名(YAMYAM)、ずっと双眼鏡でミナコさん だけ見てた人いましたけど。ミナコさんいないと「マリちゃんきれいになったよね」って、 ずーっとマリちゃんだけ。「ほんと、マリちゃんきれいになったよ」ってずーっと言ってましたから。
ミナコ:(笑)あたしあの階段、 ど真ん中の階段3回落ちましたからね。自慢じゃないですけど
コメホカ:あれ狭いんじゃないですか、見 た感じ。
ミナコ:あのう、階段踏み外しちゃったんで すよぉ。なんとか立ってそのときはやったんですけど。実は名古屋の時なんですけど、 最終日なんですよ名古屋の追加公演。それでNKホールが、あと2日。そんときに、 同じ階段でマリと出てきて、ここで立って「あー」とかやってまた降りてくるところで、 まず上から3段ぐらいで足踏み外して、マリが「あぶない」ってこうやって、 あたしなんとか立ち上がってまた降りてまた下から3段目ぐらいで・・・
コメホカ:またですか?
ミナコ:そのときはわかんなかった んですよ、無我夢中でメドレー踊ったんですけど、で次の日、ここ(左ふともも)になんか 軽い肉離れみたいになって、もう駅の階段降りれなくて、「これ、NK出れるかなー」 みたいな。ほんとに。やばいっすよねー。


【ナイトキャップ「MEETS HATI」】

コメホカ:話は飛びますが、これから 「FLASH LIGHT RECOEDS」では、どんなCDを出されますか? 個人的には、 「MEETS HATI」のようなものも、いいんですが! ウチでは、気持ちよく寝るなら、 「MEETS HATI」あれは、いいですよー。ナイトキャップ代わりに。 (「MEETS HATI」の画像は、こちらをどうぞ)。
金 子:「MEETS HATI」! ホントですか、ありがとうございます(ハニかみながら、微笑)あのCD、手元に無い んですよ。在庫も無い。マスターテープも、どこに行っちゃってるのか。
コメホカ:えー、そんなぁ。(無いんです か)リラクゼーションミュージックとしても、最高ですよ。
金 子:嬉しいなー、ああいうのホント好き で、六本木のCDショップで「WAVE」ってあるじゃないですか。 あそこの1F、昔から「ヒーリング・コーナー」があって、「フオーキー」な 「インデイアン・フオーク」とか「アフリンカン・フォーク」っていうか、 「ネイテイブ・ミュージック」とか生活に余裕がある時期に聴いてたけど。 西ドイツとかってすごい前衛的な音楽がたくさんあって、昔だったら、CMとかでさ、 石とか木をそこら辺にバァーって並べて、叩きまくったりする。
コメホカ:ああ、三菱マテリアルズ(の CM)
金 子:ちょっとパフォーマンス、アート系 の音楽っていうのかな。例えば美術館の一室を借りて、そこで全身真っ白に塗って踊りながら カンカンカンカンって叩いたり、そういうパフォーマンスアートにすごい近いようなの、すごい好きで。 ドイツに「ノインバウテン」っていうバンドがいるんですけど、バンドって いうか3人くらいなんですが、廃虚みたいな使わなくなった工場とかでビデオ回しながら、 火を燃やしてあちこちにすごい響くところにガラス「パァーン」とやったりして、 いろんなもの叩きながら・・
コメホカ:昔、岩塩を掘ってた坑道みたい なところでそういうのをやってたのを見たことがあります。
金 子:やっぱり、ちょうど15年ぐらい前 に、てっぺいちゃんと話してて「ニューウェーブ」っていう言葉がよくでてきた気がします。 いわゆる、演劇と音楽がぐしゃぐしゃになっていた時代があって、 その頃の影響をすごく受けていて。抽象音楽っていうか。僕らが大学1年くらいですか?  まだ、「天井桟敷」とかやってた頃で、僕は見たことないんですけど、 てっぺいちゃんの同級生にそういうのやってた人がいて。音や文学や映画やパフォーマンス、 みんな連動していくっていう。よく考えると自然な実体なんですけど、 今は音楽は音楽で分かれてしまっているけどね。そういうのてっぺいちゃんも意外と好きだから。 もっともてっぺいちゃんの好みはもうちょっとソフィステケイトされてて、 もっとSEたくさん使ってよ、と絶対なるんだけど。そういう(MEETS HATIのような) アルバムほんとはたくさん作りたくて。
コメホカ:ホーンとは正反対になりますけ ど、あれも、ほんとにいいなと思って。ああいう傾向っていうのは今後もぜひお願いしたいですねー。
ミナコ:いいかもしれないですね。
コメホカ:フラッシュライトレーベルの第 何弾かで。
金 子:どこにマスターテープがいっちゃっ てるかわかんないから、ちょっと今探して、あれをそのまま、今自分も聴きたいんだけど、 どこへいっちゃったんだろう。500枚とか限定で、200枚とかでいいから。そんなに たくさん売れるものじゃないから、一応うちから出せるようにしたいなぁと思ってるんです。 ちょうど今、坂本龍一とか、ピアノの曲がヒットしているじゃないですか。 気持ちいいじゃないですか、あれ。なんか、あの力の抜け方がいいというか、 坂本龍一さん自身はすごく音楽的にいっちゃってる人だから。あれってすごい簡単に ほとんど2,3分で録ったと思うんですよ、プロから聞くとね。心をこめて弾いてはいるんだけど、 凝りすぎてない、すごいシンプル、それが逆に聴きやすいじゃない?俺らにとって。 あの感じ、すごいかっこいいなと思って。『教授、ごめんね』って書いてあるじゃない。 あの感じなんだよね、たぶん。力を抜くって変だけど、それをわざと。 本来、自分でシングルきるっていったら、全勢力かけてさ、凝りまくってやるんだけど。 ぎゃくに、すごく力抜けてていいいなぁ。ああいうの、いいなぁ。ピアノだけって、 それこそ寝る時とか聴いていて、気持ちいいもんね。『MJQ』とか聴いててもね。
コメホカ:そうですね。
金 子:大人になってくると、音の楽しみが たくさん増えてくるし。
コメホカ:そうですね。
金 子:うん。確かにジャズで、踊れないか もしれないけど。踊れるものもあるかもしれないし。寝る時に聴きたい音楽や、 ちょっとベットの中でコーヒー飲む時に聴きたい音楽とかがあってもいいんじゃないかな。
コメホカ:そうですね。


【金子さんのマウスピース】

コメホカ:金子さんに一つ、 是非、聞きたいことがあったんですけど、金子さんの使ってるサックスのマウスピースが デュコフの何番でしょうかってことをですね、聞いてきて欲しいと言われまして。
金 子:(コメホカに)楽器のっけてくれてたんだ よね。
コメホカ:実は私の同僚で、サックス吹き がいるんですよ(彼の個人ホームページは、 こちら。よかったら、見てネ)。 で、5/28のMANDARAで、初めてBHBを見て、金子さんの楽器について、 教えてくれて、「マウスピースは、デュコフの何番か?」って、気にしてたんです。
金 子:デュコフじゃないんだよね。
コメホカ:そうなんですか。ぜひ教えて頂 きたいんですが・・・大喜びなので彼が。
金 子:マウスピースは、(わざわざスタジオ へ取りに行ってくれる)「ベルグラーセ」という会社の130Mってヤツです。
コメホカ:こないだ楽器を載せさせていた だいたんですが、解説は間違ってませんでした? 
金 子:全然、バッチリですよ。
コメホカ:やっぱりすてきな楽器を使って るんですねぇって言ってました。BHB、もちろん名前は知ってましたけど、見るのは はじめて。
金 子:喜んでました?
コメホカ:早速あの「HEAD ROOM」も買って、 いままで出てる4枚のアルバムあるじゃないですか、あれも貸してくれといわれて貸して、 大喜びでした。
金 子:そうだよね。ほんと管楽器やってる 人とか見に来てくれるといいだろうね。
コメホカ:金子さんのソロになると、 こーなって見て(身を乗り出す真似)ましたもん。食い入るように。ほかのソロとかだと普通 にしてるんだけど、金子さんのソロになると身を乗り出して体が前に。
ミナコ:同じ楽器をやってるとね。


【マチコさんと、『ココナッツカップス』】

コメホカ:マチコさんはいま何を・・・
ミナコ:マチコは、えと、ハワイアンの、 あの『サンディー』さんてご存じですか? あの「サンディー&サンセット」のサンディーさん なんですけど。そのハワイアンのグループに入って、ハワイアン踊ってるんですよ、 ほんとに、真剣に。『ココナッツカップス』っていって、あのー、イベント系とか出てます、コーラスで。
ミナコ:そうそうそう。ココナッツカップ スっていう、あのアマゾンズの久美ちゃんと、マチコちゃんともうひとりトコちゃんかな? トコちゃんの3人とサンディーさんと、4人で。7月15日になんかちょっとなぐり込みっていう か飛び入りするって。CDも出ましたよ。
ミナコ:ゴールデンキッズの会報にも載せてますよ。
コメホカ:『ひらいで先生』に。
ミナコ:そう、載ってるんですよ。
金 子:いまからCD持ってきてあげたらい い。そうしたらのせられるから。
コメホカ:(優しい!気配りの金子さんです)まかせてください。ガーっと宣 伝しますんで(というわけで、『ココナッツカップス』をどうぞよろしくお願い申しあげま しょう!)

インタビューPART.4へ続く


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