DRAG-ON TOUR REPORT −ネタばらし大行進−

このレポートはおおむね三郷文化会館(ゲネプロ)と神奈川県民ホール(初日)での出来事を中心にレポートしています。途中ツアーの各会場での未確認情報も伝聞形でいれています。

開演前、"DRAG-ON -The Legend of Dragon Slayers-"と書かれた遮幕が降りている。が、その一部にライトが当たり中ではDJ(SHIGE)がターンテーブルを回しているのが目に入る。(開演前なのに延々とやってるのがすごい)

とそのうち「シェーク、シェシェークシェークヒーップ」米ファンおなじみのSHAKE HIP!のイントロだ! リミックスされたその音で客が立ち始める。DJも手拍子であおる。いよいよ開演!!

するとTHETAツアーのときの黒のひらひら衣装で石井登場!。。。ではなく等身大の看板が登場(なーんだ!)。リミックスとはいえ米楽曲に会場のあちこちで踊る客の手がひらひら、もうこれは性(さが)?それとも業(ごう)?



曲が終わり撃ち殺されて看板が去るといよいよ本編か? 遮幕があがるとメンバーが登場・・・するがただではすまない。まずは下手からRyu-Chang(key)、コツコツという足音の効果音とともにケープの付いた茶のコートで登場。次に上手Conda(gui)がカチャカチャとジッポのライターを開け閉め、たばこに火をつけ登場。

ピーポーピーポー、下手からベッドが運び込まれてくる。寝ているのは巨漢のRomeo(ロミオ)(bass)。目覚ましの音で起きあがる。ブォーンブォーン、バイクの音とともに登場はHagger(Drums)。手にはなぜかライトのついたバイクのハンドルが握られている。続いてオルゴールの音とともに舞台の下手上方に吊されたかごの中でからくり人形の少女がカクカクと登場。ジョニー喜多川(Chorus)だ。

あれ?なんだかしんないけど中国人が銅鑼を叩きながらでてきた、Mazzo(gui)だ。ポーズまでキメている。それに気を取られているとSAXを持った男が現れ吹きまくる。FLASH金子だ!
上手上方からマリーサ登場、手に銃をもっている。同じく下手上方からKOTAROも登場。さぁダンサーもそろった。DRAG-ONの開幕だ!!

とアヤシゲなシルエットが舞台中央に! そしてそれはやはり石井BEAUTYだった。おっきなシルクハットライクな帽子に黒と銀のヒカリモノのコートとくればもう気分は場末のマジックショウ。はてさてこの先どのような魔術を見せてくれるのか?

(余談その1)カナケンと国際フォーラムではダンサー登場のタイミングが違ってた。金子さんの出てくる前だった。
それと、国際フォーラムではカブリモノが一切なかった。最初の帽子も後に出てくるテンガロンハットも。思うに、髪を切りオールバックスタイルにしていたので、髪型が崩れるのをおそれたのでは?




WHITE MOON IN THE BLUE SKY〜(コートと帽子脱いで)歩いていこうHALF BREAK HOLIDAY(by P-SMOKE)の3曲を続けて披露。(ちなみにコートの下はグレーのスーツ。例によって長い上着の左裾と同スラックス(ださい言い方)の左足にはピンクの花模様のプリントがされている。着物の裾模様といった感じ。)

「さてDRAG-ONツアー始まりましたけども、まずはメンバー紹介をさせてください」でDJのSHIGEが早々に退場。開演前からやってたんだもんね。ひととおり紹介したあと「ワタクシは石井(客席にマイク向ける)・・・竜也とBEAUTYというのが半々でしたね。私今後石井ビューティと名乗ることに致しました。それでは私は石井(ビューティ!)」と客いじりも忘れない。

ココからはセクシーコーナーというのをやってみたいと思います。最近セクシーな曲をつくるのに凝っていましてその中から2曲お送りしたいと思います。これは音にならないところを聴いてくれるとぐっとセクシーさが増すという、みなさんもカラオケでセクシーな曲を歌われるときは「ん、ん〜」とか「ぅを」とか音にならない部分をいれるといいですよ。それじゃたつこともない・・・あの立つかもしれませんが、あの別のところが立つ・・・女性も男性もいらっしゃるんであの、「立っているほどのこともない」んでどうぞお座りください。

で唄ったのが『蒼い朝』『抱いて』。蒼い朝のほうはどちらかというと"静"の曲、始まったばかりの恋、二人で初旅行って感じ。抱いては・・・ずばり"動"でしょう。ドンドン、ドン、ドンっていうベースのパターンがまた、心臓音を連想させたりなんかして、もうどうにでもして! そうそう、抱いての導入部にコータローとマリーサの会話が流されてた。これがもろピロートーク! t-stageのときは深刻ぶった感じだったんだけど、コータローの「抱いて(語尾あがる)」で終わるなんて、なんか笑っちゃう。

(余談その2)カナケンまではステージ中央から動かず斜め45度下手向き、うつむき加減で歌ってました。ワタクシ今突然「自閉症唱法」と名付けてしまいます(笑)。
それに対して国際フォーラムではハコの広さを意識したのか、下手はしから上手はしまで歩きながら歌ってくれました。さらにセクシーポーズも全開。かなりの数の女性が鼻血でそうになったことでせう。
でも個人的には「自閉症唱法」が好き。だってどんどん内面に入り込んで歌ってるみたいなんだもん。そっちのほうが想像力をくすぐられて。。。あ、コワレた


(余談その3)北海道では蒼い朝が3回聴けたらしい。理由は・・・彼が吟遊詩人だから(爆)。



曲が終わり暗転すると「目が、目が見えないっ!」(そりゃみえねーだろーよとツッコミをいれたのは筆者だけ?)「あぁ、目が、目が」・・・「あ、こんなところにヘンなお地蔵さんが。あ、見えた。神様ありがとうございました」ってクサイ芝居をしているところにコータロー登場。

「吉田、吉田じゃねぇか」「は?吉田?」「やっぱり吉田だ。おまえ今までどうしてたんだよ。佐久間なんかさぁ、おまえのおかげで命拾いしたって言ってたぜ」「佐久間?」・・・てな具合にかみ合わないまんま不条理劇が進行。それがなぜだかいつの間にやらしりとりに「リンゴ」「ゴッド」「ドラゴン」で石井の負け。「あなた、どなたですか?」「あなたこそお元気で」「風が・・・でてきましたね」「風は、吹くものです」(とわけわからん含みを残しつつコータロー去る)

(どーでもえーけど、筆者はここんとこ全部覚えちゃってる。しょーもないところばっかり覚えてるとほほなアタマ・・・書きたいけどあんまりにも冗長なんではしょります。)

先日うちで仲間を集めて小さなパーティをしたんです。それはとてもよかったんですけど、そのあといくつかなくなってるものがあるんですよ。タンスの奥にしまって置いたおじいちゃんの形見のコート、それがなくなってるんですよ。あれ、どうしちゃったのかなぁ・・・(とRyu-Changとフックにかけてあるコートを見る)あれ〜?・・・仲間をうたがっちゃいけないよね。

この調子でメンバー全員がなにかをもってったことが判明。(内訳:Conda=ジッポライター、Hagger=隣のうちのバイクのハンドル、Romeo=骨董の置き時計、Mazzo=銅鑼、FLASH金子=ソプラノSAX)

そして「おじいちゃんがインドかどこかに行ったときのこと、そこの村の長老にこれくらいの細工のしてある箱をもらったんですよ。それがオルゴールボックスになっていて、竜を呼び出すことができると言われているんですね。それは言い伝えだと思いますけど、ぼくは気に入ってたんです。それを玄関に置いていたんですけど、これもなくなっているんですよ。あのオルゴールボックス、どうしちゃったんだろう?

あの(あのあの)オルゴールボックス(ボックスボックス)どこへ(どこへどこへ)いったんだろう(だろうだろうろう)あの(あのあの)オルゴールボックス(ボックスボックス)どこへ(どこへどこへ)いったんだろう(だろうだろうろう)。 (エコー音を自分でやっているのをさりげなく見せつつ、去る)

石井が去った後のステージにはマリーサが登場。"The war inside your mind"という曲を白いロングドレスで歌い踊る。(わーん、日本語じゃないから歌詞がわかんないよー)たぶん、おまえの目に映るものが信じられるか、とかなんとか暗示的な歌詞なんだと思う。幻想的な雰囲気、本当に竜がでてきそう。後半には舞台中央にあやしげなシルエット。マリーサそれに導かれるように男の元へ・・・男にあやつられ倒れ込んで退場)

後半へつづく 最初のページに戻る