DRAGASIA -Welcome to Asian Disco-ライブレポート

PART 4


【エンジェル・ショウタイム】

今回のエンジェル・ショウタイムは【手紙】。例によって天使の羽(○天印つき)をつけたビューティはピンクのチャイニーズローブ(皇帝風?)という衣装。曲の終わりのエコーのかかったスキャットはちょっとチャイナ風な音階でアジア感じるのにぴったり。

ピンスポ以外は闇に沈み、白竜だけに緑のライトが当たっていて、まるで竜が歌をじーっと聴いているかのような気がしたのは筆者だけだったろうか。

ドラゴンスレーヤーズのメンメンが懐中電灯を持って退場する際、柿崎さんとマリちゃんがぐるぐる回りながら退場していたね。

【プレミアム・ショウタイム】

とうとうプレミアム・ショウタイムまできてしまった。今回は、というとなんと米米メドレー。しかもトランスツアーとは別の楽曲の組み合わせ。さらに7月1日からはパート2と称してニューバージョンを披露!つくづく「楽できない人たち」と思う今日この頃。

パート1は以下の組み合わせ。
HIP SHAKEインスト〜【KOME KOME WAR】【I CAN BE】【浪漫飛行】【君がいるだけで】【FUNK FUJIYAMA】【STYLISH WOMEN】〜HIP SHAKEインスト

HIP SHAKEインストとはホーンの♪チャーンチャーンチャーンチャチャララ、のところ。これに仮面ライダーとかの変身ポーズのような振りがついて客のノリも絶好調。

"KOME KOME WAR"では間奏部の♪プップップ、に代わって「午後から尿検査が」「立ち位置はどこだ」「看護婦さんこれじゃあふれちゃいますよ」などと饅頭郎先生が憑依するシーンも。

ここもただでは済まないナマモノライブ、5/20はコータローの靴底がめくれ(最後には脱いで踊っていた)、21日はマイクトラブルでビューティが走り(金子さんのスタンドマイクを使ったりしてなんとかつなげようとしていた、最終的にはスタッフが別のマイクを持ってきた)、6/3にはビューティがいきなり♪コーメーウォー、から歌い始めダンサーが固まり(笑)、いやはや前半戦ははらはらどきどきモンでしたわ。

パート2は以下の組み合わせ。
HIP SHAKEインスト〜【SHAKE HIP!】【Sure dance】【ひとすじになれない】【日本人】【俺色にそまれ】【ア・ブラ・カダ・ブラ】【JUST U】〜HIP SHAKEインスト

これは7月1日公演から変更されたもの。ミナコちゃん・マリちゃんも登場しシューク2人で踊る場面も。途中"俺色にそまれ"でいったんダンサーはハケ、マリちゃんはパーカッションブースに戻り、"ア・ブラ・カダ・ブラ"でダンサー3人復活となるという展開でした。

ダンサー不在中にも関わらず"俺色"のサビでみんなの手がふーっと挙がっていたのがとても印象的でした。

それにしても7/1はパート2の初日、ダンサー間違いまくり(笑)。一番覚えていたのはミナコちゃん。コータローとマリーザはミナコちゃんを見ながら踊っていましたね。そのミナコちゃんも"JUST U"で堂々と間違えたりして。客席?客席は誰も見なくても踊れる(笑)つわものばかりだったようで、動じないで踊っている人が散見されました。

このほかに6/30特別バージョンもありますが、それはまた別稿にて。


【アンコール2】

「米米の曲やっただけでこのまま終わるのもつまらない!」ってんで、ビューティ自ら客席へ「アンコール!」コールの要求!!

で楽曲【ENCORE】へ。振りが簡単で繰り返しが多いこの曲は、初めてでもすぐに踊れてしまう。米米でいうと"上を向いて唄おう"みたいな感じ。場内全体が同じ動きに揺れるというのは本当に筆舌に尽くしがたい感動で、ちょっと熱いものがこみあげてきそう。

続いて定番【SHOW ME】、客電もバッチリついてきっとステージからも客席が見えただろうな。ビューティが実に楽しそうに唄っていたのが印象的でした。

コータローはなぜかこの曲に弱い。コンサートでは定番で毎回踊っているはずなのになぜか必ずといっていいほど間違えてひとりで怒っている。大宮でも何度も間違え(曲の構成を)、そのたんびに焦ってさらに間違いを引き起こすという悪循環に陥っていた。間違いまくってわけがわからなくなり自分でも恥ずかしかったのだろう、真っ赤になっていたっけ。いつものポーカーフェイスっていうか「ケッ」って顔も作れないほどボロボロだったけど(客に教えられるってのはやっぱり恥ですかね)可愛かったよ。

曲が終わりメンバー紹介&全員一列になって、下手、上手、真ん中の順にごあいさつ。いよいよ終わってしまうのね。

全員下手へ立ち去…らない人がひとり(in 6/30)。ビューティが真ん中でひとり「にまにま」笑いを続けている。メンバーが左右に散ってしまっても、体を小さく前後に揺らせつつ番頭さんのような営業スマイルで立ったまま…ってことは期待してもいいの?

じゃいってみようかぁ!」ってことで呼び戻されるドラゴンスレーヤーズのメンメン。さぁてもうひと踊り!!「GOLDEN FISH & SILVER FOX !!」

最後だし2度目だし客電はついたまま。絨毯のような客席に同じ動きの波が起きている!なんだろうこれ? あちらもこちらもあの人もみんな私、そんな感じすらする。前も後ろも端も真ん中もない、全部がひとつになったような。あのとき何か降りてきていたと言われても不思議じゃない、そんな一体感が支配した瞬間だった。

…そして、終わってしまった…でも、もう一度だけ…そんな願いの中再びビューティが姿を見せて「サンキュー!」(生声)。緞帳が降りるまで最敬礼しつづけてくれたビューティ、こっちこそ最高の時間をありがとう!だよ。


6月30日感想文が読みたい

もう帰りたい