Big Horns Bee

"BHB SESSION"
LIVE REPORT -- Vol.2

2003.04.17 吉祥寺スターパインズカフェ




7曲目

"PEACE OF LUV"
スチールドラムっぽいキーボードのイントロから入っていく。ホーンセクションがかぶってくるとガッツンガッツン効いてくるファンキービート!都会的な乾いた音だ。
しかし!コーラス部の「Make a PEACE OF LUV LaLaLa」のときのピースサインはちょっと恥ずかしい。(笑)
やってるご本人達もちょっと恥ずかしそうだけど、一緒に「V」ってやってるこっちも、かなり恥ずかしいんですけどぉ・・・なんとかなんないんでしょうか?

サビの部分での光田さんのハモンドオルガン風のキーボードがナイス!
金ちゃんのSonny Rollins っぽいソロがいいですねぇ。
音に厚みがあって、まるでQuincy Jones Orchestraのようなゴージャス感!っていったら褒めすぎ?
いやいや、褒めすぎではないですよね。

8曲目

"Paranoia"

PEACE OF LUVからブレイクした後メロウなピアノソロからなだれ込んでいく。
ピアノにミュートのトランペットが絡んでいくイントロ部分がちょークール!
この感じはWeather Report だぁ!
ん?待てよ!いやいや、もっとこうおなかにたまる感じ・・・そうVSOPを髣髴とさせる。
クオリティーの高さはぜんぜん負けてないし。
リズムがけっこうヘビーなのにもかかわらず、もたれるようなところがなく、ぐいぐいと引っ張られる感じ、
一転してサビの部分は軽快に音が踊る。光田さんのソロがハービーに聞こえてきちゃったよぉ。
金ちゃんのインプロビゼーションもノリノリ何時までも続きそうでした。
極めつけは稲葉さんのギターソロ。今度は口じゃなくギターで饒舌に語ってくれました。
惚れ直しちゃうね。
モダンジャズの王道と言った風格の楽曲です。めっちゃ気に入った!


ここで織田さんのMCタイム。

織田:暑いですねぇー。皆さん暑くないですか?

暑いよー!と観客から。

織:地味ーなお答え有難うございました。
(織田さんだけジャケット着てるから余計でしょ)
えー、新曲を2曲聞いていただきました。 PEACE OF LUVとParanoiaです。
金ちゃん!ピースサイン・・・やってみたけど・・・どーかなぁ?


金子:いいじゃない!俺お気に入り

織:そーなのぉ?

金::そうそう。 

金ちゃん変だよ。(笑)

わ:ある意味凄い才能だよねぇ。ピースオブラブ(Vサイン)とか、グローイングアップ(こぶしを↑ぐん!) とか普通の人はね考えつかないよ。

金:(誇らしげに)考えつかなそうでしょ、アレは。

織:いま演ってるときにお客さんが、笑ってくれてるんだったらいい、真面目に見てくれてるんだったらいい、 こう(引いた感じで)半笑いなのが本当に辛くてねぇ・・・(笑)

金:こうやってみんな俺の事イジメるんだよぉ。

織:どっちが苛められてるんでしょうねぇ。

稲:また、悪い事に本番直前になってからやろうって言い出すんだよな。

金:反対できないようにね。先に言うとね・・・

織:15分くらい前だったよね。蕎麦食った後だったよね。

みんな:ソウ ソウ ソウ

織:このMCも出る前に「あっ2番目のMCお願いね」って。2番目2番目・・・アカペラでそれどころじゃなかったのに・・・

織:季節も4月になりすっかり春になりましたねぇ。僕の頭も春になりました。毎年桜の感じをやってたんですが、 忙しくて桜通り越しちゃいましたので散る頃になりましたので、梅雨を先取りした形になってます。
今日はずっと立ちっぱなしで有難うございます。
なんと私は吉祥寺の最寄に稲葉さんも共に住んでいるんですが、井の頭公園の乱痴気騒ぎも済みまして。 凄いんですよ、井の頭公園の花見って!いや、ほんと。


稲::凄い!

織:なんかおかしいですよね。

稲::ブラジャーして素っ裸の男が居た!

ぎゃはははそりゃ凄いわ。

織:ヘンですねぇ。

稲::なんか他人事じゃないようなね。俺もねぇ・・・あっ!そう、先にお前・・・みたいなねぇ・・・

稲葉さんそれアブナイよ。(笑)

織:そういえば、3年位前夜中に行きましたよね。みんなで花見に。 兄ちゃんがギター弾いてて、「ちょっと貸して」って稲葉さんが・・・「凄いよ!兄さんプロになれるよっ!」って。

わはは、当たり前じゃん!プロもいいとこだもんねぇ。(笑)

稲:ビール、缶ビール1つ貰った!

織:それも良く見たら試供品でしたよ。ちゃんと買って来いって言う話で・・・

稲:よーく覚えてるねぇ。そういえばフッシーも一緒だったよな。

フ:稲葉さんそう言えばバンドどうですか?ファーイーストバンド

稲:なんの?あーあー!やってるけどね、途中でフォークコーナーとかやってね、その企画で頭がいっぱいで、演奏できないの。(笑)良かったら見に来てください。笑えます。

織:CDで歌ってるんですよね。メインボーカル!(おー!と感嘆の声)

稲:いいじゃん。今日はBHBじゃん!(照れる稲葉さん。かわいいよ)緊張するじゃん。話を変えよう。

と、盛り上がっている時にふと気がつくと金ちゃんは一番後ろに下がってる。

織:りーダーは何でこっちに居ないの?それではご紹介しましょう。テナーサックス金子隆博!

ムリヤリ金ちゃんを前へと呼び出す織田さん。

金:でたぁ。いじめだぁ!喋んないよ。次の曲行こう!

稲:具合悪いんだよね、金ちゃん。

金:そうなんだよ、頭痛いんだよ俺。

稲:偏頭痛なんだって。

金:なんかさぁ、病気になるとなんかエバりたくならない?俺今日頭痛いんだ!って。「大丈夫金ちゃん」っとかってね。ホータイとか意味もなく巻いてみたりしてね。

それって仮病って言うんじゃないの?(笑)

稲:フッシーがもうすぐ死ぬとか言ってる。

フ:ちょっとね、今僕おなかが痛いんです。さっき、蕎麦屋で蕎麦湯を飲みすぎちゃって・・・アレでちっょときてるんですよ。

稲:フッシーゆるゆる?

フ:まだゆるゆるでは・・・汚い話ですが・・・(笑) 

織:途中で居なくなったらそういうことなんだぁ!

フ:そう思って下さい。大丈夫!

織:健康に気をつけつつ・・・じゃ次の曲へ行きましょう。


9曲目


"Steamy Eyes"

これまたQuincy Jones Orchestraも真っ青のゴージャス感あり。
まるでビッグバンド級の演奏です。たった8人でこの音の厚みが出せるこの人たちって一体何ものよ!
フロント4人のホーンのパワーにバックの4人のカラミが力負けしていない。魅せる、聞かせる。
ライブハウスが、一気にホールになったかのような迫力です。会場の狭さを突き抜けて解放する音の鉄球パンチ!
それぞれのソロがまたいいんだ!心地よいGroove感がたまらんです。
なかでも光田さんのピアノソロ。クール&ソフィステイケーテッドChick Coreaみたいで素敵ぃ〜。
さらに、金ちゃんのソプラノサックス!
ソプラノサックスといえばWayn ShorterだからやっぱりここはWRですかねぇ。
サビのリズム隊がブレイクして、ホーンだけのリフがまたいいんだなぁ!とってもお洒落な曲に仕上がってます。


ここで、フッシーのMCタイム。

フ:ここでやっと僕の出番が来たわけでして・・・おなかの調子もだいぶ良くなりまして・・・(笑)
最近、だいぶ硬派な曲が揃ってまいりましたね。なんか、「ブーラバン♪」とかやってたのたのに・・・
知ってますかぁ?ブラバンブギとか知ってる方は手を挙げて。

殆ど全員手を挙げる。とーぜんでしょ!

フ:あっ!けっこう知ってるんですねぇ。どーだったんでしようねぇ・・・あの時はあの時で・・・ねぇ。
今やるとどうなるんでしょうねぇ・・・

やってー!と拍手がパチパチパチ

フ:リハーサルの時にやろうって話も・・・ でも、金ちゃんがスカしたいから・・・って(笑)

金:なにいってんの!

フ:でも金ちゃんけっこうノッてやってましたよね。

オウ!オウ!(稲葉さんすかさず相槌)

金:ちょっと待ってよ!それは誤解を生むよ!・・・じゃ次やろうよ!(居直る金ちゃん)

いぇー!お客は大喜び。やってやって!

金:やるときゃやるよ!

見たいみたい!

フ:でも、アレは楽しかったですねぇ。知らない人に説明しますと・・・タップとかもやってたんですよ。
所謂ブラスバンドでやるような名曲を・・・映画音楽とかね。ピンクパンサーとか、ロッキーのテーマとか。
ヘンな踊りつけて。(笑)でも、アレは評判良かったですよね。実際どうだったんですか?

客席に評判を聞くフッシー。「面白かったよー!」の声。パチパチパチ!

金:でも、アレはいつでも出来るじゃない。

フ:そんな気持ちでやってたんですか!(フッシー、ナイスつっこみ!)

金:そんな事はないよ。(必死にフォローするけど、もう遅いっちゅうの)

フ:でも、アレは心を切り替えないと出来ないですね。人間って情感に捕われたりするから…

金:衣装とかも揃えないと・・・出来なくなる

フ:あの時こーんな帽子かぶってさ。4人で、いや5人でマーチングとかやってましたからね。
アレから何年?じゅう・・・そんなには経たないですね。 7、8年くらいですか・・・


といいつつ、メンバーを見渡して・・・

フ:健ちゃん!居るじゃないですかぁ!キーボード光田健一!(いぇーい!)
今日、スカしてない?(笑)


光:いや、いつもこういうキャラだから。(クールにいう健ちゃん)

キーボードのところを見て

フ:なんですか?この「焼き肉定食」って?松屋?

光:好きなんですよ、松屋。

フ:味噌汁付きますからね。

光:村石さんは吉野家派なんですよ。今日も牛丼食ってましたよ。

フ:えっ!芸大出ると牛丼食いたくなるの?(んな訳ないっちゅうの!) 健ちゃんも牛食ってるし・・・

光:芸大の隣が上野動物園なんですけど、ウシ小屋があるんですよ・・・ウソですけど。(さむー!)

フ:ねっ!洒落てるでしょう!(どこがぁ!)
村石さんって、ぜんぜんそんな感じがしないんですけど、・・・芸大って国立でしよ?何がやりたくって入ったんですか?(まぁー!失礼な(笑))
いや、変な意味じゃなく。ほら、クラシックの打楽器奏者になりたいとか・・・


村:上京したくて・・・

フ:あっ!そうですね。東京へ出てきたかったらしいですよ。熊本でしたよね。じゃ別に芸大じゃなくてもいいんじゃないですか?ね・・・でも、入れちゃうんだから凄いですよね。だってピアノも弾けなくちゃいけないんでしょう?

村:うん。

フ:でも、替え玉だったりして・・・(おいおい!)そんな事は無いですよねぇ。・・・
村石さんとは付き合いが長いんですね。まだ駆け出しの頃、この業界でね。「おにゃんこクラブ」ってのでやってまして。僕より村石さんのほうが年上なんですけども・・・僕よりペーペーでしたね。(笑)こくそー(ぷっ)国生さゆりとかにイジめられてましたからね。凄いですね。
健ちゃんも来てましたね。

光:言われましたね。触れたくない過去ですね。(笑)

フ:そう考えたら凄い(メンバー)ですね。
沢田さんだって、チャーさんとかねぇ。オルケスタ・デラルスですよぉ!(おー!)
もう辞めちゃったけどね。何ヶ国ぐらい行ったんですか?


沢:全米、中南米、ヨーロッパは殆ど。

フ:じゃ、パスポートいっぱいになっちゃって大変だったでしょ?

沢:そう、書き換え、書き換えでね。

フ:僕、ハンコがいっぱいになったのってラジオ体操ぐらいのもんですよ。

沢:それが言いたかったんだ!

フ:そういう訳じゃないですけども・・・(笑)稲葉さんも凄いですよね。TVで名前でてますもんね。

稲:いやいや。

フ:でも、真面目にギター弾くとカッコいいですね。さっき、この前の曲で、きぃ〜〜〜んってやったのが、
なんか「カッコいいんだなぁ!このひとは!」って思っちゃった。
健ちゃんも歌うまいし・・・


光:今日僕はずっと「オバケのQ太郎」が耳から離れないし・・・(笑)

フ:リハではやらないからね、いやらしいですよね。本番の時になってね・・・
歌といえば・・・実は僕もちょっと齧ってたんですけど・・・このようなですね・・・

後ろで金ちゃんが譜面を配り始める

フ:いやいや、何も用意しなくていいです。

いぇーい!みんなが期待の拍手をする。

フ:BHBは生まれ変わったんですっ!生まれ変わって僕なんかが歌って出る幕なんか無いんですぅ
・・・Aマイナー

ってしっかりその気じゃん!

フ:歌えるアレじゃないですし、メニューにも入ってません!(セットリストの紙をみんなに見せる)
譜面も用意してません!(もう配っちゃったよぉ)あれ? だって、村石さんやったこと無いですし・・・

ピアノのイントロ始まる

フ:こないだやった?じゃ、とんとん拍子だ!

すっかりやる気のフッシー!

フ:でも、こないだポリープとかやったし、あんまり歌ってないんで、詩も覚えてないんですけど・・・
ちっょとだけですよ。またか!って顔をしてる人も居ますけど、そういわずに、チケット代には入ってないので、特別に・・・(ライブ)やる度に歌わされてたという。「歌わされてた」でいいんですよね、金ちゃん?


金:そんな感じ

フ:ほんと、がっかりさせる答えしてくれますよね。(笑)じゃあ、詩をあんまり覚えてないんで・・・でも、気持ちを入れて歌いたいと思います。

"You Belong To Me"

おなじみフッシーのバラードナンバー!しっとりと歌い上げます。

フ:気持ちいいもんですねぇ。生バンドで歌うっていうのは。
芸大出てこんなのやらされると思ってなかったでしょ。 シメシメですね。一流のミュージシャンは違いますね。僕が思ってたとこでズレてくれるし・・・
まぁ、そろそろこの曲もオクラ入りにして、次はボサノバっぽくね・・・
ん?長いですね、話がね。それでは次の・・・MC終わり?次の曲の説明とかは・・・しなくていい。じゃ、・・・これも懐かしい・・・あっ!しなくていいって・・すいませ〜ん!

あはは!

じゃ後半戦いってみよう!




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