Poisan-ga-Manty FIRST LIVE REPORT
ミレニアムな1月27日に行われたジェームス小野田さん率いるPoisan-ga-Mant
y(ポイサンガマンティ)の初ライブの模様をレポートします。
会場となったのは東京タワーの麓(って言っていいほど近い)のロシアンレストラ
ン『VOLGA-ヴォルガ-』というところ。クレムリン宮殿みたいな外観は入るの
にちょっと勇気が必要(?!)。入り口を開けるといきなり階段で地下へ。階段の正面の
壁にはロシア皇帝とおぼしき絵画が一枚私たちを見つめていて更に萎縮(笑)。とは
いえお店の人たちの対応はとっても丁寧で料理もおいしく『きてよかった』。
おいしい料理でおなかを充たした頃、お店の一番奥に設けられたステージにメンバ
ーが登場します。下手から直井哲也(Per.)、江花由紀夫(b)、和田正剛(G)、そしてバ
ンマスの小山利明(G)の4人、我らが小野田さんは…なぜかステージの下。ステージ
が狭くて全員あがれなかったのでした。
ほどなく曲が始まります。鈴→シンバル→コンガ→エッグマラカス(by 小野田)と
リズムが移り、次いで小野田さんの声のパーカッションが三連のリズムを奏でます。
そして全体が三連のリズムへと収束するころ♪Poisan ga Manty〜、のリフレ
インが。いろんなフレーズにのせてただそれだけを繰り返しているだけなのになんだ
かどきどきしてきて、ライブへの期待がどんどん高まっていきます。
曲が終わって『今のは【Poisan-ga-Mantyのテーマ】でした』ってところで
洩れる笑い、わかってますってば。さらに『バンド名の由来をリーダーの小山から』
ってことで小山さんが『ぼんさんが屁をこいたに似ているから』って(笑)
。ってことはなく『言葉の響きが無国籍な感じがするでしょ? 響きだけで
つけてしまった』ってことだとか。
『今夜は洋楽が6割、オリジナル4割でやっていきたいと思います』ということで
次の曲【はてしない世界】へ。この曲は『江府利満氏の優雅な生活』を演じ
る際、小野田さん自身が作ったというもの。芝居ではピアノとバイオリンとギターと
いう編成だったのがリズムセクションが入ってリズミカルになっている。アコギのカ
ッティングなんかも入って聞きやすい感じになってました。
「次は洋楽で『世界つながり』ということでサッチモの【What a Wonderful World】
をやってみたいと思います。」とここで『江戸むらさき!(by 小山)』
『江戸むらさき!(by 小野田)』って声の掛け合いが(なに?)。小野田
さんの素朴な歌いっぷりになんかあったかくなる感じ。一言だけいうとすれば『サッ
チモより声がいい』
曲が終わってMC。「バラードっていうのはむずかしいですね。アップテンポより
スローなほうが難しいです。これからも英語の曲にチャレンジしてやっていきたいと
思うんですけど…」
「(間)…次の曲は…リハーサルをやって終わりにみんなで飲みに行くんですけど
反省会を兼ねて。…(間)…直井さん、お酒お好きなんですよね。(大好き by 直井
)…そういうときどんな話をしてますか?(女の話ですね)…(間)…そういう話じ
ゃなくてもっとおしゃれな話をしましょうよ…」 MCの方向がどんどんずれていく
、どーする小野田さん!
「次はそんなお酒が入って盛り上がっちゃう、盛り上がった感じの曲をつくってみ
ました。小山さんが酔った勢いで作ったという曲で。途中ロレツが回らなくなる感じ
の歌詞があるんですよね。ハニャラクニャラ…という具合に『は・に・ほ・へ・と・
ち・り・ぬ』のそれぞれのあとに『にゃら』がつくんです。みなさんも一緒に歌って
いただきたいんですが。」ってお客に練習させる。でもむずかしーよー、覚えられな
いし早口だし曲もわかんないし。
そんなこんなで【ダディダ】へ。カントリー風の明るい曲調で手拍子した
くなる感じ。メートルがあがってロレツがまわらないって節回しがおもしろい。小野
田さんのカズーとアコギの間奏がまた楽しい1曲でした。
Poisan-ga-Manty FIRST LIVE REPORT 後半へつづく