Poisan-ga-Manty FIRST LIVE REPORT(後半部)
「このバンドの平均年齢が38.95歳ぐらいでかろうじて30代なんですが。ここで平
均年齢を一人で下げているのがギターの和田くんです。彼が一番若くて22歳です。(
ここで客の質問『和田さん抜きだと何歳?』)…彼がいないと40を軽く超えてしまい
ますね(笑)。」
「そういうおじさんたちが知っている歌、小林旭さんの歌で【自動車ショウ歌
】ってみなさんご存じでしょうか。…そのまえにスペシャルゲストを紹介したい
と思います。ブルースハープをやっているタカオマモル!」
「彼はGRAYのツアースタッフをやっていた人で、非常にブルースハープがうまいと
いうことで来てもらいました。彼をふまえて(ふまえてぇ?by小山)ってふまえてど
ーする!…彼を含めて(強調)やってみたいと思います。それではいってみましょう
、自動車ショウの歌」
自動車ショウ歌ってのは♪あの娘をペットにしたくって、ニッサン
するのは○○○○で、って車の名前を織り込んだ歌。曲が終わって「リアルタイムで
知ってる人います?…生まれてないんだよ!って言葉が突き刺さりますが(笑)」
「次のゲストはまるで娘のような年齢で、去年P-kiesを一緒にやっていた原田アキ
ちゃん!」 まだ16歳だという原田アキちゃんはテレビで見るより実物のほうが断
然かわいい。P-kiesでは当日になって譜面ができて曲を作ってやってたって話をして
ました。1月20日から流れている読売新聞のCMがにでているそう。
そういう二人が歌う曲は「どの曲にしますかね(by小野田)」「打ち合わせどおり
に(by小山)」ってことで【ロック回転ずしの歌】。プレスリー風っていう
のかな、ツイストダンスが似合いそうな曲。小野田さんエキサイトしちゃって動きま
くってる。案の定大汗をかいちゃって、曲が終わってすぐにジュース飲んでいました
(笑)。
「次は洋楽にいってみたいと思います」とここでスペシャルゲスト3組目の登場、
その名も『乳飲み子少年少女合唱団』。登場したのは男性1、女性3のコーラス隊、
乳飲み子というにはとうがたってる(笑)けどみんな若い。20歳かそこらぐらいなん
じゃないかなぁ。
さてそこで演奏されるのはジェフベックの【SWEET SWEET SURRENDER】とボ
ブマーリーの【ONE LOVE】。どちらもコーラス隊と原田あきちゃんのラップ
が入って音に厚みがでて豪華になってます。それにしても人数がふえてステージ前の
人口密度はかなりなもの。
この選曲はドラムの直井さんで『昔歌ったことがあってやってみたいなー』ってこ
とだったのだそう。『ロックとレゲエってあってますよね』とは小野田さんの弁。
「次も洋楽でレオンラッセルの名曲です」と曲紹介をして「ここでちょっと一息つき
ます」と小野田さんは一服、汗をぬぐってます。その間のつなぎのつもりなのか小山
さんが「後ろから見てて初々しかった。おとうさんと娘みたいで」の発言に
客席からは密やかな笑いが。ここでも『江戸むらさき!』の掛け合い?
そんなインターバルの後演奏された【A Shy for You】、ギターのアルベジ
オ(っつーの?)から始まるバラード、すーっと入ってくるコーラスがきれいな曲で
した。確か自動車のCMに使われてなかったかしら?
「いやぁいい歌ですね。しっとりしちゃいますけど。こういうのはやればやるほど
体の中に入っていくのがいいですよね。ということはやればやるほど難しいってこと
でもあるんですが。やりがいがあるというか。つぎの曲はリーダーの小山さんが選ん
だ曲なんですが。」ということでMCは小山さんへ移動。
「いろんな人がカバーしている曲なんだけど、今回はリアルアコースティックにし
てみようかと思って。邦訳が『恋の特効薬』(笑)だという」ということで<
B>【LOVE PORTION No.9】へ。コーラスとのハーモニーがソウルフルな1曲、エ
ンディングに響くボーカルの低音がとっても印象的でした。
そして江花さんの選曲でBEATLESの【COMES TOGETHER】。「アレンジをポイ
サン風にしてみた」んだそう。「才能あふれるアレンジャーとしては(笑)、原曲の
イメージが強いのでそれをどう崩すかというのがおもしろかった。」
アレンジはまさにポイサン風、コンガソロとエッグマラカスとの競演といい、2コ
ーラス目のアコギの低音とコーラスとの掛け合いといい、聞き慣れたバンドサウンド
の原曲とは全く違った曲にお客さんも惜しみない拍手をしていました。
これにて本編終了。汗を拭いている小野田さんを後目にお客さんは手拍子、小山さ
んの『アンコールを用意していたのに(要求され)なかったらどうしようって思って
ました』ってもっと聞いていたいと思ってますよぉ。
「もうすぐ2月です。2月といえば何がありますか?…(客:節分)節分、もあり
ますけど、そっちのほうが先ですけど、2月といえばバレンタインデーですね。とい
うことで大滝詠一さんの【BLUE VALENTINE'S DAY】をやります」
ここで再びブルースハープのタカオマモルさんも入っての演や奏が始まります。小
野田さん今回初めての鼻抜き声のボーカルに『へぇこんな歌い方もするのね』ってち
ょっとびっくり。曲の終わりで"Happy Valentine's Day!"と締めくくりこれで終わり
? いやいやお客の拍手はまだまだ続きます。
『あともう1曲、どうせだからパーっと盛り上がって』と再び呼び出された原田あ
きちゃん、それから陰のベースマンとして小林光さんという方もマラカスを持って登
場し過密状態(!)で歌われるのは『ONE LOVE!』
さっきも演奏されたレゲエ調の曲ですが今回は途中の長いソロ回しがおみやげです
。コーラス→ドラムソロ→コーラス→ギターとコーラスと交代で2小節ずつのソロが
続いてそれがたのしい。ドラム、ギター(和田)、マラカス(小林)、ギター(小山
)、ベース、ブルースハープ、ラップ(原田あき)と全員のソロが披露されやんやの
喝采。さらにボーカルは1番が小野田さん、2番を原田あきちゃんとまんべんなく(
笑)登場する大団円となりました。はぁまんぞく。
退場の際の小山さんの「このまとまりのなさとゾロゾロ感がいい」っていうのもな
んか笑える。それにしても『江戸むらさき』って何なんだぁ!