MINAKO & THE GIRLS BROTHERS at アストロホール

Girls Style Go! Go!.1(01/2/22)



待ちに待ったヨー!! MINAKO & THE GIRLS BROTHERSの初ライブツアー!

「ハッピー・ピークン」うちわも作った!! 勢い余って巨大体温計(可動式目盛りつき、)も作っちまった (発砲スチロール削りまくったさぁ)。それを携えて、いざ、原宿アストロホールへ、GO! GO! さあ!踊るぞぉ!
でもでも、なんか凄い人数が並んでるぅ。これではギュー詰で踊れないかもぉ。いいえ、どんな状況でも踊り倒すのが、 われらの本能、習性、性・・・サガ、サーガ。ワクワクしつつ待つことしばし・・・ついに幕は開いた!!

イントロに『さくら』のリミックスが流れる中を登場したメンバー。
金ちゃん(B)、成田さん(D)、マリちゃん(Par)、バンマス近ちゃん(G)。
金ちゃんと近ちゃんはスーツでキメています(今日の近ちゃんは緑がかった金髪)。です。
60年代後半風の三つ釦で細身のスーツです。おしゃれ〜。
マリちゃんは金の総スパンのホルターネックのドレス。眩しいくらいに(いや実際、キラキラ眩しかったんですが)美しいです。

さて、いよいよ【Go Go Girls Brothers MINAKO登場のテーマ】にのってMINAKO登場!!
鮮やかな黄色のサテンのパンツルック。上には共布のローブのような上着を着ています。
お揃いの帽子もがぶっています。
「かわいい!」の声が飛びます。みんな一歩前に身を乗り出した感じ。
さぁ、始まりだぁ!と気合が入ります。

まずは【ANTHOLOGY】
ちょっと緊張気味かも? でも、いつもよりも情感豊かな表情とか、目線が魅力的。今までのライブ以上に見せる事を 意識した感じで、そのオーラが客席に染み渡っていくよう。

歌い終わって上着を取ると、おお〜!大胆なヘソだしルックの衣装だ!
つづいて【Hearty Happy】
硬さもほぐれて、凄くよく声が通る。ホント、MINAKOちゃん歌が、よく伝わるようになったなぁ〜、 なんて感心しながら聞きほれる。
おもわずHappyな気分になって、知らず知らずに微笑んでしまう。そう、なんだか手の動きとか、いっそう表情豊かになったというか、惹きつけられてしまう、そんな感じです。

「みなさん!こんにちは〜!美奈子で〜す!私は今日が初めてのファーストツアーですぅ!」
この日が来るのをずぅっと待ってたよ〜!

「今日は会場がキツキツですけどガン!ガン!(ひじで押しのけるしぐさをしながら)とやりながら踊ってください」(笑)
言われなくても体が自然と動きますってば。汗びっしょりになる覚悟は出来てます。

「今日は素晴らしいゲストの方に来ていただいていますけど、ゲストが出てきたときには、私より少〜し小さめな拍手でお願いしますね」(会場大爆笑)

「うそですよ!せこいですね。(笑)盛大な拍手でお願いします」
はいはい〜。いつ出てくるのか楽しみですぅ。どんなカラミになるのやら・・・

「今日はダンス!ダンス!涙!涙!GO!GO!って感じでいきますので宜しくお願いします」
ハッハー、一体どんなノリなんだぁ?(笑)ここで、ニューアルバム『375』の中から2曲続けて。

【愛を語るだろう】は大好きな曲。サビの「歌にのせて送るよ 愛を 音にのせて叫ぶよ「元気になれ」 君に届くように 僕はずっと愛を語るだろう」ってところ、ホント元気になれる気がする。
伸びやかに歌う美奈子ちゃんを見ていると、こっちまで晴れ晴れとした気分になれるよ。

つづいての【二人の時間】では、タンバリンに合わせて手拍子をしているうちにどんどん会場がアツくなってきた。
狭い中、押し合いへしあいしながら手拍子(笑)あっ、前にいた人ゴメンナサイ。再三再四、頭をドツキましたぁ。
もう既に汗をかいてしまって、「ハッピー・ピークン」うちわも、本来のウチワとして、おもわずが大活躍。そんな熱気です。

いきなり雰囲気が変わってフレンチなBGMが・・・
「PAYAPA PAPAPAPA PAYAPA PAYAPAYA」と美奈子ちゃんがスキャットします。 (これは、1999.12.23のBHB & MINAKOのディナーショーで配布されたCDに収録されたジングルですネ)

なにやら詩集のようなものを片手に持って、美奈子ちゃんが真面目に朗読します。
『ポエムの時間』です。

言葉は 心を伝えない
言葉は 心を伝えない
言葉が 心を伝えない事は 悲しい事ではない      
言葉が 心を伝えてしまったら 困る事がたくさん出てくる
伝えられなかった 心の中にこそ
もっとも大切な 尊い何かが あるのではないでしょうか 
それが お互いを守る ものではないでしょうか      

ここのコーナーは『フレンチ・ムード』と名づけられています。

しっとりとした時間が流れて、アコースティックバージョンの【あの日の選択】へ
近ちゃんのアコースティックギターと、マリちゃんのコンガ、金ちゃんのフルートが重なる。
フルートが入ると、また一段と音に広がりが出て素晴らしい。一言一言を噛みしめるように歌う美奈子ちゃんの声が、乾いた地面に水がしみこむように、心の中にしみわたり潤っていく。 しみじみしたところで、美奈子ちゃんはお着替えタイムで退場。

金ちゃんのSAXソロ。【rendezvous】。このSAXがまた最高でした。なんだか一気に会場が『ブルーノート東京』に なった感じ。クールジャズっぽいソフィスティケーテッドされた演奏に酔いしれました。
まるで音の波の船にたゆたうように、 左右に揺られたり、持ち上げられたかと思うとすうっと落とされたりとたなごころの上で弄ばれているような心地よさ。

心地よさに浸りきった後は、ふたたびMINAKO登場し、【愛のメロディ】へ

黒のワンピースと。大きなサングラス、黒の手袋といったシックないでたちに。
エレガントにお辞儀をして。「皆さ〜ん、改めましてマダーム・美奈子です。塩沢トキではありません」(笑)

「では素敵なゲストをご紹介しましょう。フランスからのお客様、杏子ちゃんで〜す」
うわー、バービーブー(←知ってる人は、米米ファン推定12年以上)もとい! バービーボーイズの杏子さんだぁ!! しかも、「マダーム」に対抗するかのごとくにピンクの大きなサングラスをかけてるぅ。

二人のみょーにずれてるトークの間が可笑しい。爆笑トークです。
昔話に花が咲きます。

ステージ中央に出されたテーブルで、お茶といっしょに出されたハッピー・ピーチャンクッキーを見て、 杏子さんが「これ作ったの?」といいながら食べてていると、「そう、手作りなんですよ。会場でも売ってますけどね。 もう3ヶ月くらいかけて作ったんですよ。だから3ヶ月前の奴なんかカビ生えてたりして(笑)」

ブッ!と吹き出す杏子さん。「うそうそ、そんな事ありませんよ〜」

で、お茶を飲んでいるのに、「杏子ちゃん、最近どう?」と聞くMINAKOちゃん。他人の事は見ていません(笑)
再びブッ!杏子さんお茶を吹き出しそうになる。こんな具合で、ちぐはぐなんだけど絶妙に可笑しいコンビなんです(笑)

そして、ついに、ここで杏子さんの歌声が。しかも、あの名曲【星のかけらを探しに行こう】!!

美奈子ちゃんと、ダンサーのやだちゃんの踊りつきです。
サビの部分はデュエットで。二人の声がとてもよくあっていてGOOD!最後は客席のみんなも一緒にサビのフレーズを大合唱。
山崎まさよし・スガシカオ・杏子の福耳での原曲はメローな感じだけど、今日は、ちょっぴりPOPな感じにアレンジしてあったり して、思わぬ名曲に会場の一体感も、さらにグッと高まった感じ。ホント、たのしかったヨー。

「杏子ちゃん、もう一人ゲストがいるんですよ、一緒に呼んでみましょうか」「『あの者』ですね」(二人声を揃えて) 「てっぺーいちゃーん!!」

場内は嬌声でいっぱい。石井兄、とーじょー。今日はビューティーではありません。「てっぺいちゃん」です。
うわぁー、凄い近い。こんなに間近で見たのは初めてかも。前から2列目でしたから、手を伸ばせば届くほどの近さ。感激です。
黒の革ジャンに、黒の袴といういでたちに、「かっこいい!」客席から声がかかると、すかさず。
「ありがとう、その『カッコイイ!』のひとことだけで俺は生きているようなものですから」。さすが、会場をつかまえるのがハヤイ、ハヤイ。

「俺は物か?『あの者』ってジェームス小野田じゃあないんだから。よかったですねぇ、『星のかけらを踏みにいこう』って曲、そでで聞いてましたよ」バシ! 杏子ちゃんのビンタが飛びます(笑)
「もう、兄妹ともどもお世話になって、『バービーブー』とかね」
杏子さんポツリ「こうやって見るとホントよーく似てるよねぇ」
「そりゃそうですよ、種がおんなじなんですから似てますよ。似てなきゃ大変ですよ・・・」石井さんトークが爆裂 (この日って、ご両親もいらっしゃってたのを見かけたんですけど 笑)ヒー、笑いが、止まりません。

「てっぺいちゃん、司会、私」MINAKOちゃんが反撃開始、よし、イイゾ、MINAKO!!
「てっぺいちゃん、きょうはゲスト」「いゃー、最近は司会業も増えてまいりまして、喋っちゃうんですよ」(笑)

ひとのライブなのに、いつにもまして、一段と舌が滑らかなてっぺいちゃんです。
「今日は何を歌いましょうか?」
「今日はトークだけですから」
「えー!」場内騒然。
「ありがとう!この『えー!』だけに支えられてここまで来ましたからね」
「なんかやってー!」
「『なんかやってー!』ってね、サルティンバンコじゃないんだから」なんかってのも凄いなぁ、大受け。

「今度のMIANKOのアルバム(『375』)いいじゃん。ねぇ、いいよね。俺は初めて手放しで褒めるアルバムを聞いたね。 美奈子のアルバムいいよ。曲もいいけど、俺はストレートな詩が気に入ったね。いいよね。」
照れまくる美奈子ちゃん。顔が赤くなっています。麗しき兄妹愛ですねぇ。
「というわけで、これからも盛りあがっていこうぜぃ!」最後まで自分で勝手に仕切って去っていくてっぺいちゃん。
「えー!ゲストの杏子ちゃんとてっぺいちゃんでした。結局何も喋らせてもらえませんでしたね」(笑)

MIANKOは、ここでお着替えタイムのため、退場。
なんと!近田くんボーカルの【9250156】へ。期せずして近ちゃんファンのキャー!の声があがる。 金ちゃんのベースと成田さんのドラム、近ちゃんのギターというシンプルな編成だけど、パワフルな演奏でした。

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