伝落合代官屋敷門 

藤岡市上落合




 落合代官屋敷については確かな文献がなく、この地域が当初天領でその後に旗本領になって

いて、その当時の代官所だったという事のようです。それでも代官屋敷のある地は鏑川と鮎川

の合流点にも近く、三方を川に囲まれた豪族屋敷としての地の利もあるような場所に位置して

います。さらに屋敷の前面には石垣も築かれていて、武家屋敷の雰囲気を色濃く残す残す屋敷

になっています。


    代官屋敷門


 木立があって見にくいのです

が、よくある農家の長屋門とは

違って、武家門の様式に則った

長屋門に見えます。(武家長屋

門は中元部屋等の住居になって

いて横幅があるのに対し、農家

は納屋などで相対的に短い。)






    長屋門入り口


 屋根が瓦葺きになっていたり

壁面にトタン板が貼り付けられ

たりと、近年の補修が見られま

すが、門柱や冠木には充分な古

さを感じます。玄関に人が居た

ので声を掛けたかったのですが

当屋敷は文化財ではないので止

めておきました。(注1)







    屋敷前面の石垣


 注目すべきは屋敷前面の石垣

で、後方は確認出来なかったの

ですが、かつては屋敷を取り囲

むように築かれていた思われ、

当屋敷の屋敷構えに武家の格式

を感じさせます。(注2)



注1・・こちらに気が付いたら会釈をして声を掛けようと思っていたのですが、気にする素振

 りが見られなかったので、そのまま退散しました。史跡巡りでは個人の家が対象になる事も

 多いのですが、住人を見かけているのに挨拶をせずに写真を撮ったりすると、不審者に見ら

 れてしまうので気を付けたいものです。

注2・・この地域の武家屋敷土豪屋敷にも似たような石垣が見られるので、当屋敷も元は

 代官屋敷などの武家屋敷だったのではないかと推測されます。






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