エキスパンドブック横丁 in MACWORLD Expo/Tokyo '99

忘れちまってたけど、前回までのあらすじ

あいかわらずのやどなし、職なし、甲斐性なしの黒猫スットコドッコイは、謎の地下水流に巻き込まれ、三日三晩流された。
気がつくと、スットコドッコイは浜辺に打ち上げられていた。地下水流からどうして浜辺に流れつくのかというツッコミはなしにして、あたりを見まわすと、東の方の丘の上に林檎の形をした巨大なドームを見つけた。
よろよろと立ち上がりながら、彼はあの小箱がなくなっているのに気がついた。流されているうちになくしてしまったのだろうか?……と考えたが、よくわからない。そのまま、スットコドッコイはよろよろとドームの方に歩きだした。
ドームが近くに見えてきた。そこには白とブルーに塗りわけられた半透明の幕がドームを囲むように張られていた。それを目にした時、スットコドッコイは真っ暗な地下水流に流されながら聞いた声を思い出した。
海ヲ臨ムカノ地 ぼんだいぶるうニ彩ラレシ天幕張リメグラシタル街ニ
アラタナルいーびーノ道開ケン


ということで、今日は幕張です。マック・エキスポです。
土曜日、しかも最終日ということで、たぶん最高の人手になるのではないかという気がします。

会場に入ると、真正面にいやでも目に入るのがアップルのブースです。ブースというよりも広場です。

アップルのブース、妙にひろびろ……というかスカスカ……

会場においてあるガイドブックの地図を見ながら歩くのもいいのですが、首からさげるようになっている入場チケットが小さな地図になっているので、この方が便利です。なるほどもね、と思いながら会場を歩き出しました。
まっすぐ横丁がある新潮社・ボイジャーのブースに行ってもよかったのですが、アップルのブースと販売コーナーをぶらぶらと見ながら行こう……と思ったのですが、すごい混雑。販売コーナーは年末のアメ横かと思うくらいの人混み。声をあげるショップの店員さんの頭の上に張られた商品の一覧などには「SOLD OUT」がいくつも見えます。そちらに気をとられて歩いていたために、足元の子どもを何人か踏みつぶしてしまいました。堪忍してね。(嘘)

その一帯をようやく抜けて、やや遠まわりぎみにですが、新潮社・ボイジャーのブースにたどりつきました。

「新しい読書」の看板。なかなか渋い

さあ、今年のブースはどんなかなぁ……!!

こ、混んでいる!

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