ばらの香りの通り

 

 さとりをひらくと人生なシンプル
で楽になる
        エックハルト・トール著 
  〜宗教的観念への抵抗感が強い大多数の日本人にとって、「心待ちにしていた内容」である、と飯田史彦氏は述べています。     3/6
 生きがいの創造     飯田史彦 
  〜生まれ変わりの科学が人生を変える
  ・・・「死後の生命」や「生まれ変わり」を認めるとすれば、私たちの生き方がどのように変わっていくのだろうか
               授業用講義メモはこちら
  生きがいの本質  飯田史彦
 人生の価値       飯田史彦 
                〜私たちはどのように生きるべきか
       どうして人をいじめちゃいけないの
      どうして自殺しちゃいけないの
      どうしてがんばらなくちゃいけないの
                 
 愛の論理      飯田史彦

    私は、今この本を読んでいます。
   私にとっても、重要な、もひとつの問題に
     解答があるのか、と。

2002年8月

久しぶりに、私の発想をがらりと変える本に出会った。

ずうっと、長い間私の心を捉えつづけていた問題に

真正面から取り組んでいた人達がいたのだ。

いままで知らなかったなんて、なんてこった。

いや、今だからまともに読む気持ちになれるのかもしれない。

そういう時期が来たということか。

この本を紹介してくれ、貸してくれた伸先生にお礼を言いたい。


さて、「人生の価値」はこれまでのものを総括した本なので、

これ以前の本から、まずは、読み終えるたびに、内容紹介を。

  さとりをひらくと人生なシンプルで楽になる     
                   
エックハルト・トール著 
 
                  徳間書店 1800円 税別
 
 この本はね、今生きていて、しじゅう遭遇している、自分の姿、身内の者の姿、痛み苦しみ、過去の痛みで未だに苦しみ、将来への不安から離れられず、毎日がおちつかず、感情的な怒りにとらわれやすくなっている、そんな姿が、明確に描かれている。見える。愛を求めても苦しみ、愛を得たと思ってもいずれ苦しみ、そんな人の姿が、どこからくるのか、それがはっきり見えるように描かれている。驚くべき本です。時間に支配されるな。過去の痛みににしばられてしまったペインボデイにエネルギーを与えるな。悟りとは今に生きること。全ての人間はひとつにつながっていて、それは、世界すべて、宇宙すべてとつながっているということ、それがわからなくなっていることが、全ての問題の根源であるということ。手放せ、それが悟り、自由、へと進む道だということ。そこがまだ、も一つ私には開かれていないのだけど、でも、とても心引かれた本。この後も、いくども読みたい。
 
 宗教の世界でとりあげられていた問題が、その宗教が宗派に分かれて、争っていて、その争いは永遠に収まりそうもない。どころか、本来の宗教のあるべき姿に反し、反発と抵抗と憎悪を育て、場合によっては、永遠なる殺し合いにまで発展している。そんな宗教に背を向けて、宗教に左右されない、むしろ全宗教を一つに統括した、新しい道、新しい人間の道、魂の道をさぐる努力が世界で進められている。それは、学問の世界にもふれつつ、少しずつ、着実に成長しているような気がする。                     

 

  生きがいの創造     飯田史彦
 
                  PHP研究所 1460円税別
 
 この本は端的に言えば、「死後の生命」や「生まれ変わり」を研究テーマとした論文を本にしたものです。そして筆者は福島大学経済学部の助教授です
 
 どのような苦境にあろうとも、その苦しさの中に自らの存在価値を見出した人間は、生きていくことができるのだ。・・・・(しかし)人間の意識・価値観は、最も本質的なところで変わらない限り向上せず、本当の生きがい・働きがいも見出し難い。・・・・・

 ⇒ということで、先に結論を言ってしまえば、本当の生きがいは、「死後の生命」や「生まれ変わり」のしくみを知るところから生まれる、つまりそのとき「入きる力の源泉」にスイッチが入る、というのです。

 「もしも『死後の生命』や『生まれ変わり』が事実であると仮定すれば、私達の日常の小さな不満は無意味なものとなり、何の価値も持たないように見えた不幸や挫折が、逆に重要な意味をおびてくる可能性があります。」 

 
第一章・過去生の記憶

 「物理的な肉体を失ったあとにも、意識(いわゆる魂)として存在し続ける」ことが研究結果として結論づけられるということ。人間には過去にもこの地球上で生きていた「過去生」があり、私たち
が何度も生まれ変わっている可能性があるということ。

 
第二章・「生まれ変わり」のしくみ

「あの世」への帰還

 「死」とは、肉体を離れた意識の中間生(あの世)への帰還にほかならない。そこでは、すでに亡くなった愛する人達(魂)との再会が待っている。

人生の回顧と反省

 
中間生(あの世)に帰還すると、いま終えて来たばかりの人生を、目の前で一生のパノラマのように、その一生のビジョンを見ることになる。このとき与えられるメッセージは、「愛」と「与える心」こそが大切だということ。

人生の自己計画

 
魂は、自分で次の生まれ変わりの人生計画を立てる。この時、何度も人生を通じて太いきずなを築きあげてきた、ほかの魂たちと相談しながら、次の人生を計画することが多い。何度も何度も生まれ変わりながら、はてしない成長を追求する。

因果応報の壮大なドラマ

 「今回の体験は、理性では信じられないのですが、確かに、このようなしくみで今回生まれてきたと考えれば、気持ちの上でいろいろなことがらがとても納得できるんです。」

すべてのことには「時」がある

 人よりも困難な人生を送らなければなないとして、それはむしろ、わざと厳しい条件に身をおき、一定の試練を受けることによって、大きく成長する機会をもうけている場合が多い。

ソウルメイトたちとの再会

 わたしちは、自分に最大の成長を与えてくれる人生パターンと、そのための状況、そしてそれを最も効果的にもたらしてくれる仲間の魂たちを、自分で選び出すのだ。

「この世」への来訪

 私達は、指導役の魂(光の存在)たちの助言を受けながら、次の人生の計画を立てたのち、両親となるべき人の結婚や母親となるべき人の妊娠を待って、ふたたび胎児の中へ入っていきます。

 第三章・死者とのコミュニケーション
 第四章・「死後の生命」を科学する意味


 第五章 「生まれ変わり」の生きがい

○すべてのことには意味があり、自分の人生は、自分が自分に与えた問題集であること、そして自分を取り巻く人々は、愛してくれる人も、敵対している人も、みな理由があって自分の成長のために存在してくれていることを知った時、私たちの人生観は大きくゆさぶられます。

○私たちがこの世に生まれてくる理由は、「人間関係」という試練を乗り越えて成長するためだったのです。

○人間関係という貴重な試練を経験し、自分の「愛の水準」を確かめ、高めていくためには、肉体を持ってこの世に生まれてくるしかありません。だからこそ、私たちは、わざわざ何度も何度も肉体を持って、この世に「人間関係の修行」つまり「愛の修行」をするためにやってくるのです。

○「ブレイクスルー」とは、「現状を突破する」という意味の英語で、たとえ目の前の状況がどんなに困難であっても、心の持ち方を変えるだけで、その状況がかえって楽しくなったり、おもしろくなったりすることが、「価値観の転換によるブレイクスルー」てす。

○そして、この「価値観の転換によるブレイクスルー」を生じさせる効果的な方法のひとつが、「死後の生命」や「生まれ変わり」の科学的研究を知らせることである、と私は確信しています

○いいかえれば人生とは、「自分らしさ」(アイデンティティ)の追求の場であり、さまざまな価値を創造しながら成長していく過程だといえます。

○しかも、すでに説明したように、人生は「敗者復活制人事システム」をとって計画されますから、自分の小ささに気づいた人は、その時点から「良心的な、愛のある、前向きの言動」をとるよう、自分を変えていけばいいのです。

○私たちがわざわざ、この世に肉体を持って生まれてくる大きな理由が、「人間関係を学ぶこと」であることがわかった今、俗世間から遠ざかるのではなく、多くの旧いソウルメイトたちと再会し、あらたにソウルメイトとなってくれる人たちと出会うことこそが、「楽しみながら学ぶ修行」の意味であることは明らかです。

○あなたがた人間は、自分が何者なのかを知る必要があります。人間は、偉大で、強くて、力のある存在なのです。あなたがたは、地球に向かい、生命を発展させ、人類という名で知られる大いなる冒険に参加しようとする、勇気を持った方々なのです。

               

 

 人生の価値  飯田史彦 
                
                  
PHP研究所 1600円 税別

 つまり自分が、人生に対して何を期待することができるのか」
と考えること自体が誤まりであり、その逆に、「人生は、自分に
対して何を(どのような人物になることを)期待しているのだろ
うか」と自問することこそが正しいというわけです。このような
発想が、私たちの心の真ん中で待っている何かに、火をつけ
てくれるのでしょう。

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