山行記録
2007年03月10日(土) 曇り
コース 白石スキー場駐車場 9:00 → 9:34 水引入道登山口 → 9:38 白萩林道入口
→ 12:52 馬ノ神岳山頂 → 14:31 神嶺林道 → 15:05 駐車場
当初不忘山の予定でしたが2003年4月に雨のため途中断念した「馬ノ神岳」に変更しました、 今回の変更は前々回に藪漕ぎを一緒したKWUさんが「馬ノ神岳」に登って見たいと言っていた事もありました。 9:00に白石スキー場の駐車場一番奥に車を止め神嶺林道を歩き始めます、林道を30分ほど歩き水引入道のジャンボリーコース登山口を通り過ぎ、少年野営場からの道が合流する少し先に白萩林道入口に到着します。 馬ノ神岳へはここから白萩林道に入ります、林道入口の左角に「馬の神岳入口」の標識が立っています。 この馬ノ神岳へは登山道が無いと言う事で積雪期以外には登れないとの話です、積雪期の利点で白萩林道に入るとすぐに林道から外れ右手の林に入ります。 これは林道が蛇行して奥に進んでおり辿ると距離が長くなるのでショートカットして距離を稼ぐためです。 馬ノ神岳への登山コースは無いので赤布などは殆ど有りません、途中に数箇所赤布の付いている場所も有りますがコースを辿っているものでは無いようですので入山する人は自分で地図を読みルート取りが出来る必要が有ります。 地図が読めるので有れば尾根筋を上へ上へと詰めれば登ることが出来ると思います。 樹間を高い方へと詰めて行くと何度か林道と交わりながら少しづつ高度を上げて行きます、駐車場から2時間ほどで1150m付近の開けた場所に着きます。 晴れていればこの辺りから右手に馬ノ神岳山頂部が見えるはずですが今日は山頂部が雲に隠れていてまだ見えません。 1200m付近から傾斜がきつくなるとともに雪面が氷結した上に新雪が少し被った状態で体力と神経を使います、標高差で150mを踏ん張ると傾斜が緩み尾根の最上部までもう少しになります。 左手正面には水引入道の山頂がドーンと見え壮観です、この辺りから少しづつ右に向かいながら尾根の最上部と馬ノ神岳山頂部の稜線を目指します。 稜線部に出ると正面に北屏風が視界を塞ぐように立ちはだかる、写真を撮影したが曇り空のため目で見た迫力はたぶん写っていないだろう。 山頂まではもうすぐだが凍りついた雪面なので慎重に目指す、山頂には標識など見えない(雪に埋もれているのか、無いのかはわからないが)が赤布が付いている所を山頂とする。 山頂からは360度の展望で特に雪付いた北屏風は迫力物だ、北には後烏帽子、南には水引入道そして不忘山、水引入道と北屏風の奥には南屏風の壁も見える。 今日の天気は午後から下り坂の予報なのであまりゆっくりもしていられないので冬の屏風を目に焼きつけ下山する事にする。 最後に青空をバックしたこの屏風をもう一度見に来たいと話しながらも慎重に下る、雪の下りはさすがに早い、登りに1時間半かかった1150m付近まで30分で戻る後は傾斜の緩い樹林の下りになる、ここからは登りの時のトレースを確認しながら快調に戻り白萩林道の再奥部に一旦出て林道脇に有る案内板を確認し、その後再び林道をショートカットする為に樹林に入り順調に神嶺林道に向かう。 山頂から1時間半で神嶺林道に出る、ここからは30分の林道歩きとなるが駐車場までは若干だが上りとなるので疲れた足取りは重く感じる、しかし充実感がそれより勝った今回の山行となった。
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白石スキー場に車を止め神嶺林道に向かう | 神嶺林道の積雪は30cm程度で締まっていて歩きやすい | 水引入道のジャンボリーコース登山口付近は日が当たる様で残雪が少ない、馬ノ神岳へはこの先の白萩林道入口に向かう |
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白萩林道の入口に到着、馬ノ神岳入口の標識が立ててある、林道に入るとすぐに右手の林に入り林の中をショートカットする | 所々で白萩林道と交差しながら先に進む | 1150m位まで登ると樹も少なくなってきて視界も開け始める |
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1200m付近から傾斜が増してきて雪面も凍った上に新雪が積もり滑りやすい所が出てくる | 急傾斜部分が終わると右手の馬の神岳の山頂部にかかっていた雲がとれて山頂が見えてきた | 1500m付近でほぼ尾根を登り終えて南の水引入道もすぐ目の前だ |
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尾根の最上部に上がると写真では良く見えないが目の前に屏風が圧巻で迫る (クリックすると拡大画像になります、ただし2.9MBあるので注意してください) |
山頂に到着、空は曇っているがそれでも周囲の景色に圧倒さ全員大満足 | 後に見えるのは烏帽子岳 |
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山頂から南方面の水引入道とその奥に不忘山 | 水引入道(左)と北屏風(左)その奥に南屏風、今日は手前の尾根に登り上がりこちらに向かった (クリックすると拡大画像になります、ただし2.9MBあるので注意してください) |
この迫力の景色を目に焼き付ける |
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名残惜しいが下山する | 下山途中で振り返り馬の神岳をもう一度眺める | 白萩林道終点近くの案内板、文字は消えかけて良く見えない |
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林道は曲がりくねって距離が長いので林の中を突っ切る | 神嶺林道に戻る、山頂の景観を思い出しながら歩く | 駐車場まで戻りは若干の登りとなるので足取りが重い、でも満足感で一杯 |