2007/11/15更新
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「自然朴の会」山行記録

白髪山から寒風山


山行記録

2007年11月10日(日)   曇りのち小雨

コース 観音寺登山口 8:21 → 8:55 粟畑十文字 → 9:24 白髪山 → 9:49 前白髪山 → 10:42 奥寒風山 → 11:21 寒風山 → 13:15 関山登山口

 今回の集合場所は、下山口の関山トンネル宮城側入口(寒風山登山口)になる。 御所山(舟形山)の観音寺登山口から入山し白髪山から寒風山を縦走してここに下りてくる予定なのです。 待ち合わせ場所に着くと、2台の車が止まって登山の支度をしている人たちが居たが仲間たちではない、その奥に今日一緒に歩く事になっているKWUさんの見慣れた車が止まっている、聞くとだいぶ早くに付いたとの事。 靴を履いて準備をしているとWTNの車が到着した、今回はこの到着した車を此処に置いてもう一台の車で観音寺登山口に向かう段取りになっている。 早速に支度と荷物の乗せ変えをして登山口に移動する、柳沢林道のジャングルジャングルスキー場に向かう部分で昨年落石による通行止めがあったが、それは昨年のスキーシーズン前に通れる様になったと聞いている。 登山口へは無事着けたがまだ工事中の場所もあった、今晩お世話になる予定の柳沢小屋で小屋の維持管理をしている方と思われる人が薪ストーブの交換をする作業をしていた、聞くところによるとストーブを使用した後に火を消すために水をかける人がいるのでストーブの痛みが早いとの事だった、ストーブは小屋を出るまでに燃え尽きて消える程度の燃やし方をして、水をかけて消したりしないでほしいといっていた。 登山口について見ると車は1台も無い、空は灰色で今にも雪が降りそうな雰囲気で唐松の葉が風に乗って舞い落ちてくるのが霙に見えてしまう。 まだ空から雨粒は落ちてきていないのでとりあえず白髪山まで行くことにする。 木々の様子は葉も殆ど落ちていて本来なら見通しも良いのだろうが空が灰色だと寂しい感じがする、ゆるい登りの道を30程歩くと粟畑の十文字に到着する、真直ぐ行けば「御所山」左は「柴倉山」そして右は今日の最初の目的地「白髪山」方向になる。 今日は約2年ぶりの山行と言うSGWくんが参加している、十文字で小休止し白髪山に向かう。 少し傾斜が出た樹林の道を少し登ると笹の原に出る、晴れていればここが絶好のビューポイントなのだが今日は雲の中に入ったようで何も見えない、樹木が無くなり風がまともに当る様になってきたので上着をはおり山頂に向かう。 粟畑から30分ほどで白髪山の山頂に到着した、相変わらず雲の中で展望は無い、此処で今日の行動を最終決定する、案内人YMZの判断で上からの降り物がまだ無い事と、落ちて来てもそれほど強いものにならないだろうと言う判断で縦走を続ける事にした。 そうと決まれば崩れる前に出来るだけ先に進もうと言う事で出発する、次のピークは「前白髪山」だが一旦170mほど一気に下って少し登り返しになる。 結構急な下りを滑らない様に注意して下る、少し登り返すと傍らの木の枝に「前白髪山」の標識が下がっている。 ここも立ち休憩少々で先に進む、また下りになり下りの傾斜がゆるくなると東側が落ちていると思われる痩せ尾根になる、道が分かれていると思われる所で直進すると直ぐ行き止まりで「見晴展望台」と書いてある標識が置いて有った、天気が良ければ何が見えるのだろうか、もう一方の右手への道が従走路で尾根の少し東側を巻くように先に伸びている、東からの風が当らなくなり丁度良い、この当りは若いブナの林になっていて今日の曇空でもガスに煙るブナの樹林風情が良い。 雨粒が落ちて来たので傘をさして歩いていると反対方向から登山者が来た、今朝がた関山の登山口で支度をしていた連中だ、舟形山の小屋に泊まる予定だそうだ、だいぶ大きなザックを背負っている、舟形の小屋は水場が無いので止まる場合は水も荷上げしなければならないので大変である。 一行が通過して行った後少し遅れて男女2名が来たが女性が大分疲れている様子だった、あの荷物では大変だろう先は長い。 我々は途中で天然ナメコを見つけて取ったがその後は見つからず食べるには少し物足りない量だった。 いつの間にか「戸立山」のピークを見過ごして「奥寒風山」に到着してしまった、ここからは一旦鞍部に下って本日一番の急登で「寒風山」に付くはずである。 登りに掛かるとやはり相当の急坂である、何とか登りもあと少しとなった所で休憩を兼ねて立ち飯にする。 ひさしぶりのSGWは足にきた様でちょっとつらそうだ、大きな登りは後少しなのでこらえてもらう、何とか予定の時間で「寒風山」の山頂に到着する。 山頂に有った反射板は数年前に撤去されたと言う事で今は無い、基礎の大きなコンクリートの台も砕かれて原型は残っていない。 今日の歩行に参加しなかったメンバーのSINとの待ち合わせ時間もせまっているので先に進む。 後は大きな登り返しは無く殆ど下りになるので気持ちは楽になる、ただ笹の道は葉に付いた水滴でズボンを濡らしてくる、傘を体の前に出し笹の葉がズボンに当らない様にして切り抜ける。 最後の下りにかかると登山道の石の上に落ち葉が被さり雨に濡れているため滑りやすくなっていて足を置く場所に神経を使う、下りは徐々に足の膝にも効いてくる。 関山の沢を大きく迂回する所まで来ると終わりが間近い事を感じる、木々の間からトンネルの入口の登山口が見えてきてほっとする。 車に戻って無事下山の握手を交わし山行は終わりになる、しかしこれからKWUさんは帰宅するが私らは東根に向かいSINを拾って温泉で今日の汚れを流し、食材を仕入れたら観音寺登山口に車を回収しに行き柳沢小屋に泊まる予定なのだ。 


観音寺登山口 粟畑十字路 銃走路山名板
柳沢林道の奥、観音寺登山口から入山する、さすがにこの天気では1台の車もいない 登山口から30分ほどで粟畑の分岐に着く、十文字になっていて直進は舟形山、左折が柴倉山、右折が白髪山になる 粟畑分岐の白髪山側に寒風山までの山名と距離を書いた案内板が下がっている
白髪山 前白髪山 見晴展望台
白髪山山頂に到着したが生憎の空模様で展望は得られなかった 前白髪山のピークの表示 見晴展望台の標識は地面の上に有った、今回は展望なし
ぶな 奥寒風山 寒風山
落葉したブナの木が幻想的 奥寒風山の標識 急登を登りきると寒風山山頂に飛び出す
寒風山 コブの背 黄葉
寒風山に着けば先が見えてくる、笑顔も出てくる コブの背 小雨にけむる黄葉もいいかも
下り 到着 山伏と唐松
関山峠の沢に向けての最後の下り、沢の源頭部を回り込めば登山口も間近、登山道は右から左に下っている 登山口に着いてホット一息、お疲れ様でした 山伏と唐松の黄葉

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