2007/02/04更新
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「自然朴の会」山行記録

阿武隈の里山
金華山、音羽森、主義山、新城山、大森山
235m、288.2m、313m、291.4m、315.1m


山行記録

2007年02月03日(土)   晴

コース 登山口 8:58 → 9:10 金華山 → 10:02 音羽森 → 10:26 主義山 10:40 → (途中休憩) → 11:09 音羽森 → 11:29 金華山分岐 → 11:35 登山口 (昼食と移動)

 新城山登山口 12:29 → 13:09 新城山 → 13:30 伐採地 → (途中コースアウト) → 14:37 大森山 → 15:25 大森山登山口


 今回の登山口となる小斎峠から大内方面に50mほど下った路側帯で9時に待ち合わせ、すぐ横の草むらには赤い小さな鳥居が有ります、鳥居のすぐ北側に登山口である踏み跡があり黄色と赤の札が下がっています、この札はこの辺りの登山道でよく見かけます。 登山口から登り始めて間もなく杉林の尾根に着くので南(右)に向かいます、尾根筋を登って行くと木の根元に小さな石の祠が有るT字の分岐に登り上げます、左に行くと金華山のピークにです、木の幹に黄色の「金華山」と書かれた表示板が取り付けて有りますが三角点はありません。 後にコースの間違いと判るのですが次のピークの音羽森に向かう為、踏み跡の様な痕跡を辿り先に進んで下り始めますが踏み跡が消え藪となります、藪の少ない所を選び斜面を下って行くと小さな沢に出ました、どうもコースを外した様なので地図で確かめ軌道を右手正面の杉林上の尾根と検討を付け急斜面を登り上げると尾根筋の踏み跡に出ました、踏み跡に出た所で確認のため少し戻って見ると金華山から一旦祠の所に戻り反対側の道を辿るのが正しい縦走路でした、ここで20分ほどロスしまいましたが道を外した時の地図とコンパスを使った現在地確認の練習にもなったので良しとします。 正規の縦走路には赤布や青のリボンが場所によっては数メートル置きに付いていてうるさいほどですがちょっとしたところで間違えるものです。 縦走路は下った所から80mほど登り返すと三角点(三角点の角が欠けて等数が判らなったが)のある音羽森のピークに着きます、ここにも「音羽森」と書かれた黄色の表示板が木の幹に取り付けて有ります、今回はこの先の主義山までの予定なのでさらに先に進みます。 「音羽森」からは昔の峠越えの道が交差していたと思われる鞍部まで標高差で100mほど下り登り返す事になります、鞍部の峠越えの道は山元側に踏み跡が確認出来るものの角田側はは殆ど判りません、ちなみに国土地理院の2万5千図には破線で表示がされています。 鞍部からは標高で100mほどを今度は登り返しますと三叉路に出ます、三叉路の傍らには黄色の札が下がっていて音羽森への案内が書いてあります、三叉路は右に行くと権現森への縦走路で左が主義山のピークに向かう道になります、主義山までは20mほどでここにも「主義山」と書かれた黄色の表示板が木の幹に取り付けてあります。 今日はここから登山口まで戻って終わりの予定でしたが小斎峠の北側の新城山から大森山までの尾根を辿ってみる事で意見が合いここで大休憩は取らずに戻る事にしました。 帰り道の尾根筋は西からの風が強く寒くなってきました、音羽森への登りで風も当たらず日差しが気持ち良く当たる場所で少し休憩を取る事にして飲み物とお菓子をいただき後半に向けての体力回復をしました。 車に戻って昼食を取った後、車(今回は現地集合なので3台有り)を大森山の登山口まで移動させ2台をデポし1台で新城山の登山口(県道44号線 角田から小斎峠に向かう途中から左に入るのだが入り口が判りにくい)まで移動します、「新城山」登山口となる水源池の脇には車2台程度は止める事が出来ます。 ここのコースは杉の植林の作業用林道と思われる道を辿るのだがかなり荒れている、道の途中には植林作業者の物と思われるがビールの空き缶が多数捨てて有った、作業道が消えて踏み後も定かでなくなってきたら、地図と磁石で検討をつけ尾根を目指して急斜面を直登する。 尾根筋まで登ると踏み跡が有り赤布も見つかる。 尾根道を少し南の高い方を目指して行くと新城山山頂と思われる三角点?(側面を確認したが三角点の掘り込みが確認できなかった)が落ち葉から少しだけ顔を出しているのを見つけここを「新城山」山頂として次の目的地の大森山(おおもりだんと言うらしい)に向け尾根を北に向かう。 尾根筋には踏み跡があり2万5千図にも破線が延びているので北に向かうが笹の藪が少しうるさくなってくるが間もなく重機で削り取った様な伐採地に出る、ここで踏み跡が切れてしまい尾根道がわからなくなるが北に大森山のピーク(角田市で一番高い山?)が見えているのでおおよその見当をつけ伐採地の先の笹藪に踏み入る(この後に取り付き場所が違っていた事が判った)、笹は背の高さ位まで伸びていて藪が混んでくる、それでも検討を付け先に進むがどんどん下り始める。 地図でも4〜50mほど下るので先に進む、傾斜が急になり過ぎと思われるが対面の斜面が見えるので登り返しても多少のロスと思い登り返す事を考えて方向を決める。 やっと笹藪から開放されたと思ったら尾根から東にずれた沢筋(伐採の作業道の先)に下りてしまった、少し下ったところから向かいの尾根へ作業道が延びているのを下りながら確認していたのでその作業道を登り返す事にして下流に向かう(この辺りの斜面は笹が密生していて直登する気にはならない)。 作業道は先ほど下り始めた伐採地と同じ位の高さまで続いていて25分ほどで登り返す事が出来た(これが無かったら相当のアルバイトを強いられただろう)、作業道の終点からは藪に入ったがすぐに杉林の端の踏み後に出て10分ほど歩いたところで地図の破線の尾根道と思われる踏み跡に出ることが出来た、伐採地から尾根道が続いていて辿れていればこの半分の時間でここまで来れたのではと思われるが、これも里山歩きならではのサプライズかも知れない、尾根道をさらに進むと大森山の登山道に飛び出した、その場所からは5分ほどで大森山山頂に到着した。 本日最後の山頂で記念写真を撮りフルーツをいただいた後は日も傾き始める時間になってきたので下山をし始めます、登山道は小型の4輪駆動なら山頂近くまで登って来れそうな道だねと話しながら下りましたが、登山道の途中で大きく寸断されている場所が数箇所あり車での山頂近くまでの入山は無理な様です。 登山口の手前の用水池の奥では砂防ダムの工事をしていて車は私らがデポした用水池の手前の路肩に置くのが正解だった様です。 車に戻って支度を解き新城山登山口に車を取りに戻り今日の山行は終わりになりました。 
 新城山から大森山への縦走は伐採地を通過する時に西側に寄った方で尾根道を探す必要がある様です、ここで道が見つからなければ縦走は無理と思われます、この記録を見てトライする方は注意してください。
 今回の山行には「みやぎ里山文庫」さんのホームページを参考にさせてもらいました。


登山口 鳥居 登山開始
6登山口に黄色と赤の札が下がっている(写真の右端、写真にマウスを当てると拡大されます) 小さな赤い鳥居 登山開始
始めの尾根 赤布 祠
最初の尾根道までは数分 尾根の下山ポイントに赤布 「金華山」手前の木の根もとの祠
金華山 藪を下る コースに戻って
「金華山」のピーク、この奥に進み藪を沢に下りた 地図を広げ現在地を確認する、下方が小さな沢 正規のコースに戻って笑顔が出ました
音羽森 下る 赤布
次の目標「音羽森」山頂を確認 音羽森へは少し下ります 正規のルート上には沢山の赤布や青いテープが付いています
音羽森 三角点 主義山に向かう
「音羽森」山頂に到着、黄色の表示板が幹に付けられています 音羽森には三角点が有りましたが角が欠けて何等か確認出来ませんでした 次の「主義山」が見えます
気持ちの良い下り ここも分岐 縦走路分岐
南側斜面の下りでは気持ちの良い日差しが射します、帰りにはこの辺りで休憩しました 赤布の有る左から来ました、向うにも踏み後がありますが主義山へは手前に進みます 「主義山」手前の分岐、黄色の札が目印で右に行くと権現森への縦走路、山頂へは20mほど(写真にマウスを当てると札が拡大されます)
主義山 下山 祠まで戻って
「主義山」山頂 分岐から帰路につきます 金華山の分岐の祠まで戻って来ました
登山口に戻って 新城山登山口 後を続く
登山口の道路が見えて来ました 「新城山」登山口 登山口は少し道がぬかるんでいました、登山道は杉の植林のための作業道だったと思われます
急登 三角点? 新城山
作業道が消え踏み跡も消えたら東側の尾根への斜面に取り付き直登します 三角補点の様な標石、側面に三角点の彫り込みが無い(2万5千図には三角点マークが付いている) 「新城山」山頂?とした場所、つえの先が標石
尾根を辿る 伐採地 笹薮
北に向かう尾根には赤布も付いているが笹の藪ぎみで殆ど歩かれていない様だ 伐採地を越して先の笹薮に入る 背丈ほどの笹薮が続き、殆ど踏み跡らしき物が見当たらない
笹薮を抜けて 沢底を下る 作業道を登る
強引に笹薮を下ると沢底の様なところに出た 沢底を下流方向に向かう、上からこの先に伐採の作業道が向かいの尾根に登っているのを確認してある 伐採作業道を登る
取り残された木 南の山並み 太平洋
伐採地の中に高い木が2本だけ残り青空に伸びているのが印象的だった 伐採で立ち木が無く南の山並みが一望できる 東には太平洋が一望できる、モデルは村田のKWUさん
作業道終点 これから又藪に入ります 登山道に出る
作業道も終わり尾根の近くまで登って来た さー又藪に入る準備をする 作業道終点から10分と少しで大森山登山道に出た
大森山 標識 三角点
角田市で一番高い「大森山」山頂に到着 この山は角田市で「大森山」、山元町では「影倉山」と呼ばれているようだ ここには三角点が有る(等数は確認しなかった)
尾根道の合流点 登山道分岐 砂防ダム工事現場
大森山登山道を下山する、倒れた標識が見えるが南からの尾根道はここで合流する 登山口手前の作業道分岐に案内版が立っていた 砂防ダムの工事現場、右が山頂方面で左が登山口方面

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