2007/05/05更新
[山行記録へ] [トップページ]
title
「自然朴の会」山行記録

甲武信ヶ岳
(2475m)


山行記録

2007年04月29日(日)  快晴

コース 毛木平駐車場 6:55 → 7:23 林道終点 → 8:53 ナメ滝 → 10:12 千曲川・信濃川水源地標 10:25 → 10:46 尾根分岐 → 11:18 甲武信ヶ岳山頂 11:52 → 12:08 尾根分岐 → 12:25 千曲川・信濃川水源地標 → 13:21 ナメ滝 → 14:27 林道終点 → 14:53 毛木平駐車場


 今28日(土)は出勤日だったので退勤後に出発し夜のお昼を廻った所で中央道の八ヶ岳PAに車を止め軽くお天気祭りをして朝まで仮眠する。 昨夜は小雨が時々ぱらついていたが朝起きると雲一つ無い空が広がっている、天気予報の通りで嬉しくなる。 身支度をしながら周囲を見回すと峰々の奥に真っ白く雪を被った頂が見える、方向からしてまさか甲武信ヶ岳では、あの雪の付き様では登るのは無理かと言う思いが頭をかすめる。 何はともあれ登山口の毛木平を目指す、ここからまだ四十数キロ車で移動しなければならない。 長坂ICで中央道を降りコンビニで朝食と昼を仕入れ毛木平駐車場を目指す、駐車場に着くと駐車スペースは半分くらいが埋まっている、昨日から止まっていると思われる車は窓ガラスがガチガチに凍り付いている、昨夜ここまで来て仮眠しなくて正解だった。 駐車場にはトイレと東屋がある、トイレを済ませ支度をして早速出発する。 今日の甲武信ヶ岳は私らの歩行ペースでは往復で8時間程の長丁場になるので早く出発する事に越したことは無い。 十文字峠への分岐を右に直進ししばらくは広い林道歩きとなる、30分程で林道終点(林道は右に大きくカーブして続いているようだ)になり大きな石が二つ門の様に並んでいる間を直進すると徐々に登山道らしくなってくる、徐々に昨日か一昨日に降ったと思われる新雪で一面真っ白で昇り始めた太陽の光で融かされた雪の雫や雪の欠片が頭に落ちてくる、空気はリンと冷たいが日が昇ってきているのと徐々に登りとなって来たことで暑くなってくる、途中で上着を脱ぎ半そでになるが寒くは無く気持ちが良い。 登山道は一部西沢沿いをへつる様に付いている所もあり、雪が凍って滑りやすく少し腰が引ける場面(筆者だけだった様だが)も有ったがナメ滝を通過し大分歩いたかなと思い始めた頃に「千曲川・信濃川水源地」の標に到着する。 本来はここに水源である源頭部が有るはずだがまだ雪に埋もれて見ることはできない、ここから急登が始まるのでエネルギー補給の休憩を取る。 ここから尾根までは30分程の急登になるはずなので気合を入れて登りにかかる、登りは確かに急だが雪にステップが付けられたジグザグの登りなので、思ったより早く20分程で尾根に着いた、尾根分岐の所からは樹間からかすかに富士山が見える。 空にはまだ雲一つ無い、かなり疲れてきたが快晴の山頂からの眺めを期待し山頂を目指す、足も重くなってペースが落ち始めたが30分程で山頂に到着する。 山頂でいつもの通りメンバーと握手を交わし紺碧の空に大きく浮かぶ富士山や奥父分の国師ヶ岳や金峰山そして南アルプスや中央アルプスの山々を眺め昼食を満喫する。 いつまでも山頂に留まり景色を見ていたいが下山の道のりも長いので後ろ髪を引かれる思いで下山に掛かる、水源地標まではアッと言う間に下りてきたがそこから登山口の駐車場までは、朝には有った新雪もほとんど融けてしまい同じような風景の登山道をまだかまだかと思いながら歩き、やっと駐車場に戻ると駐車場のアスファルトに腰を下ろし足を投げ出して登山靴からサンダルに履き替えて一息を着いた。 今宵は増富温泉に宿を取っているので途中のコンビニで明日の昼を仕入れてから宿に向かう。 


コンビに駐車場からの富士 八ヶ岳 毛木平駐車場
コンビにの駐車場からでも富士山が見えます 毛木平に向かう車窓から朝日に照らされる八ヶ岳です 毛木平の駐車場、昨夜はだいぶ冷え込んだ様子、この冷気に気を引き締めて準備をします
車止めゲート 十文字峠分岐 林道
車止めの脇から歩き始めます、この奥に数台の車が止めて有りました 歩き始めて10分程で十文字峠への分岐を通り過ぎます しばらくは広い林道を歩きます
林道終点 登山道 昨日の新雪
正面の大きな石が並んでいる少し手前で林道は右に大きくカーブしていて林道歩きはここで終わりです 林道歩きが終わると間も無く登山道らしい道になってきます 最近降ったと思われる新雪が樹木と地表に積もっていました
新雪の登山道 ナメ滝 半そで
新雪に朝日が射して気持ちの良い歩きです ナメ滝の標識が立ち木に結び付けられています、正面がその滑滝です 雪景色に半そでの夏バージョンです
山ちゃん 水源地標 尾根分岐
雪景色の中で休憩タイム、歩き始めて2時間半が経ちました やっと水源地に到着しました、雪で水源が判りません 水源地からの急登が終わり国師ヶ岳と甲武信ヶ岳の縦走路尾根分岐に出ました、正面の樹間から富士山がかすかに見えます
山頂手前の富士見ポイントから 甲武信ヶ岳山頂 昼食
尾根分岐から甲武信ヶ岳への途中に南が開けた富士山の展望ポイントがありました 甲武信ヶ岳山頂に着きました 富士山を眺めながらの昼食、贅沢です
山頂の賑わい 国師ヶ岳と金峰山 八ヶ岳
山頂は結構にぎわっていました 国師ヶ岳と金峰山方面 八ヶ岳方面
下山 尾根分岐 水源地標
名残惜しいですが下山します あっと言う間に尾根分岐に到着 そして水源地標に到着、ここまでの下りは早かった
ナメ滝 林道終点 駐車場
朝は真っ白だったナメ滝も大分雪が融けてなくなっています 林道終点に到着、ここまでが永かった やっと駐車場に戻ってお疲れさんの握手、この後は増富温泉に向かいました

[トップページ]