山行記録
2006年06月03日(土) 晴
コースタイム
下登山口 10:29 → 11:10 尾根分岐 → 11:24 ヘリポート → 11:30 斉藤山山頂
→ 11:39 ヘリポート 11:59 → 12:08 尾根分岐 → 12:35 登山口
今年の七ヶ岳山開き前日の山行は旧田島町は会津長野の南にある「斉藤山」に登りました。 この山は呼び名が知人を呼んでいる様な響きで印象に残り登って見たい山でした。 又登山口の会津長野には七ヶ岳の山開きに通い始めてからじっこんにさせていただいている地元会津南稜会の前会長の自宅も有り毎年寄せていただいた時に眺めていた山でした。 今回は春先から休んでいた体調を目覚めさせるのにもちょうど良い山と言う事で訪ねました、登山口までは国土地理院の2万5000図には記載が無い細い林道が標高1000m付近まで延びています、林道の途中2箇所ほど車の場合切替しをしないと曲がれないカーブが有るので注意が必要です、林道の終点には車が3〜4台ほど止める事が出来るスペースが有ります。 登山口には殆ど消えかかって読めない「斉藤山登山口」の標柱が立っています。 登り始めから登山道は雑木林の中のつづら折の急登りになりますが足もとは悪くないので急がずに登ればどんどん高さを稼いでくれます、登り始めて約40分位で尾根に出ます、尾根道も15分ほどで正面に無線塔が見えてきます、無線塔に着いたらその脇をさらに進むとヘリポートに出ます、この山ではヘリポートからの見晴らしが一番良いのですがヘリポートの手前に右の藪の中への踏み跡が有るのでそちらへまず足を延ばします、その先が斉藤山の山頂で標識と三角点があります、登山道を藪が覆っていて少々歩きづらいですが往復10分ほどですので是非足を延ばす事を進めます、山頂は樹木で展望はあまり良くないので山頂標識の所で記念写真を撮ったらヘリポートに戻ってゆっくり休むのが良いです。 ヘリポートで展望を楽しみながら朝に仕入れてきた冷やし中華を食べ至福の一時を過ごし下山にかかります。 下山は往路を戻りますが今回は足に負担を掛けない様に慎重にゆっくりの下りでしたが40分で登山口に戻りました。 登山前に斉藤山付近は熊が出る事もあると聞いていましたがその様な痕跡を見る事はありませんでした。 ただ秋などには麓の果樹園などにも現れる様ですから注意は必要です。 下山後は長野で前会長の自宅を訪ねてお茶をご馳走になりお暇する時に、駒止湿原に寄ってきたと言う会長の知人と入れ違いになり私らも当初予定の愛宕山をやめ駒止湿原に向かいました。 今宵の宿の有る針生部落から駒止湿原に向かおうとしたら途中で工事通行止めで通れず、国道289に戻り駒止トンネルを抜けて反対側に廻り湿原に向かいました。 湿原は雪が消えて間もない感じで水芭蕉が咲き始めて間もない様子で他にはショウジョバカマが少し咲いている程度でした、これからがキスゲ等も咲き出し良いのではないかと思います。 今宵の宿の去年もお世話になった針生で昼は手打ち蕎麦を提供し民宿もしている「手打ち蕎麦の清水荘」に向かいました、清水荘では女将と主人に迎えられ、斉藤山を登山中に少しだけ山から分けてもらった「こしあぶらの新芽」を女将に夕食時に天ぷらにしてもらう様にたのみ、すぐに風呂で汗を流して冷たいビールをいただきました。 夕食には女将の心のこもった料理が並べられ、温かいものは客が座ったのを確認してから出して一番美味しい所を食べてもらいたいと言う女将のこだわりの通り、出してもらうもの全てが美味しくいただけました。 この「清水荘」は民宿なので部屋や料金は民宿そのままですが夕食(何時も朝は早立ちなので今まで食べた事が無いのでわからないのですが)は豪華では有りませんが全てが美味しくいただけて毎回完食しています。
地形図:
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湯の上温泉の国道上手にある温泉神社下の足湯 | お湯はやや熱めで人目が無ければ半身浴をしても良い広さと湯加減です | 足湯の横には温泉神社の手水が流れ落ちる水貯めが有り金魚やイワナが泳いでいる |
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斉藤山登山口の案内標柱、殆ど文字が見えない | 今年は元旦以来の登山になる | 今日は天気も良く初夏を思わせる陽気で蝉もお出向かい |
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ぎんりょう草(銀竜草) | 登り始めてしばらくはつづら折の急登ですが道はしっかりしていて歩きやすい道です | 登り始めて30分、無理をしないで休憩です、もう少しで尾根道に出るはずです |
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尾根道に出ると傾斜は緩みます | 尾根道に出て10分と少しで正面に電波塔が見えてきます | 電波塔の下に有る施設の横を通り正面の反射板の奥がヘリポートになる |
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ヘリポートの周りは何も遮蔽物が無く最高の展望台になっている | まだ雪を被って真っ白い会津駒ケ岳も彼方に見える | ヘリポートから少し藪の道を行くと斉藤山の山頂に着く、山頂には三角点と看板が有る |
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ヘリポートに戻り展望を楽しむ、後は那須の赤崩と甲子方面 | お天気の元で昼食にかぶりつく | 天気も良く山上での冷やし中華は最高です |
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帰路、尾根道沿いに立つ老木 | 尾根から下りの分岐、足に負担を掛けない様にゆっくり下る | あっと言う間に車が見えてきた |
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駒止湿原の駐車場、今年の豪雪でトイレが傾いて使用禁止になっていた | 案内看板、湿原内の木道は一方通行になっていて一周は約1時間位 | ここの水芭蕉は思っていたより小さめでまだ汚染されていない様子 |
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宿「清水荘」の部屋からは明日登る七ヶ岳が見える | 風呂で今日の汗を流し冷たいビールをいただく | 宿の夕食、豪華ではないが女将の心のこもった料理が並ぶ |
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客が席に座ってから出してくる熱々の茶碗蒸し、具沢山だ! | 豚肉の冷しゃぶ風サラダ、ゴマドレッシングでいただく | イワナの刺身、緑の仕切りの下にも並んでいる、量もたっぷり |
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別の客が取ってきた蕨のおひたしも回ってきた、もちろん我々が取ってきたコシアブラの天ぷらもおすそ分けした | 岩なのから揚げ、揚げたてが出されるので熱い内に頭から食べると美味しい、骨まで柔らかく残すところ無く食べられる | 一通り料理を出し終わると宿の主人や女将が来て話が弾む |