山行記録
2005年08月27日(土) 曇りのち晴れ
コースタイム
秋山沢登山口 7:10 → 8:47 ブナ巨木 9:00 → 10:15 後烏帽子岳山頂 10:18
→ 10:53 前烏帽子岳山頂 11:31 → 13:08 えぼしスキー場手前駐車場
9月のアルプス遠征を控え、体作りをするため蔵王の後烏帽子岳に秋山沢コースから登る事にした。参加者は都合のついた男3名、朝7時に遠刈田温泉のこけし橋で待ち合わせしえぼしスキー場手前の前烏帽子岳登山口に車を1台置き、もう1台で神嶺林道を白石スキー場方面に入る、途中先日の地震で落ちたのか落石が随分目に付いたが全て道端に寄せてあり走行に支障は無い。 右側に秋山沢コースの後烏帽子登山口の標識が有るのでそこで路側帯のスペースに車を止め歩き始める。 始めは林道の枝道で車が入れる幅の道を10分ほど歩く、やがて右手に秋山沢コースの後烏帽子岳登山口の標識が現れるので登山道に入る。 刈払いのされた歩きやすい杉林の中の道をしばらく歩きやがて杉林が終わると程なく沢を飛び石伝いに渡渉する、今日は昨日来の雨で水量が多いが何とか渡れる。 一時傾斜が有る登りとなりその後一旦傾斜は緩み気持ちの良いブナ林の中の歩きになる、歩き始めて1時間半ほどになる頃右手にブナの巨木が現れる、巨木へは登山道から右手に10mほど入るが数百年の樹齢は有るのではないかと思われるので是非立ち寄ると良い、この巨木を過ぎて少しづつ傾斜が増し始めると植生が変わり低木帯に入ると眼前に後烏帽子岳の稜線と空が広がる、ここからはしばし急登のあえぎを辛抱しなければならない、今日は台風の吹き返しなのかやけに西風が強くうっかりするとバランスを崩される。 振り返っては展望を楽しみながら急登をしのぐと山頂に飛び出す、しかし山頂も風が強く長居する気にはなれず前烏帽子岳に早々に向かう。 30分ほど下り少し上り返すと分岐の標識が有る、左は蔵王少年自然の家方面で直進が前烏帽子岳になっている、前烏帽子岳は数メートル先の右手にある大岩で標識は見当たらない。 昼食をゆっくりとりながら来月の鹿島槍ヶ岳などの話をする、しかし今日は登山者にぜんぜん会わない不思議だ台風の後で見合わせているのだろうか、下山はえぼしスキー場の下の蔵王少年自然の家登山口に降りる、昼食を食べたせいか下りでも汗が噴出す、途中えぼしスキー場の上部に抜ける道との分岐を蔵王少年自然の家方面にとりひたすら下る、ほぼ下りきると小阿寺沢の渡渉が有るがここに来て初めて今日は登山者に会わなかった訳が判った気がした、沢が増水していつもの渡渉点が渡れる状態ではない、まあこんな時は登り返して来た道を戻るつもりだったのであせらず渡れそうな所を探すと少し上に何とか渡れる場所を見つけ難なく渡れた、そこは沢幅の半分までは飛び石が有り流れもそれほどでないが残り半分が石の上まで水流が被っていて少しやばいかなと思えたが、うまい具合に上から太い蔦が下がっており引いて見るとしっかりしておりそれにつかまりバランスを取りながら不安も無く水面下の石の上を渡る事が出来た。 渡って登山道を歩き始めると案の定何人かの足跡が来ては引き返していた、歩き始めて早々にあの沢の流れを見たら無理をしないで引き返すのが当たり前なのだろう。 無事車に戻り向うの登山口に残してきた車を取りに戻り今日も終わりなった。
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神嶺林道の烏帽子岳・秋山沢コース登山口から入山する、車は道路脇のスペースに置く | 林道から10分ほど歩くと登山口になり右に入る、道は下刈りがされ歩きやすい | 始めは杉林の中を行く、杉林が終わり沢を渡る、山渓エリアマップに記載の有る水場マークはこの沢と思われる |
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登りが緩くなりしばらく歩くと右手にブナの巨木が現れる、登山道から右に10mほど入る | ブナの巨木を出発、後は後烏帽子への急登が待っている | 植生が低木に変わり後烏帽子の山頂稜線が見えて来るがまだガスが掛かっている |
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最後の急登りも残り1/3で一休み | 振り返れば馬の神とほぼ同じ高さ、残り100mほどか | 頭上を見上げればまだ急登は続く |
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後烏帽子だけ山頂(1681m)に着きました | 登りの低木帯になってから西風が強くバランスを崩しそうになった風は山頂でも強かった | 山頂から見る天気は良くなっているが風が強くて休める状態ではない、雲が東に流されて行く |
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後烏帽子岳山頂部、右が山頂標識で左端しの所が秋山沢コースの下り口 | 前烏帽子岳の山頂だが小さな岩の上のためで離れて写真が撮れな、バックは屏風方面 | 前烏帽子から後烏帽子のコースと烏帽子スキー場方面の分岐 |
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下山路途中のえぼしスキー場と蔵王少年自然の家方面の分岐、自然の家方面に下りる | 途中の晴見場の標識が有った、特に見晴らしが良いわけでも無いのだが | 小阿寺沢を渡渉するのだが、昨日の台風11号の雨で増水している、道理で今日は登山者に一人も会わなかった訳がわかった気がする、ここで引き返したのだろう |
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えぼしスキー場の少し手前のカーブの所に有る登山口に無事戻る | 雪だるまの様なきのこ?、最初はたまごダケの小さい頃かなと思ったが違う様だ | たまごダケの小さいもの |
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卵ほどの大きさのたまごダケ | たまごダケの開き始め | 後完全に開いたたまごダケ、根元に卵の殻が見える、写真は全て歩行中に見つけて撮影したもの |