PalmシリーズもE-55も携帯電話・PHSで通信ができます。接続速度は
携帯電話の場合は9600bps、PHSの場合は32000bpsです。
ただし、Palm/Pilotの場合は携帯電話接続アダプタ
SnapConnect(I/Oデータ)が
必要です。
一般電話またはグレ電を使用する場合は、Palmシリーズは
純正FAXモデム(14400bps)、E-55はコンパクトフラッシュモデムカード(56000bps)
が必要です。
さて、通信で一番使うのは電子メールではないでしょうか。
Palmシリーズで使用するならメーラーはPOPJが使いやすいと思います。
複数アカウントや一覧から選択したメールだけを受信などをはじめ、
アクセス先を複数登録してドロップダウンメニューから選択、
受信や送信アドレスにフィルタを設定して受信する/しない、
送る/送らない、サインの選択などができるなど、パソコンのメーラに
匹敵する機能を持っています。対してE-55ですが、
メーラは標準ではPocketOutlookで受信のみ/送信のみの選択はできないし、
一覧を取得して選択受信はできるものの、フィルタなどの機能はありません。
携帯電話使用時は特に気になる通話時間ですが、以下のようにやはり
Palmシリーズが早い。(テストには30件のメールチェックと12Kのメールを1通同一条件で受信しました。)
機種 | OS | 通信時間(秒) |
---|---|---|
PalmIII(3Com) | Palm OS 3.0 | 70 |
E-55(Casio) | WindowsCE 2.11 | 87 |
ケーブルだけで携帯電話につながるE-55ですが、電池の持ちが圧倒的に Palmシリーズの方が長い。総合的に見てメールリーダーとして 使うにはPalmシリーズに軍配があがります。