ソビエト連邦の動物切手

ソビエト連邦は、9世紀に現ウクライナ共和国の地域にキエフ公国が成立したのが国の始まりです。13世紀にモンゴルの侵入を受けキエフ公国は崩壊し、北に拠点を求め15世紀にモスクワ公国が成立。18世紀に入るとピョートル大帝のもとで領土を拡大しロシア帝国となりました。しかし、20世紀に入り、恐慌や日露戦争の敗北を契機に、1917年に2月、10月革命が勃発し帝政ロシアが崩壊、ソビエト政権が成立し、1922年にソビエト社会主義共和国連邦が成立しました。以後、共産党1党独裁のもとで権力の座が共産党書記長(スターリン、フルシチョフ、ブレジネフ、ゴルバチョフ)に集中しました。ゴルバチョフの政策はソ連を構成していた共和国の独立を促進し各共和国は次々と独立。1991年にCIS(独立国家共同体)を創設しソビエト連邦は消滅し旧ソ連はロシア連邦に引き継がれました。
このソビエト連邦から1968年に、動物を描いた自然保護切手6種が発行されました。
1976年には、鳥類を描いた自然保護切手5種が発行されました。

Russia ソビエト連邦
1968.10.16 自然保護切手
ダイサギ
Ardea alba
(サギ科)
セイケイ
Porphyrio porphyrio
(クイナ科)
ダチョウ
Struthio camelus
(ダチョウ科)
エランド
Tragelaphus oryx
(ウシ科)
アメリカバイソン
Bison bison
(ウシ科)
ヘラサギ
Platalea leucorodia
(トキ科)


1976.8.18 自然保護切手
カンムリサギ
Ardeola ralloides
(サギ科)
オオハム
Gavia arctica
(アビ科)
オオバン
Fulica atra
(クイナ科)
ニシツノメドリ
Fratercula arctica
(ウミスズメ科)
ハシボソカモメ
Larus genei
(カモメ科)


ウズベキスタン共和国の国土の大半は、キジルクーム砂漠です。紀元前にはペルシャ帝国の一部でしたが、7世紀以降はトルコ、アラブ、モンゴルなどの侵入を受け、14世紀にはチムール帝国が栄えました。19世紀には帝政ロシアの支配下に入り、1924年にウズベク・ソビエト社会主義共和国が成立し、1925年にソ連邦を構成する共和国となりました。その後1991年に独立しウズベキスタン共和国に国名を改称しました。
このウズベキスタン共和国から、1999年にヘビとトカゲを描いた切手6種(小型シート)が発行されました。

Uzbekistan ウズベキスタン
1999.6.22 爬虫類切手
シロマダラカナヘビの一種
Eremias arguta
(カナヘビ科)
ノハラクサリヘビの一種
Vipera ursinii
(クサリヘビ科)
エリマキトカゲの一種
Phrynocephalus mystaceus
(アガマ科)

マムシ
Agkistrodon halys
(クサリヘビ科)
トカゲの一種
Eumeces schneideri
(トカゲ科)
マルハナクサリヘビ
Vipera lebetina
(クサリヘビ科)


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