グレナダ 1997 |
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クラドセラケ Cladoselache sp. (クラドセラケ科) |
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クラドセラケ Cladoselache sp. (クラドセラケ科) (クラドセラケ目) |
板鰓亜綱というのは、体の側面や下に何列もの鰓が並んだ、サメやエイの仲間です。この仲間は古生代デボン紀初頭に姿を現しました。デボン紀後期ファメン期(3億6700万年〜3億6250万年前)に登場したクラドセラケは、口が体の一番前にある点がやや原始的ですが、すでにサメに特有の大きな三角形の胸びれを備えており、今日のサメとほとんど変わらない姿をしていました。背中の前後2枚のヒレの前には大きな棘があります。