ブルンジの昆虫切手

ブルンジは、アフリカ大陸の中央に位置する内陸国で世界の最貧国の一つとなっています。ピグミー系を先住民とするブルンジは、1885年に隣国ルワンダと共にドイツ領東アフリカに編入され、第一次大戦後はベルギーの委任統治領、第二次大戦後はベルギーの信託統治領となり、1962年に王国として独立しました。クーデターにより共和制に移行した1966年頃からツチ族とフツ族の対立が激化し、軍を握るツチ族によるフツ族虐殺事件が起き、大量のフツ族が難民としてルワンダに流れました。1993年に初のフツ族出身大統領が誕生したが暗殺され、後継のフツ族出身大統領も1994年に飛行機墜落の事件が起き死亡しています。1996年に軍事クーデターが発生し多数の死亡者を出しています。
1970年にブルンジから素晴らしい甲虫切手9種が発行されました。0.5Fのホウセキカミキリ、3Fのゴライアスオオツノコガネ、3.5Fのメンガタクワガタなどエチオピア区特産の甲虫が描かれており、甲虫の良い選定がされています。白の背景の上に大型の甲虫が鮮やかに描かれており、お気に入りの一つです。
2011年に蜂切手4種と蜂切手4種を含む小型シート1枚が発行されました。

Republic of Brundi ブルンジ
1970 甲虫切手
ホウセキカミキリの一種
Sternotomis bohemani ♀
(カミキリムシ科)
アフリカオオヒゲコメツキの一種
Tetralobus flabellicornis ♂
(コメツキムシ科)
シロモンオオツノハナムグリ
Chelorrhina polyphemus ♂
(コガネムシ科)
カミキリムシの一種
Brachytritus hieroglyphicus
(カミキリムシ科)
ゴライアスオオツノハナムグリ
Goliathus goliathus
(コガネムシ科)
メンガタクワガタ
Homoderus mellyi ♂
(クワガタムシ科)
ニシキツノカナブン
Stephanorrhina guttata ♂
(コガネムシ科)
アシビロアオツヤカミキリ
Phyllocnema viridicostata
(カミキリムシ科)
オペルチュール
オオツノハナムグリ
Mecynorrhina oberthueri
(コガネムシ科)


2011.12.1 蜂切手
マルハナバチの一種
Bombus mixtus
(コシブトハナバチ科)
バージニアクマバチ
Xylocopa virginica
(コシブトハナバチ科)
マルハナバチの一種
Bombus lapidarius
(コシブトハナバチ科)
ルリモンハナバチの一種
Thyreus nitidutus
(ミツバチ科)
ハキリバチの一種
Osmia ribifloris
(ハキリバチ科)
セイヨウミツバチ
Apis mellifera
(ミツバチ科)
ハキリバチの一種
Anthidium florentinum
(ハキリバチ科)
アフリカミツバチ
Apis mellifera scutellata
(ミツバチ科)


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