アルジェリアの昆虫切手

アルジェリアはベルベル人を先住民とし、紀元前にはローマ帝国の支配を受けました。7世紀以降侵入してきたアラブ人と同化してイスラム化が進み、16世紀以降はオスマン・トルコ、19世紀からはフランスの支配下に入った経緯を持ちます。1962年に独立し、以降、アルジェリア民族解放戦線による一党独裁下で社会主義化が進められました。91年の総選挙で民主化を掲げて再生が図られイスラム救国戦線が圧勝しました。それに対して92年には軍部がクーデターを起こし選挙の無効を宣言した事から混乱状態に入りました。95年には国連監視団が見守る中で初の複数候補による大統領選挙が行われ、軍代表のラミン・ゼルーアルが当選しました。96年に憲法改正により宗教に基づく政党の設立が禁止されましたが、イスラム過激派によるテロは続発し、経済は再建途上にあります。
このアルジェリアから、1994年に昆虫切手2種が発行されました。その後2000年に昆虫切手4種が発行されました。

Democratic People's Republic of Algeria アルジェリア民主人民共和国
1994.11.16 昆虫切手
ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata
(テントウムシ科)
ヒメヒラタタマムシの一種
Anthaxia sp.
(タマムシ科)


2000.9.20 昆虫切手
ヒメマルカツオブシムシ
Anthrenus scrophulariae
(カツオブシムシ科)
ヨーロッパコフキコガネ
Melolontha melolontha
(コガネムシ科)
ジンサンシバンムシ
Stegobium paniceum
(シバンムシ科)
オサムシの一種
Carabus sp.
(オサムシ科)


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