■本と●漫画は独断評価つき(５点満点：★１点・☆1/2点)
文中敬称略
- ■情熱のゆくえ／遠野春日 ★★★★
- 「ひそやかな情熱」の続編。
前作で、ヤクザの組長の囲い者だった佳人をトラブルの為折檻中だったのを救い、払い下げてもらった(すごい言い方だがそんなかんじなんだよね)黒澤遥・青年社長。攻の男性名としては「遥」はめずらしいかも。
同居を始めてから８ヶ月以上たっているのに、ふたりとも口下手すぎて、意思の疎通がぎくしゃくしているところに遥社長誘拐事件。救出の為に佳人とともに無人島へ出かけるのは、謎の美青年弁護士・執行貴史。この新キャラが今回とても光ってます。
遥社長の友人のヤクザ者・東原さんと執行くんのサイドストーリーも載っていて、ゆきとどいたサービスといえましょう。だだ、シリアスな場面の地の文で、部屋の広さが「八十へーべー」とひらがなだったので一瞬気が抜けたのはご愛嬌。
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