新年会@青葉台梅の花:キスの投げ釣り
昨日の午前は嶮山でテニスを3セット。お昼は、事務長の兄妹たち家族との新年会を青葉台梅の花で。
なんとお兄さんが、年末に交通事故に合っていました。
横断歩道を歩行中、右折車にはねられたそうです。
幸い、左耳の切傷(ただし、縫合された耳介はまだ痛々しかったです)で済みました。
昨日のブログ:「昔は腎結石のせいで腎不全になってしまう人もいたのです」の続きです。
そんな時代が過去になったのは、体外衝撃波装置。
体外衝撃波腎結石砕石装置は,1980年ドイツで発明されました.それまでは手術でしか取り除けなかった結石を衝撃波で砕いて砂にしてしまい,尿といっしょに流してしまうものです.
結石を砕くためのエネルギー源を,尿道から挿入し石に接触させて砕く方法なら,凡人でも思いつきますが,体の外で発生させたエネルギーを体をす通りさせて結石だけに集中させる夢のような装置でした.
戦時中,ドイツの戦闘機のメーカーが,潜水艦はこわさずに中にいる人間だけを殺す超音波の研究をしていました.その技術が,戦後医学のために利用されたわけです.
凄い発明です。
ドイツのChausy先生はなぜノーベル賞をもらえないのでしょう。
石のせいで腎機能が落ちていれば、手術で石を取り除くしかない時代に、
三井記念病院のN部長は、側腹部を切って腎臓にアプローチする方法しか勉強していない、泌尿器科医に、
お腹経由で腸をよけて腎臓に行ってみたり、
背中の肋骨と骨盤の間の狭い隙間から、腎盂に到達してみせたり、
部長が執刀する手術は目から鱗ばかりでした。
ただ、その部長、医局員が遊んであげなければならない淋しがり屋だったのです。
手術の閉腹の前には手を下ろし、医局員が病棟処置を終るのを待っています。
4人揃うと、泌尿器科外来でマージャンが始まります。
半チャン2回ぐらいやって部長は9時過ぎに帰宅、医局員は病棟に顔を出してから帰宅していたました。
今の時代、診療スペースに遊具を置く事は許されませんが、
昔はマージャンしながら、手術後何かが起こるかもしれない時間帯は院内で待機していたんですね。
もちろん、超勤扱いにはなりません。
部長の土日の趣味はキスの投げ釣り。外房の鴨川近くに部長の別荘があって、医局員がお供していました。
3月の医局人事で三井記念病院と決まると、7月に赴任するまでにマージャンかキス釣りかを選択しなければなりません。
マージャンが全然できない私はキス釣りお供人員となりました。
秋葉原の上州屋で最初に買ったグラスファイバー製の竿では、重りは80mぐらいしか飛びせません。
すぐにカーボン製(4~5万円した?)に買い替え、120m飛ぶようになりましたが、回転投法の部長は160mぐらい。
回転投法は糸を離すタイミングが難しく、私は斜め投げ(?)まで。
キスがいるところにえさを届ける事ができるかどうかが、釣果に直結します。
これもスポーツ。
キスがいるところにえさを長い時間置いておけるかも、釣果に影響します。
えさ(ジャリメ)を取り替える速度、絡んだ仕掛けをすばやく解く技術。
部長は、当たりを待つ時間が長く、初心者は、浜に座り込んで、仕掛けをいじっている時間が長くなります。
釣ったキスは、その場ではらわたを抜いて持ち帰りますが、釣りの後も部長の別荘に泊まる日には、部長が刺身やから揚げを作ってくださいました。
それを見ていただけか、部長に直接ご指導いただいたかは忘れてしまいましたが、私もキスを3枚に下ろせるようになったのです。
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