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減価償却費と元金返済


昨日NASで泳がなかったのは、税理士さんの訪問があったので。

横浜家ラーメンへの散歩から、2時に医院に帰り、税理士さんとお話。

平成20年は19年より収入・利益とも増でした。

しかし、11月・12月はわずかですが、前年同月比割れ。

小売業の業績悪化がはっきりしてきたのは11月から。

クリニックも景気に影響されるのかどうかがはっきりするのはこれからですね。

ブログを読んでもらっているので、超音波の装置の買い替えの話などもインプット済みです。

当院の経営状況についての話はスムーズに終わり、減価償却費と借金の元金返済の関係について教えてもらいました。

収入から経費を引いたものが利益なわけですが、経費には実際には支払っていないものがあります。

減価償却費です。開業時に使った工事費・設備費を何年かに渡って分割して経費として落としていくものです。

開業時に払ったお金を、翌年以降もあたかも支出しているかのように帳簿に載せるわけです。

一方、毎月銀行預金から引かれているのに経費とならないのが、借金の元金返済。

借金の利子は経費ですが、元金返済は経費とは認められません。

ですから、減価償却費と元金返済額が同程度なら、帳簿と通帳のお金が一致します。

でも、減価償却費より元金返済が大きければ、黒字なのに現金がなくなります。

借金したお金を工事費・設備費だけに使っていれば、減価償却費と元金返済はそれほど差が出ません。

借金したお金を運転資金(消耗品・人件費)に使っていれば、減価償却費より元金返済が大きくなることもありうるわけです。

帳簿上黒字になっていれば、税金がかかります。税金と元金返済の合計が黒字額より大きくなれば黒字倒産になるわけです。
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