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人の歴史が続く限り


"性感染症は身体の接触によって感染するので、その接触、性行為を行わなければ、消滅する疾患と考えられる。しかしながら、神が与え賜うた「享楽」を封じ込めることも、「種の保存」の本能を禁じることも不可能である。"

亜沙郎先生は私のブログのせいでアンテナ3本立っちゃって、一昨日難しいブログを書かれましたが、その中に出てきた「種の保存」「快楽」でこの文章を思い出しました。

南山堂の性感染症という本の序文です。序文のタイトルが「人の歴史が続く限り」。

私は棒屋。前立腺の超音波診断が博士号のテーマ。性感染症学会に所属していません。東大教授が監修する本の分担執筆のうち性感染症の分野を指名されたため、急遽この本を買いました。

この序文がすごく印象に残っていたので、いつかブログで紹介したいと思っていました。

私は性機能学会にも所属していません。昭和大学藤が丘病院の準教授が主催された第17回日本性機能学会東部総会には枯れ木も山の賑わい的に参加。

EDの診断・治療を保険診療にしたいとがんばっている先生が多くいらっしゃいました。ペニスの血管再建術を保険で受けられるようにしてあげたいと思って活動している先生たちの存在もこの会で知りました。

父親たちの星条旗」はヒーローにされた父親を看取る息子のシーンで終わります。父親の人生を息子が総括します。

私の息子や娘に仮に、「親父の一生は結局なんだったんだ」、と言われれば私には便利なものがあります。読売新聞です。1987年7月24日の「一目りょう然 腹のうち」と2007年10月23日の「超音波検査で調べた前立腺の大きさとPSAの値からがんの確率」。

私がやったオリジナルな仕事はこれぐらい。画像診断とコンピューターと数学が好きな医者だった、という事です。

あとは開業医として、いらしてくださる患者さんのニーズに合わせて、性感染症やEDも真面目に勉強していたし、何度も尿道炎にかかる患者さんに説教したりしなかったし、バイアグラレビトラシアリスもQOL向上のために処方していた医者だった、ということになるのでしょう。

何がいいたいのか分からない内容になりましたが、「種の保存」とは無関係な「享楽」のためにED治療薬を処方する医者であること、「享楽」の結果、性感染症になる人たちの治療を担当している医者であること、の再確認でした。

土曜日の会では、シアリスが排尿症状を改善する可能性があるとの話を聞きました。ED治療薬(5型ホスホジエステラーゼ阻害剤)と膀胱平滑筋の関係について勉強してみる予定です。

勉強の都度、このブログに勉強成果を書いてみたいと思います。そしていずれそれを纏めてHPのEDのページを充実させたいと思います。

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