(Eastern)/Immigrant Song-The Wanton Song/Bring It On Home/Heartbreaker/Ramble On/No Quarter/Hurdy Gurdy solo/Gallows Pole/Since I've Been Loving You/The Song Remains the Same/Going to California/Babe I'm Gonna Leave You/Whole Lotta Love-Custard Pie-Dazed and Confuzed/Four Sticks/In the Evening-Carouselambra//Black Dog/Kashmir//Rock and RollSouth American Tour Review
南米Tourの全4公演の音源に対して、setlist/コメント/レーティングを付けてみました。 対象は私が入手したアナログcassette tape(一部VIDEO)であり、レーティングは演奏点(PLAY) /音質点(REC)/希少点(RARE)の3つです。 演奏点につきましては、「Wanton/TSRTSでのRobertの声の伸び」「SIBLYでのJimmyのギターの 流暢さ、フレーズの面白さ、コンビネーションの自然さ」等が主なチェックポイントです。 音質は、アナログのUnderground Tapeに関してはジェネレーションで大きく変わるものなので、 あくまで私が所有するものに対してそう感じたという事です。 試聴は主にSony Recording Walkman (WM RX-707)でヘッドフォンを使用してます。 希少点も私がトレードを行った場合に感じたレベルであり、これから音源を収集しようとされる 方の参考になればと思い、あえて載せてあります。 つまりは、かなり主観的なレビューであることを先に述べておきます。 以下にレーティングのおおよその見方を記します。 PLAY : 1 : (Many Mistaken) 演奏ミスが目立ち、冴えたところがほとんどない。 2 : (Some Mistaken) 演奏ミスが少しあり。特に冴えたところもない。 3 : (No Feature) 演奏ミスはないが、特に冴えたところもない。 4 : (Some Good Plays) 演奏で冴えたところがいくつかあり。 5 : (Many Good Plays) 演奏の随所に冴えが見られる。 REC : 1 : (Terrible) 歪み/こもり/遠さがひどく、細部が良く分からない。 2 : (Some Noise/Dist) 歪み/こもり/遠さが目立つ。 3 : (Not Good) 歪み/こもり/遠さを感じる。 4 : (Good) 音は良いが、観客の話し声やノイズ等がある。 5 : (Excellent) 音に問題が全くない。 RARE : 1 : (BOOT Available) Boot CDで簡単に入手可能 2 : (Rare BOOT) Boot CDで入手可能であったが今は廃盤 3 : (Tape Available) Underground Tape市場で広く出回っている 4 : (Rare Tape) Underground Tape市場でも持ってる人が少ない 5 : (Ultra-Rare Tape) Underground Tape市場でも持ってる人が殆どいない
#01 01/20/96 Hollywood Rock Festival, Pacaembu Stadium, Sao Paulo, Brazil

Stage Black Dog
"Hollywood Rock Festival"はSao Pauloで1/19,20,21の3日間、Rioで1/26,27,28の3日間 開催されました。我がPage/Plantはどちらの土地でも1公演ずつ出演しています。 さて、この日はFestivalの2日目です。会場は野外サッカー場で、観客は約48,000人。 あいにくの雨の中、19:00からBrazilian Bandの演奏が始まり、2番手がUrge Overkill。 3番手のBlack Crowesのステージが終わったのが22:00過ぎで、トリのPage/Plantのステージ が始まったのはなんと23:00近くでした。 この日のVideoには、MTVでオンエアされたPro-ShotとAudience-Shotがあります。 前者はGallows/Heartbreaker/WLL/R&R/Black Dog/Kashmirの6曲の断片的な収録で、二人の 記者会見の他、Hossam Ramzy & Egyptiansへのインタビューが挿入されています。レポートは 全てPortugal語であり、おそらくはBrazilでのLocal放送と思われます。 現時点ではこの日のAudio Tapeは一切出回っていないため、ほぼcompleteである後者のVideoを もとに記述します。 鉄パイプをモダンにあしらった巨大なステージで、左右のVideoスクリーンの上にFestivalの マスコットと思われる"Rocker"っぽい男のオブジェが飾られています。ステージ後方にはカシ ミール模様の緞帳もしっかりかけられており、完全にメインの扱いであったと思われます。 Jimmyはいつもの緑のサテンシャツ、Robertは黒の袖なしベスト姿です。 Robertは振り絞る感じの声で絶好調ではないですが、その分迫力はあります。Jimmyは飄々と した感じで体調は良さそうですが、1曲目のWantonでは中盤のリフがちょっと怪しげです。 2曲目のBring It On Homeは今まではメインのリフをPorl Thompsonと二人で弾いていましたが、 今日からはひとり!別段音の薄さは感じられなく、まずは一安心です。 間髪入れずにHeartbreaker、という構成はUS 2nd-Leg終盤と同様です。 Ramble Onの演奏後、Robertが女性の通訳付きで観客に語りかけます。そして、Jimmyの紹介後、 なんとJimmyはマイクを手にし、なにやらゴニョゴニョとご挨拶!おそらく全Tour中でもJimmy がステージでしゃべったのはこの日だけではないでしょうか? Gallow PoleではKeyboardのEd Shurmurがバンジョーを弾いています。 SIBLYは二人とも大熱演。TSRTSはPorlのサポート無しが懸念されましたが、全然問題なしです。 Going To Californiaでは、Hurdy Gurdy奏者のNigel EatonがOvationのMandlinを演奏しま した。WLLは通常のリフから始まり、中盤に変則リフが入るネブワースVersionです。この日は メドレーでCustard Pieを2コーラスほど演奏しています。珍しくBreak on Throughはなし。 Four Sticksの前、Robertは再び女性通訳をステージに呼び、Egyptiansを紹介しています。 In The Eveningでは珍しくリュート(西洋琵琶?)奏者が参加しており、前奏/間奏で不思議 なフレーズをかましてくれてます。 EncoreのBlack Dogでは観客総立ち/総飛び跳ね状態!かつてこれほど観客に熱狂的に受け入れ られた公演があったでしょうか?Jimmyが休みの度にBrazilに行くのも分かる気がします。 この日は2nd encoreに登場し、Rock and Rollを演奏してます。Soloは終わりがちょっと違う 1975年Versionで、更に珍しくWahを踏んでいました。 Festivalとは言いながら約120分のフルステージ!イベント一杯で聴き応え充分の初日でした。 PLAY : 4.5 REC : 2.0 (Underground Video) RARE : 5.0 [Boot CD: Not Released](Eastern)/Immigrant Song-The Wanton Song/Bring It On Home/Heartbreaker/Thank You/No Quarter/Hurdy Gurdy solo/Gallows Pole/Since I've Been Loving You/The Song Remains the Same/Going to California/Babe I'm Gonna Leave You/Whole Lotta Love-Light My Fire-Break On Through-Dazed and Confused/Four Sticks/In the Evening-Carouselambra//Black Dog/Kashmir//Rock and Roll
#02 01/23/95 Estadio Sauzalito, Vina Del Mar, Chile
前座のBlack Crowesのステージが始まったのが21:00過ぎ。1時間程演奏した後、PAから音が 出なくなるというトラブルが発生し、Crowsはそのままステージを去ってしまったそうです。 ようやくPage/Plantのステージがスタートしたのは、23:20だったとのこと。 私の所有するTapeはFMエアチェック音源とのことですが、Audience録音ぽいLiveな響きです。 Michael LeeのDrumsの音が非常に太く録音されており、全体的に迫力のある良い音です。 ただし、各曲の頭に太い男の声で「ボソボソ」としゃべりが入るのが耳障りではあります。 この日のJimmyのPlayは非常にラフです。ミストーンなど気にも留めずにガンガン弾きまくって います。特にHeartbreakerは今までで一番の荒々しさで非常に良しです。 Ramble Onの代わりに久々にThank Youを演奏しています。南米Tour唯一の演奏ですが、これまた 迫力のある演奏です。 "Oh, Por Fan, Chile!!"と現地語でそつなくMCをするRobertです。声はそこそこの調子です。 SIBLYのIntroはTea for Oneを思わせるセンチメンタルなフレーズを入れてます。Robertは絞り 出すようなソウルフルなVocalで良しです。Soloは弾き流す感じでタメが無く、少し軽めです。 TSRTSではRobertが今ひとつ声が出ていません。Jimmyは健闘していますが、Porlが担当していた パートで若干ぎこちなさあります。演奏後、観客が何やら節を付けて「ウオーウオー」と大合唱 しています。 Going To Californiaの中盤、Vocalにスラップエコーを多用してて、ちょっとしつこいです。 Babe...でもRobertは苦しそうです。バックの演奏は充実しており、JimmyのSoloに至っては ドラマチックな構成で非常に良い出来です。 WLLはネブワースVersion。Theremin Soloがステレオで気持ち良いです。 Four Sticksは2nd-Legでの気の抜けたPlayとは大違い!Band/オケ/Egyptianが一体になった ドライブ感ある素晴らしい演奏です。 続くIn The Eveningもスケールのでかい感じに仕上がってます。 encoreのBlack Dogでは観客大合唱。Robertも声がひっくり返りそうになりながらも頑張ってま す。続くKashmirも文句無しのエンディングでした。 この日もノリの良い観客に対し、2nd encoreでRock and Rollを演奏しています。Robertは声 が枯れてしまってヘロヘロですが、力を緩めようとはしません。この日のSoloも1975年Version です。慣れないコトをしたせいでしょうか、Solo直後のコードプレイを1小節分程飛ばしてしま ってます。 "Gracious, Chile!!"というRobertの叫びで、白熱のステージが終了しました。 Internetのsetlistでは、なぜかThank Youが落ちていますのでご注意を。 (さらに、この日はRamble Onは演奏していませんので!) PLAY : 4.5 REC : 5.0 (Unknown Gen. FM Broadcast Tape) RARE : 4.0 [Boot CD: Not Released](Eastern)/Immigrant Song-The Wanton Song/Bring It On Home/Heartbreaker/Ramble On/No Quarter/Gallows Pole/Since I've Been Loving You/The Song Remains The Same/Going to California/Babe, I'm Gonna Leave You/Whole Lotta Love-Light My Fire-Break On Through-Dazed and Confused/Four Sticks/Kashmir//Black Dog//Rock and Roll
#03 01/25/95 Serro Carril Stadium, Buenos Aires, Argentina

Stage Rock and Roll
野外競技場での公演で、観客は約25,000人。Page/Plantのステージがスタートしたのは22:00 とのことです。 この日のPro-Shot VideoはPart-1とPart-2の2回に分けてオンエアされたようです。冒頭の Back Stage風景にはBron-Y-AurがBGMに使われており、映画『狂熱のライブ』の鳩が飛ぶシーン まで挿入する凝りようです。二人のインタビューや会場のレポートも挿入されています。Part-2 はWLLからRock and Rollまでです。西新宿で購入しましたが、画質はあまり良くありません。 Jimmyはいつもの緑のサテンシャツ、Robertは紺の袖なしベスト姿です。 Boot CD『1.9.9.6.』は、このVideoのSound Trackであり、Easternの途中からの収録です。 演奏以外の部分は全てcutしてあります。Drumsの残響音が少なく、Guitarの定位はcenterで遠 い感じです。低音に欠けており、時々ヒスノイズや片ch落ちがあり、あまり迫力のある音ではあ りません。歓声をMIXする度に演奏にディレイがかかってリズムが変になります。 Robertの調子はまずまずですが、高いところはかすれ気味です。 Heartbreakerのエンディングにcutがあり、Ramble OnのIntroにつなげられています。 Gallows PoleのIntroで、なぜかJimmyは若干の躊躇を見せてます。Introの一部でエコーがかか り過ぎてリズムが分からなくなってます。(GlastonburyのSB録音をほうふつしますね) この日のSIBLYも、全体的にTea For Oneを思わせるメローな雰囲気です。特にSolo部分は完全に Tea For Oneを意識しているのではないでしょうか。 TSRTSも出だしがエコー深めです。Bass Lineが明瞭で気持ち良いですが、Drumsのリズムが若干 不安定で曲のドライブ感を損なっています。Robertもかなり苦しげで、"California Sunlight" の部分のキーを下げて歌ってます。Jimmyは健闘していますが、ぎこちなさも少し残ってます。 間のMCがばっさりcutされてGoing to Californiaにつながっています。 "On Keyboards, Mandolin, Banjo... Please welcome, Mr.Ed Shurmur!!"とRobertは紹介 していますが、Going to..でMandolinを弾いていたのはNigel Eatonです。 Babe...のSoloはJimmyが入るまでのタメが長く、一瞬ヒヤっとします。 WLLはネブワースVersionです。Theremin Soloの後ろでBassがAtrantic Versionのリフを入れて います。メドレーのLight My Fireはリバーブを効かせたエレピの音が効果的です。Break on Throughの終わりのJamは、テンポが徐々に上がって慌ただしい感じになっています。WLLに戻って からのキメのGuitar Soloはちょっと怪しげで残念です。 この日以降、Encore前のEnding NumberがKashmirに変更されています。RobertはIntroで観客に 2度 "Listen!!" と注意しています。やかましかったのでしょうか? EncoreでJimmyは黒のTour T-Shirtで登場します。Robertはようやく調子が出てきたようで、 PowerfulなVocalを聴かせてくれます。Black Dogのみで一旦ステージを下りますが、この日も 2nd encoreでRock and Rollを演奏してくれます。 この日はHurdy Gurdy SoloとIn The Eveningが落とされており、約100分と短めのステージにな っています。白熱した南米Tourにおいて、残念ながら特筆すべきところに欠けた公演です。 PLAY : 3.5 REC : 4.0 (CD: 1.9.9.6.) RARE : 1.0 [Boot CD: 1.9.9.6.](Eastern)/Immigrant Song-The Wanton Song/Bring It On Home/Heartbreaker/Ramble On/No Quarter/Hurdy Gurdy Solo/Gallows Pole/Since I've Been Loving You/The Song Remains The Same/Going to California/Babe, I'm Gonna Leave You/Whole Lotta Love-Living Loving Maid-Break On Through-Dazed and Confused/Four Sticks/Kashmir//Black Dog//Rock and Roll
#04 01/27/95 Hollywood Rock Festival, Apoteose Square, Rio, Brazil

Stage Since I've Been Loving You
6日間に渡る野外Festivalの5日目への出演です。Sao Pauloと同じstage setを使用しており、 観客は約42,000人とのことです。Sao Paulo同様にBrazilian Bandで始まり、Urge Overkill、 Black Crowesと来てPage/Plantが登場したのが23:00でした。 MTVでオンエアされたPro-Shot Videoが速攻で市場に出回ったこともあり、南米Tourの中で最も 有名な公演でしょう。クレーンカメラを駆使した迫力ある映像であり、西新宿で購入したもので すが充分クリアな画質です。 現在出ているBoot CDもこのVideoのSound Trackから落とされたものです。Soundboard録音で すが、こもり/歪みがあってあまりお薦めできないモノです。 Easternのほぼ頭からの収録です。 Robertは赤い袖なしベストで、髪を後ろで束ねています。Jimmyは相変らずの緑サテンシャツ です。Robertの調子は今ひとつで、高いキーの部分はヨレています。 演奏はなかなかWildで良いものがあります。この日のHeartbreakerも迫力満点です。 Ramble Onの中盤、Jimmyが弾くロングトーンの部分が若干怪しげです。 RobertはNo Quarterの前に "Hey, Rio!! Brazil!!" と叫んでいます。この日は通訳は 付かなかったようです。 Gallowsの後、「今日は我々にとって非常に特別な日で...この仲間での100回目のConsert なんだ」というMCを入れてます。 SIBLYではRobertはサビの部分を歌っていません。JimmyのSoloは情感たっぷりで良しです。 WLLあたりになるとJimmyのシャツは汗ぐっしょりで、見ためには黒に見えます。この日はメド レーでLiving Loving Maidを歌っています。ただしバックの演奏はLight on Fireに似たスロー &マイナーな演奏なので、元曲の雰囲気は皆無です。まあ、洒落なんでしょうね。 JimmyはFour SticksのIntroのストロークを多めに弾いています。 EncoreではJimmyは黒のTシャツに着替えて登場。汗で濡れた髪をオールバックにしてます。 PLAY : 4.0 REC : 3.0 (Boot CD: Together Again VII) RARE : 1.0 [Boot CD: Together Again VII]