全４７公演マラソンレビュー　

US 1st-Legの全４７公演の音源に対して、setlist／コメント／レーティングを付けて
みました。対象は私が入手したアナログcassette tape（一部CD）であり、レーティング
は演奏点／音質点／希少点の３つです。評価は1st-legのレビューも考慮してます。

演奏点につきましては、「Wanton/TSRTSでのRobertの声の伸び」「SIBLYでのJimmyの
ギターの流暢さ、フレーズの面白さ、コンビネーションの自然さ」等が主なチェック
ポイントです。
音質は、アナログのUnderground Tapeに関してはジェネレーションで大きく変わるもの
なので、あくまで私が所有するものに対してそう感じたという事です。
試聴は主にSony Recording Walkman (WM RX-707)でヘッドフォンを使用してます。
希少点も私がトレードを行った場合に感じたレベルであり、これから音源を収集しようと
される方の参考になればと思い、あえて載せてあります。

つまりは、かなり主観的なレビューであることを先に述べておきます。

以下にレーティングのおおよその見方を記します。

演奏点：★　　　　：演奏ミスが目立ち、冴えたところがほとんどない。
　　　　★★　　　：演奏ミスが少しあり。特に冴えたところもない。
　　　　★★★　　：演奏ミスはないが、特に冴えたところもない。
　　　　★★★★　：演奏で冴えたところがいくつかあり。
　　　　★★★★★：演奏の随所に冴えが見られる。

音質点：★　　　　：歪み／こもり／遠さがひどく、細部が良く分からない。
　　　　★★　　　：歪み／こもり／遠さが目立つ（4th Generation以下）
　　　　★★★　　：歪み／こもり／遠さが感じられる（3rd Generation以下）
　　　　★★★★　：音は良いが、観客の話し声やノイズ等がある。
　　　　★★★★★：音に問題が全くない。

希少点：★　　　　：Boot CDで簡単に入手可能
　　　　★★　　　：Boot CDで入手可能であったが今は廃盤
　　　　★★★　　：Underground Tape市場で広く出回っている
　　　　★★★★　：Underground Tape市場でも持ってる人が少ない
　　　　★★★★★：Underground Tape市場でも持ってる人が殆どいない


Februaly Shows
#01 02/26/95 Civic Arena, Pensacola, FL

 ツアー初日と言うこともあり、随所で演奏が合わないところがあります。
 Tales of Bronに続き、OpeningはYallah。Robert/Jimmyのバトルが展開される、以降では聴
 けないパターンです。Shake My Treeでは、テルミンソロの後のJimmyのリフが完全に外れて悲
 惨です。Achillesは構成が多少怪しく、テンポも少し遅めです。
 アコースティックナンバーが６曲も続き、少々中だるみがあります。
 Four Sticksがエンディングっていうのも、今聴くと変な感じです。

演奏点：★★
音質点：★★★(Gen.不明のUnderground Tapeより）
希少点：★★★

［Boot CD: Thank You (MTV-Videoからの録音で一部収録）]
#02 02/28/95 Omni, Atlanta, GA

 Robertの声があまり出てません。初日以上にアラが目立ちます。
 Shake My TreeのIntroは、エコーが効き過ぎててお風呂状態です。
 全体的にDrumsのパターンが確立されていないのが気になります。
 テルミンSoloの後でRobertが入りを間違えてしまいます。
 Achillesは初日よりまとまった演奏ですが、やっぱりドライブ感に大きく欠けた感じです。
 BONZOのDrumsがこの曲の欠かせないファクターであることを改めて痛感しました。以降の
 setlistから落としたのも、彼ら二人が一番それを痛感したからではないでしょうか？

演奏点：★
音質点：★★（CD: It's Flyin' Time Again, The Truth Explodesより）
希少点：★

［BootCD: It's Flyin' Time Again(imcomplete), The Truth Explodes]

March Shows
#03 03/01/95 Omni, Atlanta, GA

 この日からYallah,Achillesがsetlistから落とされ、代わりにImmigrant/Wanton Song,
 The Song Remains The Sameが加わります。
 Wantonは練習不足か、エンディングのリフがなかなか合いません。
 TSRTSでは、間奏でいきなりRobertが歌い始めてしまいます。(で、Jimmyにどつかれると）
 この日はDrumsのMichaelの調子が最低で、オカズをことごとく外してます。

演奏点：★★
音質点：★★★★(2nd Gen.のUnderground Tapeより）
希少点：★

[Boot CD: Dancing Days in Atlanta]
#04 03/03/95 Thompson-Boling Center, Knoxville, TN

 やたらハウリングの多い日ですが、演奏はかなりサマになってきてます。
 Thank Youの後、「おー、顔が沢山見える。みんな笑顔だな。何かいいことでもあったのかい？」
 というRobertのMCがcoolです。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（CD: Two Symbolsより）
希少点：★

［Boot CD: Two Symbols/Tarantura]
#05 03/04/95 Pyramid, Memphis, TN

 Boot CDの宣伝文句が『95年度のBest Live賞となった...』うんぬんでしたが、
 私が聴く限りでは大したことのない出来です。特にRobertの声が今イチです。
 この日と翌日のMiamiはWonderful OneとHey Hey〜を両方とも演奏してまして、1st-Legの
 中で最も曲数が多い(20曲）お得な公演です。

演奏点：★★
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★

[Boot CD: Memphis Daze］
#06 03/06/95 Arena, Miami, FL

 ６公演目にして、かなりBandの息が合ってきた感じです。
 ただし、Boot Poisoningでもご指摘があったように、Gallows PoleのIntroでBassが外れてます。
 このCDでは、Kashmirの後半でcutがあるのが残念です。
 TSRTSではIntroでのジャーン！というコードがありません。珍しくこの曲でのMichaelのオカズが
 良いです（Bonzoに忠実なだけ？）。RobertがSoloの後ろで掛け声を入れるほどノリノリです。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（CD:Together Again IIIより）
希少点：★

[Boot CD: Together Again III]
#07 03/07/95 Arena, Orlando, FL

 これは西新宿で売られていたカセットテープで所有。安っぽいノーマルテープで、かすれたよう
 な音質です。ＣＤ落としではないと思います。（皆さんはケチらずにＣＤを買いましょう）
 この日はRobertの声があまり出ていません。Shake My Treeで途中Bassの音が外れます。
 TSRTSではやはりIntroのコード弾きがありません。

演奏点：★★
音質点：★（Sell Tapeより。CDはたぶん４つ星くらい？）
希少点：★

[Boot CD: Cerebration Day/??］
#08 03/10/95 UNO Lakefront Arena, New Orleans, LA

 最高峰のAudience録音です。中途半端なSound Boardモノなど足元にも及びません。
 ただし、演奏の方は随所で怪しげです。冒頭、Robertの声がヘロヘロです。
 ところどころでキーを下げ、苦しそうに歌ってたりします。
 Thank YouでPorlが大きく音を外してます。「なんだ、サポートのくせに...」と笑ってしまい
 ますが、この公演以降でとんでもない過ちを繰り返すプレリュードなのでした。
 この公演のＣＤはかなり有名なのですが、これだけ聴いて「ペイジ・プラントなんて大したこと
 ないぜ〜」などと思っている方！初期公演でかつ調子が悪い日なんですから〜。
 ４月後半以降のBootを、是非聴いてみて下さい。

演奏点：★
音質点：★★★★★（CD: Royal Orleansより）
希少点：★

[Boot CD: Royal Orleans/Real Live]
#09 03/11/95 UNO Lakefront Arena, New Orleans, LA

 超変則オープニングです。ただし、「リハ？ したよ、１回ね」というようなぞんざいな演奏で、
 案の上この日だけのパターンでした(^^;)
 Ramble Onはこの日が初演ですが、変な位置ですね。That's The Wayは途中でDrumsが入る、ZEPP
 時代とは異なるアレンジであり、1st-Legではこの日だけのレア曲でした。
 演奏がサマになってきたなと安心してたら、TSRTSでPorlがSoloを大きく外します。

 『Break on Through』というBoot CDに、OpeningとThat's The Wayだけが収録されています。
 Tarantura版は全曲収録です。

演奏点：★★
音質点：★★★★(2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★

[Boot CD: Good Times, Bad Times/Tarantura（廃盤）, Break on Through/??]
#10 03/13/95 Frank Erwin Center, Austin, TX

 さて、この辺りからブートのリリースは減少し、Underground Tapeの独壇場(?)になります。
 私の持ってるtapeはWantonの途中でFade-Outし、Bring It On Homeの最後の方でfade-Inして
 ます。観客の声もでかく、音質も遠目で良くありません。
 この日もTSRTSでPorlがSoloを外します（通算２回目）。
 SIBLYではJimmyがなかなか良いSoloを聴かせてくれます。Robertもそれに答えてAdlibをガン
 ガン入れ、非常にスリリングな展開になってます。

演奏点：★★★
音質点：★★ (Gen.不明のUnderground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#11 03/14/95 Summit, Houston, TX

 ドンシャリですが、鮮明で迫力ある音です。手拍子がちょっと大きめでしょうか。
 Bring It On HomeのIntroで、一瞬Cerebration Dayかと思わせるフレーズが聴けます。
 非常に良い演奏でしたが、PorlがTSRTSのSoloを外して台無しにします（通算３回目）。
 続くSIBLYも、JimmyのPlayはイマイチです。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#12 03/16/95 Barton Coliseum, Little Rock, AR

 いつものWantonのリフに行くところで、JimmyはImmigrantのリフを弾き続けます。
 もしやこのまま？と期待しますが、やっぱりWantonになりました。
 単にJimmyのミスだったと思いますが、あのまま弾き続ければきっとRobertは歌い始めたの
 ではないでしょうか。
 Miami同様、TSRTSでJimmyはいつものジャーンというIntroコード弾きをしませんでした。

演奏点：★★★
音質点：★★★（2nd Gen. Underground Tapeより。低音が膨らんだ感じの音）
希少点：★★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#13 03/18/95 Reunion Arena, Dallas, TX

 これも西新宿で売られていたカセットテープです。
 TSRTSはJimmyのSoloの終わりからで、大部分が収録されていません。
 Calling To YouでMedley以降がばっさりcutされてて、Four Sticksにcut-inしてます。
 こりゃーひどいtapeです(^^;)
 ただし、この日の演奏は良いです。Robertの声が力強く、迫力があります。
 Thank Youの代わりにRamble Onが演奏されてます。
 ついにShake My Treeでリズムが完璧に決まります。
 FriendsでRobertの歌い出しが早過ぎて回りと合わなくなりますが、適当にごまかして
 しまいます。

演奏点：★★★☆
音質点：★（Sell Tapeより。ちょっと遠目で、こもった感じ）
希少点：★★

[Boot CD: 未リリース］
#14 03/20/95 Rupp Arena, Lexington, KY

 私の持ってるtapeでは、SIBLYの間奏前に数回cutがあります。
 演奏面でのミスはほとんどなく、慎重な感じの演奏です。
 Nigel EatonがPlantに"ナイジェル・ケネディ!!"と紹介されてます。日本公演でも同様のギャグ
 をかましていましたが、ルーツはこの公演にあったのですね。
 TSRTSはIntroコード弾きなしです。JimmyのSoloの３連ピッキングがちょっと雑かな？
 SIBLYは流暢で良い演奏です。
 3月のBest公演に推しておきます。 

演奏点：★★★★
音質点：★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#15 03/22/95 US Air Arena, Landover, Washington DC

 かなり遠い感じの録音ですが、中盤位で改善されます。
 この日を最後に、Celebration Dayが標準setlist(?)から外されます。
 TSRTSで、PorlがSoloの所でま〜た同じようにミスります（通算４回目）。
 FriendsではRobertの歌い始めが早いです。（Dallasと同じ過ち...）

演奏点：★★★
音質点：★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#16 03/23/95 US Air Arena, Landover, Washington DC

 いやー、いい音だ〜！ 苦しげなUnderground tapeばかり続けざまに聴いていたので、
 まるで別世界のようです(^^;) 演奏も悪くないです。
 この日はTangerineの初演日で、1st-Legではこの日だけの演奏でした。
 TSRTSのIntroがうまく終われなくて、Long-Versionになっています。

演奏点：★★★
音質点：★★★★★(CD: Tangerineより）
希少点：★

[Boot CD: Tangerine/??]
#17 03/25/95 Civic Arena, Pittsburgh, PA

 音質は最高ですが、観客の話し声が気になります。
 全体的に安定した演奏です。
 残念なことに、TSRTSではPorlのSoloの後でRobertの歌の入りが遅れます。

演奏点：★★★
音質点：★★★★★(CD: Light My Fireより）
希少点：★

[Boot CD: Light My Fire/??］
#18 03/27/95 Skydome/Skytent, Toronto, Canada

 P&Pの屋内公演では最大動員数との事です。（３万人位？）
 この会場はToronto Blue Jaysという野球チームのホームグラウンドで、イベントで使用され
 る時にはSkybowlあるいはSkytentという名称に変わるそうです。P&P公演の時はSkytentの方
 だったそうですが、ブートVIDEOにはなぜかSkybowlとクレジットされています。
 (CanadaのZEPPファンジン：Electric MagicのSam Rapalloさん情報）
 ブートＣＤ／私の所有するTapeともTales of Bronが未収録ですが、VIDEOではしっかり収録
 されています。この日は珍しくCelebration Dayが復活してます。
 Calling to Youメドレーで、ZEPP時代はWLLで恒例のLet That Boy Boogie(Boogie Woogie,
 Boogie Mama等、いろんな呼び方有り）を演奏します。ただ、リズムがシャッフルではなく
 単なる８ビートで、軽い感じなのが残念です。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★

[Boot CD: Presence Now/Rain Records]
#19 03/28/95 Gund Arena, Cleveland, OH

 The Destroyer '95は、残念ながらAudience録音でした(^^;)。でも良い音です。
 観客の歓声が大波のようで、かなり大きな会場のようです。
 Ramble Onのエンディングで、Drumsが先にブレイクに入ってしまいます。
 TSRTS、PorlのSoloの外れ方は今までで一番ひどいものです（５回目）。
 SIBLYでのJimmyのメランコリ〜なフレーズでなんとか盛り返します。
 Let That Boy Boogieは前日と同じようなアレンジです。

演奏点：★★
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#20 03/31/95 The Palace, Auburn Hills, MI

 この公演地はDetroit市郊外にあるため、Detroit公演と呼ぶ人もいるようです。
 音はこもってて、かなり遠目です。Wantonの途中でフェードアウトし、Bring It On Home
 の終わりでフェードインします。音源としてはかなり苦しい感じです。
 この日はRobertの調子が良いです。JimmyもSIBLYでスムーズなPlayを聴かせてくれます。

演奏点：★★★
音質点：★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］


April Shows
#21 04/01/95 The Palace, Auburn Hills, MI

 Hey Hey,Four Sticks,In The Evening,Ramble On,Thank Youの４曲がＭＴＶでオンエアされ、
 このＶＴＲから落とした音源がサウンドボード音源として出回っています。
 で、この日のAudienceの完全版を聴いてみるとRobertの調子が今ふたつくらいで、特にオープニ
 ングからの数曲はかなり苦しげです。Shake My Treeでもあまり気合の入ってない歌い方です。
 つまりＭＴＶでオンエアされたのは、キーが低めで比較的Robertがちゃんと歌えてる曲だけだっ
 たと(^^;)。やっぱ、プロの耳はシビアだということでしょうか？
 JimmyおよびBandの演奏はなかなかタイトです。テルミン飛ばしもバッチリ決まってます。
 画期的なこととして、この日からTSRTSのJimmyのSoloでタラリタラリという３連ピッキングが
 ４小節から８小節にグレードアップします。
 SIBLYでJimmyはIntro/Soloで非常にデリケートかつメランコリ〜なフレーズを展開してます。

演奏点：★★★（難しい！Robert抜きでは４つ星ですけど...）
音質点：★★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: Thank You(SB)］
#22 04/03/95 The Spectrum, Philadelphia, PA

 私の持ってるtapeではTales of Bronが未収録です。
 最初の数秒間の録音が不安定ですが、全体的に高音質です。
 前後の公演に比べるとRobertの声は出てますが、前半は高いキーの部分を歌わなかったり、
 気の入ってない歌い方をしてます。Shake My Treeではそれが顕著で、「流してるよ」という
 感じが残念です。テルミンSoloの後で、歌い出しをとちってます。
 Lullabyの冒頭で、Jimmyのスライドが不安定です。
 TSRTSではRobertも頑張りを見せてくれますが、JimmyのSoloでは３連フレーズの切れが良くな
 かったりします。SIBLYのIntroはツアー初期に多かった低音弦をのたくる感じ、Soloはあまり 
 特徴がなく無難なフレーズ回しです。
 この日のメドレーは非常に複雑です。
 Jamのパートの後で完全なブレークがあり、CharlieがHow Many More Timesのフレーズを弾き出
 しますが、他のメンバーはいつものBreak on Throughのアフタービートで加わります。
 何だか分からない複雑なリズムのままRobertがHow Many More Timesを数小節歌い、後ろでJimmy
 がLet That Boy Boogieのフレーズを入れます。
 続けてRobertはBreak on Throughのサビ部分だけを数小節歌った後、唐突にDazed and Confused
 を歌い始めます。Bandは全然ついて来れず、ようやく後からJimmyがリフを入れています。

演奏点：★★（Robertのせいでちょっと辛目です）
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#23 04/04/95 The Spectrum, Philadelphia, PA

 これまたTales of Bronが未収録です（ＣＤは未聴）。Celebration Dayが復活してます。
 珍しくCalling To Youの代わりにYallahを演奏してます。
 この日のJimmyは冒頭からよれよれです。特にShake My Treeはどーしたんだろと
 いうたどたどしいPlayで泣けてしまいます。Robertもやる気を失っているようです。
 1st-Leg最悪の演奏ではないでしょうか？

演奏点：★
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★

[Boot CD: Shake My Tree］
#24 04/06/95 Meadowlands Arena, East Rutherford, NJ

 ちょっと歪んでいますが、まあまあの録音です。
 この日はなかなかの好演奏です。前回のひどさが刺激になったのでしょうか？
 バックの良さに引きづられて、Robertもちょっとやる気を出しているようです。
 テルミンの音がいつもより大きめで、エコーに埋もれないで聴きやすい感じです。
 SIBLYでもJimmyのSoloの指が良く動いています。

演奏点：★★★★
音質点：★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#25 04/07/95 Meadowlands Arena, East Rutherford, NJ

 私の持ってるtapeは音がモコモコで遠目です。ジェネレーションの高さを考慮しても良い録音
 ではないでしょう。
 この日はThank YouがOpeningとして初めて演奏されました。
 演奏はまあまあですが、Shake My Treeでちょっと合わないところがあります。

演奏点：★★★
音質点：★（5th Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#26 04/09/95 Boston Garden, Boston, MA

 私の持ってるTapeはImmigrantのリフの途中から始まってます。
 Wantonの２コーラス目からDrumsの遊びが入ります。
 全体的にミスは無いんですが、Jimmyの演奏はあまり冴えません。
 その分、Robertは絶好調で、TSRTSのソロの後ろでガンガン叫んでいます。

演奏点：★★★
音質点：★★★
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#27 04/10/95 Boston Garden, Boston, MA

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When The Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Yallah/Calling To You〜Hello Mary Lou〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening/Kashmir

 TapeではTales of Bronが未収録です。音質は最初コモってますが、テルミンソロの後で中断が
 あり、以降はかなり良くなります。回転が若干速めです。
 演奏は全体的にテンションが高く、Robertも上機嫌でおしゃべりです。
 TSRTSは77年あたりの演奏を思わせる迫力で、Jimmyのピッキングも軽やかに決まっています。
 SIBLYではRobertがノリノリです。Jimmyも気合が入ってますが、完成度は今ひとつです。
 この日はFriendsの代わりにYallahが演奏されています。

演奏点：★★★★
音質点：★★★
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#28 04/25/95 Riverfront Coliseum, Cincinnati, OH

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 ちょっと残響音が深めで歪みがありますが、明瞭で良い音です。
 Ramble Onの前にCelebration Dayの短いイントロが聴けます。（Houstonと同じ？）
 ２週間以上の休養が功を奏し、演奏が格段に良くなっています。
 特にRobertは絶好調で、全盛期に全く引けを取らない怒濤のTSRTSがこの日の聴きものです。
 SIBLYのJimmyのSoloも白熱しています。
 ということで、４月のBest公演に推しておきます。

演奏点：★★★★★
音質点：★★★
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#29 04/26/95 Market Square Arena, Indianapolis, IN

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When The Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Light My Fire〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening/Kashmir
 私事で恐縮ですが、この公演のtapeをtradeで送ってこないやつがいたために、Indianapolis
 と聞くと怒りで冷静でいられません(^^;)
 Thank YouのエンディングでRobertのVocalが"Thank You, you, you..."とリピートされます。
 この日も全体的にボルテージ高めです。
 BootのTitleがPittsburgと同じなのが紛らわしいですね。

演奏点：★★★★
音質点：★★★★★（CD: Light My Fireより）
希少点：★

[Boot CD: Light My Fire/Sonic Zoom］
#30 04/28/95 Rosemont Horizon, Rosemont, IL

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 音質はGenerationの低さにも関らず、ややこもり気味です。
 この会場はChicago市郊外にあるそうで、Chicago公演と呼ぶ人もいます。
 この日はテンション高いです。Robertはやたら"Chicago!!"と叫んでます。
 SIBLYでのJimmyの演奏はまとまってますが、あまり面白味がなく地味な感じです。

演奏点：★★★（ちょっと辛目？）
音質点：★★★（1st Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#31 04/29/95 Rosemont Horizon, Rosemont, IL

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When The Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Down By the Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Whole Lotta Love/Kashmir

 音質は前日以上にこもってて、低音が持ち上がってます。
 ただし、演奏は前日以上に高テンションです。テルミンも良く飛んでいます。
 SIBLYはJimmyの勢いはありますが、フレーズのつながりは今一歩です。
 RobertがIn The Eveningの後で"This is The Best Night!"と言ってます。
 その言葉があながちお世辞でもなかったことの証明に、アンコールではBlack Dogの代わりに
 Whole Lotta Loveを演奏します。変則リフから始まる、いわゆるAtlantic Versionでしたが、
 1st-Legではこの日だけの演奏です。

 『Break on Through』というBoot CDで、この日のWLLだけが収録されています。

演奏点：★★★★
音質点：★★（1st Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: Break on Through/??］

May Shows
#32 05/01/95 Bradley Arena, Milwaukee, WI

Immigrant Song Intro〜The Wanton Song/Bring it on Home/Ramble On/Thank You/Shake my Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When the Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains The Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling to You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 "Tragically Hip"というBandが前座を勤めたそうです。
 私の持っているTapeは音質が最高なのですが、Tape2からはかなり歪んで聞きづらくなって
 います。この日はRobertがbestではないのですが、演奏は完璧です。
 Ramble Onのエンディングでギターがフィードバックしたまま、Thank Youのイントロを弾き
 出すところが実にかっこ良いです。
 Shake My Treeのテルミンソロは「いつもより余計に」飛ばしてくれてます。
 SIBLYでのJimmyは、ワイルドかつ流れるようなフレーズで冴えまくっています。

演奏点：★★★★★
音質点：★★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#33 05/02/95 Target Centers, Minneapolis, MN

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Fault But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Hello Mary Lou〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 私のTapeにはちょっと歪みがあり、スピードがちょっと遅目です。
 この日も熱演なのですが、前日と比べると演奏に若干のアラが見られます。
 何よりRobertに疲れが見られ、Shake My Treeでは投げやりな感じの歌い方です。
 SIBLYのIntroでは、タメが効きすぎて危ない瞬間があります。

演奏点：★★★★
音質点：★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#34 05/05/95 Kemper Arena, Kansas City, MO

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 かなりこもった音です。
 演奏は悪くありませんが、この時期としては突出したところがありません。
 Shake My TreeでJimmyのイントロのリズムがやたら速いのがご愛敬です。
 SIBLYはIntroは単調なのですが、Soloはなかなか流麗です。

演奏点：★★★
音質点：★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#35 05/06/95 Keil Center, St. Louis, MO

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When The Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks//In the Evening/Kashmir

 ちょっと歪みが気になりますが、バランスの良い迫力のある音です。SIBLYでデジタルの音飛び(?)
 が数箇所あるのが残念です。
 Robertは前日より調子が良さそうです。
 TSRTSのIntroのジャーンというコード弾きでなぜかフェイザーが深くかかっており、ショワショワ
 の音です。しばらく間を置いて普通の音で演奏が開始されますから、多分あわててペダルボードを
 踏みに行ったのでしょう。
 SIBLYのIntroでは、最初の３連のフレーズを数回繰り返す他、ねちっこいフレーズを入れてますが
 ちょっと私の好みではないです。Soloはタラタラと弾き流す感じで、これまた今ひとつです。

演奏点：★★★
音質点：★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#36 05/08/95 McNichols Arena, Denver, CO

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 この日の録音はプロの仕業です。各楽器の分離もはっきりしており、歓声もフェーダーで上げ
 下げしたようなバランスの良さです。
 Robertの声がかなり調子を取り戻しており、TSRTSでは二人とも熱演しています。
 Lullabyの冒頭でJimmyのギターがちょっと外れるのが惜しいところです。
 音質／演奏のバランスの取れた、なかなかお薦めの音源です。

演奏点：★★★★
音質点：★★★★
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#37 05/10/95 America West Arena, Phoenix, AZ

Immigrant Song Intro〜The Wanton Song/Ramble On/Shake my Tree/Wonderful One/No Quarter/Gallows Pole/When the Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains The Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling to You 〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 ありゃ、Robertの声がまたちょっと苦しげになりました。
 この日はBring It On Homeがsetlistからなぜか落とされてます。
 Lullabyの代わりに、Wonderful Oneが久々に演奏されてます。
 SIBLYのIntroでは低音弦のたくりとフレーズの繰り返しが多く、Soloも指は動いてますが出来は
 今一つのようです。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（CD: Rise of Phenixより）
希少点：★★★★

[Boot CD: Rise of Phenix］
#38 05/12/95 MGM Grand, Las Vegas, NV

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 ちょっと歪みもありますが、まあまあ良い音です。
 なぜかLullabyとNo QuarterがこのTapeでは未収録です。
 Robertの声は、中一日置いてだいぶ復活してます。
 Shake My Treeのテルミンソロの後ろで、マイケル君のフロアタムを使った太いサウンドが聴け
 ます。SIBLYのソロはこの時期にしては冴えない演奏です。ソロ後のRobertのシャウト前で
 Jimmyは変わったミュート演奏をしてます。

演奏点：★★★
音質点：★★★（Gen.不明のUnderground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: Gamble On］
#39 05/13/95 Sports Arena, San Diego, CA

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 ＣＤ落としのTapeで所有してますが、音の割れ／サチり／コモりがあります。
 4th Generation以下のアナログマスターから作ったような音です。
 Robertの声はまずまずですが、高いキーのところは巧みに避けて歌っています。
 Ramble OnでRobertが『Oh, San Diego, California, なんとか〜』とセリフをかましてるのが、
 まあこの日の珍しいところでしょうか？
 Shake My TreeでDrumsのブレークが一ヶ所途切れる所があります。テルミンはよく飛んでいます。
 TSRTSでは、PorlのSoloはかなり危な気でRobertのVocalもヨレてます。Jimmyだけ奮戦してます。
 この日のSIBLYは技巧的で面白い部分もありますが、多少考えながら弾いている感じで、スムーズ
 さは今ひとつです。

演奏点：★★★
音質点：★★★（CD: Ramble on into the 90'sより）
希少点：★

[Boot CD: Ramble on into the 90's］
#40 05/16/95 The Great Western Forum, Los Angeles, CA

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 音の輪郭がはっきりしてますが、少し歪みがあるtapeです。
 この西の殿堂Forumでの演奏は、おそらくは1st-Legのハイライトという位置付けであったと思わ
 れます。そのためか、この日の演奏は非常に出来が良く、前日まで体力を温存していたのではな
 いかと勘繰ってしまいます。
 ただしShake My Treeの冒頭でJimmyがリフを大きくとちり、低音弦を刻んでごまかしています。
 何事も無かったように歌うRobertがプロです。
 SIBLYではJimmyのねちっこく(?)情感たっぷりな演奏が聴けます。

演奏点：★★★★
音質点：★★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★

[Boot CD: Back To Blueberry Hill/PP］
#41 05/17/95 The Great Western Forum, Los Angeles, CA

Immigrant Song Intro〜The Wanton Song/Bring It On Home/Thank You/Shake my Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When the Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains The Same/Since I've Been Loving You/Dancing Days/Calling to You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 非常に良い音のBootです。
 1st-Legでどれか１公演Bootが欲しいという方には、迷わずこのBootをお薦めします。
 前日に比べるとかなりリラックスした演奏で、二人に余裕を感じます。
 この日はFriendsの代わりにDancing Daysが演奏されています。

演奏点：★★★★
音質点：★★★★★
希少点：★★★

[Boot CD: Together Again IV/J-R Music］
#42 05/19/95 Coliseum, Oakland, CA

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 このTapeはちょっとこもった音ですが、私が愛聴してる１本です。
 リラックスして安定した演奏で、Robertの声も良く出ています。
 TSRTSでのJimmyのピッキングは1st-Legで１、２を争う軽やかさです。

演奏点：★★★★
音質点：★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★

[Boot CD: 未リリース］
#43 05/20/95 Arena, San Jose, CA


Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 現時点では唯一の全曲サウンドボード音源です。ＦＭ放送されたそうですが、楽器のバランスが
 あまり良くありません。Porlの音が小さく、全体はモニター出力から録音したみたいな感じです。
 演奏はこの時期としては平凡な出来です。
 Robertの声がちょっと枯れてて、ポール・マッカートニーのように聴こえます。
 久々にTSRTSのSoloで、Porlがいつもの音外しをやってます（通算５回目...）。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（CD: Simple Truthより）
希少点：★

[Boot CD: Simple Truth 他多数］
#44 05/23/95 Coliseum, Portland, OR

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Daning Days/Calling To You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog〜Night Flight/Kashmir

 透明感がある良い音です。TaperがDATトレードに応じない事で有名(?)な公演です。
 この日もFriendsの代わりにDancing Daysが演奏されています。
 Black DogのエンディングでRobertがNight Flightを歌いますが、Jimmyはちゃんと弾く事が
 できません。

演奏点：★★★
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#45 05/25/95 Dome, Tacoma, WA


Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No
Quarter/Gallows Pole/When The Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song
Remains the Same/Since I've Been Loving You/Friends/Calling To You〜Dwon By
The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the
Evening//Black Dog/Kashmir

 いやー、このTape、音悪いわ〜(^^;) 最近Bootが出ましたので、そちらをお求め下さい。
 聴きたい人はそちらのルートを探すことをお薦めします。
 演奏はなかなかエキサイティングです。Robertの声も迫力あります。
 SIBLYではJimmyの嵐のような激しい演奏が聴けます。

演奏点：★★★★
音質点：★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: Break on Through/??］
#46 05/26/95 PNE, Vancouver, Canada

Thank You/Bring it on Home/Ramble On/Shake My Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/Nobody's Faults But Mine/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains the Same/Since I've Been Loving You/Dancing Days/Calling To You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 ちょっとアナログっぽい、レンジの狭い音です。
 Robertの声がちょっと枯れていますが、迫力のある歌いかたです。
 演奏は全体的に安定しており、TSRTSではJimmyのピッキングが正確で気持ち良いです。
 SIBLYでは早弾きが見事ですが、フレーズのコンピネーションは今ひとつです。

演奏点：★★★★
音質点：★★★（3rd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］
#47 05/27/95 The Gorge, George, Washington

Immigrant Song Intro〜The Wanton Song/Bring It On Home/Ramble On/Shake my Tree/Lullaby/No Quarter/Gallows Pole/When the Levee Breaks/Hey Hey What Can I Do/The Song Remains The Same/Since I've Been Loving You/Dancing Days/Calling to You〜Down By The Seaside〜Break on Through〜Dazed & Confused/Four Sticks/In the Evening//Black Dog/Kashmir

 さあ、最終公演！長い道のりでした。
 私の持ってるtapeはSBのように近い音で、残響音がほとんどありません。
 Tales of BronなしでDrumsのカウントが入り、Immigrant/Wantonという珍しいパターンです。
 Robertはちょっと声が枯れてますが元気一杯で、有終の美を飾るため頑張っています。
 Shake My Treeのテルミンソロの直前、Robertは呪文のような不思議な言葉を繰り返すのが
 ちょっとブッキ〜です。
 この日はTSRTSを演奏してないとしている資料が多いですが、ちゃんと演奏してます。
 SIBLYはJimmy/Robert共に白熱の演奏です。

演奏点：★★★★
音質点：★★★★（2nd Gen. Underground Tapeより）
希少点：★★★★

[Boot CD: 未リリース］



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