概論 − Australian Tour −
Page/PlantのEast Euro Tour(以降、東欧公演)は、1998年2月21日から3月6日までの14日間に 8回の公演が行われました。 東欧の「元」共産主義諸国でRockが解禁になったのが90年代になってからだそうです。 このため、かの地の音楽ファンにとってはLed ZeppelinもOasisも同じ様に現在形で捉えられて いる、という信じがたい話があります。 そのせいなのでしょうか、本Tourのポスターやチケットにはデカデカと "The Guitar and the Voice of Led Zeppelin" というキャッチフレーズが明記されていました。観客の多くが「ZEPPの再結成」だと信じていた ことは想像に難くありません。 前回Tourではオーケストラ/エジプシャン奏者との合体による壮大華麗な新境地を打ち出した彼 等でしたが、今回はシンプルなロックバンドの形態でのアプローチでした。 DrumsにMichael Lee、BassにCharlie Jonesというのは前回と同じメンバーですが、Keyboard はEd ShearmurからPhil Andrewsにバトンタッチされてます。Philはシングル「Most High」 収録の数曲で、Charlieと共にREMIXを行った人物です。今回のTourではMandolinの他、小形の アコーディオン(手風琴?)も担当し、その多才ぶりを披露しています。 さて、ニューアルバムからの新曲はどのような形で演奏されるのでしょうか? 2年振りのWorld Tourの皮切り、初の東欧公演をお楽しみ下さい。
注:1998年9月13日 ブカレスト公演について、音源が入手できておりません。 入手次第追加いたしますので、それまでの暫定版としてご覧下さい。